「GATE ショッカー 彼の地にて、斯く戦えり」の感想


 
良い点
作者さんの小説いつも楽しませていただいていますこのショッカーゲートの世界に於て史上初の世界統一政府であり世界を統一した唯一にして絶対の正義であり唯一の合法的で正統な政府であるショッカーに背きショッカーが作った完璧で死角がない精密にして緻密で無駄がない統治を行う全知全能のショッカーの大首領様に逆らう逆らう青臭い理想論に毒された惨めで哀れで偽善的諸悪の根源たるテロリスト粛清部隊に俺が作ってほしいといったラディーレーンを反逆者討伐部隊の隊長にしていただいた上にショッカーが世界統一政府になるためのさいだいのしょうへきだった仮面ライダー1号事本郷猛を戦闘員1010号の協力を得て抹殺する事に成功したとはいえ英雄の子孫にしていただいてうれしかったですそれとラディーレーンの人間体である小笠原隊長の苦悩や周りの人間との軋轢やプレッシャーに負けそうになったりいかにショッカーの世界統一のために尽力したとはいえ自らの祖先のことで思い悩む人間的な一面が見えてとてもよかったと思います其れと小笠原隊長の部下として太鼓持ちの部下が出てきてそのことで頭を抱えるシーンが面白かったです



 
悪い点
それとショッカーの統一した世界でショッカー世界における諸種族でアンデットやオルフェノクなどの一部を除くショッカー世界の改造人間を含む全人類の平均寿命も知りたいと思ったのでそれも教えていただけると幸いです。
 
コメント
ショッカー世界で統一的に世界を支配していると思いますが何故偉大なるショッカーに歯向かった反逆者に対して残虐非道で冷徹で悪逆非道な対処を求められる反逆者討伐を呼び粛清部隊で自身の上官に対して太鼓持ちするような人物が出てくるのかが知りたいのでその辺をもう少し教えていただけると幸いですよろしくお願いします 
作者からの返信
作者からの返信
 
感想をくださりありがとうございます。

ショッカー世界の平均寿命ですが種族によってまちまちです。普通の人間なら100歳〜120歳くらいと現実世界と大差ないですが改造人間となると話が違います。
元帝政ロシアで将軍をしていたブラック将軍のように改造の影響で長命になった例も多く、ショッカー創設期のメンバーの多くが未だに現役なため、長寿記録を更新中というのが現状です。
しかし戦闘員は簡易型な為かゆっくりと歳を取っていっています。中には鬼籍に入った者もいます。

なので全人類の平均寿命は計測不能というのが政府の公式見解ですね。



あくまで裏設定ですが…ショッカー世界が人口過剰になったのも生まれてくる人民の数と死んでいく人民の数のバランスが崩壊したのも原因の1つです。
食料自体はサボテグロンやギリーラ等の植物系怪人の能力を応用したり、ゴルゴメスの実を量産するなど幾らでも増産は可能ですが居住地となる土地だけは作り出せません。
そんな中、『門』が開いて帝国軍が来た……というのが諸々の事情です。



太鼓持ちキャラを出した理由ですが小笠原というキャラクターを作る際に『千堂のアンチテーゼ』とも言えるようなキャラ設定にしたかったからです。
部下や先祖に恵まれたのが千堂。
部下にも先祖にも恵まれなかったのが小笠原です。

それを視覚的に分かりやすくする為に登場させたのが太鼓持ちこと伍長です。この先、登場させるかは微妙なところですね……。ある意味、伍長は千堂の副官、加頭と対極にいる男かもしれません。

余談ですが
千堂が銀色の狼男で、人に恵まれた、戦闘員の末裔なら小笠原は黒色の狼男で、周囲との人間関係に悩み、常に英雄の子孫としての資質を求められ続けたショッカーライダーの末裔です。

2人にまだ面識はありませんが彼らの怪人態を作る際にイメージしたのはシャドームーンとブラックサンです。銀色と黒色で同型の怪人ですしね。
両者は住む世界と改造素体さえ違えば平成ライダーや令和ライダーとして活躍できたと思うのですが……そういう意味では千堂も恵まれてませんね。