「銀河英雄伝説~其処に有る危機編」の感想


 
悪い点
第十二話
>一貴族の反乱に正規艦隊を動かすなど卿は何を考えている。それこそ帝国の威信に関わろう
第十三話
>一貴族の反乱に正規艦隊を動かすなど有り得ぬ

 一理はあるけれど、それだと、本編「新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)」百二話で、「司令長官を反乱討伐に出せ」との噂が流れたり「帝国軍宇宙艦隊司令長官エーリッヒ・ヴァレンシュタイン上級大将、五個艦隊を率いマクシミリアン・フォン・カストロプの反乱鎮圧に向かう」と報じられたりしたのに無理が出ます。実際にはシュムーデ艦隊三千隻に任せてヴァレンシュタインは行くふりをしただけの謀略にしても、事実が公表されるまでの間に体面上問題にならないと変です。
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 何かそこに整合性を持たせる別な理窟をつけられますか。