「冥王来訪」の感想


 
コメント
『敗戦のくびきから自立できまい』

これがドイツではロシアとウクライナ戦争について、ウクライナヘ軍事援助は遅々として一つ原因、同じ日本にもカンボジアへ人道援助だけ、逆にカンボジアへ軍事援助は中国に任せます。 
作者からの返信
作者からの返信
 
>軍事援助
日独とも今回のウクライナ戦争には及び腰だったのは否めません。
ドイツは直近20年での急速な軍備縮小ということが一番大きいと思いますが、住民感情として反軍運動が日本よりも盛んです。
1968年のドイツの学生運動でそれまであった第二帝政時代やワイマール共和国、第三帝国への憧憬が一気に失われた結果、ドイツでは軍に対する感情が180度変わります。
国民の義務として受け入れていた徴兵制への忌避が始まり、結婚や家庭生活など既存の価値観の否定が一気に広がりました。

逆に日本は戦争から時間がたつほど、かつて過ぎ去った時代への追憶が強くなり、美化された帝国海軍像などが流布された結果や近年増加する災害派遣での陸上自衛隊の活動もあって、自衛隊への国民感情は終戦直後に比してだいぶ緩和されました。

もっとも日本は戦後一貫して東亜の中で志願兵制を取り続けた国でもあり、主要国のG7でも徴兵制度のない国でしたから、特殊な事例の一つでしょう。