「銀河英雄伝説~其処に有る危機編」の感想


 
良い点
更新ありがとうございます!
 
コメント
>今の段階でフリードリヒ四世が死んだらどうなるんだ?
>エルヴィン・ヨーゼフ二世が即位するのか?
>その場合ブラウンシュバイク公、リッテンハイム侯は如何する?
>いや周囲の貴族達は? こっちもさっぱり分からん。

んー、帝国の現状である内憂外患(門閥貴族の肥大化と同盟・地球教の脅威)も所与の条件に過ぎないと考えれば
そもそも次の皇帝はブラウンシュバイクかリッテンハイム以外ありえないんですよね……

ココアさんは原作知識が激しく邪魔をしている上に
いわゆる改革派(現状肯定派ではない)なので、この辺をシンプルに考えるのが難しいみたいですが

それが良いとか悪いとかの問題ではなく帝政というシステムである以上、
次に玉座に着くのが、たまたま血筋と権力基盤を兼ね備えたこの二家の『順番』であるというだけで……
帝政というのはこのような形で主権者の世代交代を行うシステムなんだと


あと陛下はやたらと悲観的ですが、おそらくゴールデンバウム王朝もその歴史を紐解いた時、
何の波乱もリスクもなく帝位が移行したケースなんて1,2件あるかないかだと思います
陛下のなすべきは帝位の移行という難題を前に嘆き悲しむことではないし、諦めるなんて以ての外ですよ!w

皇太子の夭折と、更に遡れば陛下自身が棚ボタで帝位を得ており、教育も覚悟もないことが真因なのでしょうけれど
陛下が自ら味わった苦難と同じものを、自らの子や孫達に負わせている
(立太子されて教育を与えられることもなく御令嬢気分のまま)のは皮肉としか言いようがないですね……

本編ではココアさんに「余命一年」と宣告された時、やっと彼は皇帝として立つことができたわけですが
校長編の陛下はどうなるのでしょう?