「魔弾の王と戦姫~獅子と黒竜の輪廻曲~」の感想

桐生マラカス
桐生マラカス
 
コメント
最新話読みました!そして感想遅れてごめんなさい!
す、すげぇ……アリファール装備の凱兄ちゃんが強くてカッコイイです!(というかほぼチートです。)
大気を断熱圧縮させて電離気体(プラズマ)を刀身と鞘に纏わせる→宇宙飛行士ならではの発想、凱兄ちゃんなら確かにやりそうですね。そして、翼を模した鍔をソーラーパネル替わりにしてプラズマ照射するとは……かなり無茶をしやがる。(ガオガイガーのプラズマホールドも、その膨大な負荷ゆえに劇場で2回しか使用されなかったのに……)
さらに、大気をマイク代わりにして声を届ける。よく読んでみれば、原作でエレンもミラにそうしていましたね。(5巻の双頭竜戦かな?)
『竜の牙・アリファール』『竜の翼・ヴェルニー』『竜の爪・レイアドモス』『竜の息・メルティーオ』
他に何が出てくるか、すごく楽しみです!

ついに銃が登場して、自分たちの戦う意味を問われる銀の流星軍。今までの戦争は外交の延長でしかなかったのに対し、勝ち負け以外の選択、滅亡が迫られる。
ナヴァール騎士団も、カルヴァドス騎士団も、銃の登場によって仲間を失い、何も対抗できなかった。ものすごく悔しかったのだろうと思いました。
ティッタのセリフが切なくて、ちょっと涙を誘われました。
ティグルがいなくて、バートランを失って、それでもティッタはみんなを不安にさせたくなくて、気丈にしなければならない。泣いてすがれる人が現れて、ティッタは今まで必至でこらえていたんでしょうね。そう考えると、エレンがいないリムも同じ心情なのかなと思いました。
となると、凱兄ちゃんが託されたものは非常に大きいものとなります。
(できれば、このまま本編を続けてほしいです!!!)

今回も総括して面白かったです!
 
作者からの返信
 
感想ありがとうございます!内容濃い感想で恐縮です_(._.)_
アリファール装備はドラクエの『てんくうのつるぎ』をイメージしてます。銀閃の光はどちらかというと『いてつくはどう』に近いイメージですねWWW
銃VS騎士は、かの戦国時代、第六天魔王と武田騎馬軍をイメージしています。『長篠の戦い』による鉄砲が主力となって、これまでの戦いの定義を覆した印象を受けています。
銃と弓は長所と短所が極端に分かれています。ですが、運用次第では時代の脅威となり、撤退する隙さえも奪うことができるのです。それを立証したのが、(独自解釈ですが)織田と武田の『長篠の戦い』だと思っています。
戦争に対する認識のズレ。『このまま互いの戦えば、人間は確実に滅ぶ』というのを先に学び取ったのが、『聖剣の刀鍛冶』側であり『交渉の一手段の為の戦争。兵はいわば消耗品』という考えによるものだと思っています。人一人の生命を大事にする聖剣側と、純粋な人間同士の衝突による魔弾側では、意識のずれがあるのでしょうね。
ティッタは本テーマのキーパーソンとなっています。彼女は以前『理想世界を先導する超越者―アンリミテッド』の一人と、ヴァレンティナは語ったのですが、その片鱗を垣間見るのはもう少し先になります。
凱とティッタのテーマは『力と想いが向かう未来』です。
凱のように力だけでは、守るべき大事な何かに気付くことはできない。
ティッタのように、想いだけでは、違える力を変えることはできない。
凱にとって、望まざる戦いだとしても、時代が求める以上は凱としても戦いの表舞台に立たざるをえないのでしょう。
感想ありがとうございました!