「非日常なスクールライフ〜ようこそ魔術部へ〜」の感想

緋色の空
緋色の空
 
コメント
己の感情をどう吐き出せばいいか解らず二日が経過、やっと感想書きます。こんにちは。
喜びと切なさとあといろいろでぐちゃぐちゃな緋色の空です。解ってはいたんですけど、でも、うん。

優菜ちゃん、凄く勇気のいることだったんだろうなって思いました。告白自体勇気を出す必要があるだろうに、好きになった相手には何かめっちゃ距離が近い上に周囲からも「お前等まだ付き合ってないの?」って言われるような可愛い女の子がいて、お互い想い合っているようにも見える。先に知り合ったのは自分だけど、それだけじゃ勝てるか解らない子を相手には、ずるくなるしかなかったんだろうなあ……。
約束を破らせるような真似をして、自分の良さを必死にアピールして、相手を蹴落としてでも選んでほしかった。好きになってほしかった。やり方は間違えたかもしれないけど、でもそれだけ晴登君のことが好きなんですよね。いつか幸せになってほしいけど、優菜ちゃんはどうしたら幸せになれるんだろう。

……と湿っぽくなりましたが、今回はそれだけではないので。
結月ちゃんおめでとう!やっと、やっとか!晴登君鈍いからこりゃ長期戦だなと思っていましたが、君達が結ばれてくれて本当に良かったです。
今回の結月ちゃんの「ボクの気持ちは迷惑じゃないかって少し思ってた」との言葉が何か刺さりました。異世界でもこっちの世界でもいろんなところで助けてくれていた晴登君。彼のことが好きだという気持ちに嘘偽りはなくとも、結月ちゃんは容姿といい力といい知識といいどうしても「周りから浮いた子」になってしまう。そんな自分といれば晴登君にも迷惑がかかるかもしれない、自分が彼を想うことで彼を苦しめてしまうかもしれない。好き好き大好き!という強いアピールの裏でそんなこと考えていたりしたのかな……と思ったらしんどくなりました。
君達にも幸せになってほしい……きっとこれからもいろんなことがあるんだろうけど二人で乗り越えていってほしい……。

そして大地君。
びっっっっっくりしました。もう告白していて、しかもフラれているとは。全然そんな気配なかったのに……むしろ「なるほど彼も今回告白か」くらいに思ってたのに……。
彼の何が凄いって、自分はフラれて、好きになった子は自分の昔からの友達のことが好きで、けど自分から見ても優菜ちゃんには勝ち目がなくて、それでも「協力するよ」って言えたことなんですよね。自分の気持ちがこれっぽっちも報われなくたって、好きな子が結ばれて幸せならいいって思えるってことですもんね……大地君いい奴かよ……推します(すぐに推すオタク)。
これ踏まえて林間学校編読み直してみたら、優菜ちゃんを自分達のグループに誘っていたのは「自分が一緒に過ごしたいから」ではなく「晴登君と優菜ちゃんが結ばれるように」だったんだなと気づいて心の底からしんどいです。今回の話誰に注目してもしんどい。

でもって暁君と柊君ですが。
柊君は素直に祝福してるんだな、仲良しの晴登君が結ばれてくれて嬉しいんだろうなってにこにこしました。
が、暁君ですよ。絶対誰か爆発しろって言うと思った!君か!なんというか暁君って「恋とかどうでもいいし恋人作る気もないし誰がどうくっついても別に」みたいなタイプかと思っていましたが、意外とそうでもなさそう……?単純に視界に入るところでいちゃつかれるのが鬱陶しいだけか、自分も恋人ほしいのか。けど考えてみたら暁君、二人とは部活も一緒だからこのカップルを見る機会も多いんですよね……前者だったら気苦労凄そうだし、後者だったら是非暁君のヒロイン爆誕してほしい。何にせよ暁君頑張れ……!

さて。
林間学校編が無事終了したということで、次回からは新章ですね!内容……林間学校前に言ってたアレかな……?
九月のお知らせを気にしつつ、次回以降も楽しみにさせていただきます。


ではでは。




百回目の投稿おめでとうございます!
……つまり私も百回近く感想を書いてきたということか。これからもばしばし「ここ好きです!」「推しです!」と叫び散らしていくんでよろしくお願いします! 
作者からの返信
作者からの返信
 
今回の話は1週間で更新したとはいえ、1週間フルに使って考えた話なので、そこまで読み解いて下さって大変嬉しい限りです。この展開は最初から考えていたことだったので、何とか矛盾を防ぎつつ、ミスリードを誘うことはとても難しかったですね。プロット様々ですよ、いやはや満足。どうも、波羅月です。次回のプロットは知りません()

今回の章を通した感想は、優菜や結月という女の子の気持ちが非常に掴みにくかったということですね。まぁ自分は男ですし。女心なんて微塵もわかりません(真顔)
だから登場人物の機微とかを文字に起こすのが、過去最高に難しかったですね。
あと晴登は晴登で、鈍感とはいえ、どこまで察せるのかを考えることが難しかったです。自分はどちらかと言えば察しのいい方なので、対極の視点が捉えにくいの何の。
とにかく諸々の理由で、今回の章は高難易度でした。これ以上細かいのは書けません(笑)

次に男子組についてですが、まずは大地。こいつは間違いなく、今回の章を通して1番損な立ち回りをしています。そんな行動、普通しませんよ。恐らく、好きな子には幸せになって欲しいという気持ちはもちろんですが、もしかしたら、晴登にちょっと痛い目を見て欲しいという意地悪な気持ちがあったのかもしれませんね。その真意は想像にお任せします。
そして柊君と暁君。柊君は心からの祝福ということで良いでしょうが、暁君は単なる冷やかしですね(断言)
彼は今後だけでなく、今までも2人を見てきました。ようやく結ばれたかってことで、冷やかしの1つくらい言いたくなるってもんですよ、たぶん。

さて、これから晴登と結月が永遠にイチャイチャしてくのを書くのもいいのですが、次の章にも突入しないといけません。内容はもちろんアレです。アレですよアレ。お楽しみに。

それでは、今回も感想ありがとうございました! 毎回励みになっておりますので、今後ともよろしくお願いします!(乞食)