「銀河英雄伝説~其処に有る危機編」の感想

DD13
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ココア閣下が士官学校校長を務める十年の間に、平民のみならず貴族の子弟も薫陶を受け、実力主義が帝国では徹底される。
「戦場では爵位は何の役にも立たない。勝利を保証しないばかりか、旗下の兵、卿ら自身の命も担保されない。頼るは己の力のみである。」
十年たてば、若年ながら領主の座にある者も、政府高官の手前に来る物も少なくない。
薫陶を受けるブラウンシュバイク家やリッテンハイム家の門閥貴族に連なる子弟も一人や二人ではない。
士官学校同窓会が、多くの優れた人材と分厚い人脈を有する勢力となり そのトップにココア閣下が君臨する。(ひょっとすると元帥まで登っているかもしれない。)
軍務次官、統帥本部次長のみならず、国務次官や門閥貴族たちが、ココア閣下の争奪戦を繰り広げることになり、緩やかに帝国は改革されていく。
あれ? ラインハルトは要らない子?ソレハチョットカワイソウ