「ソードアート・オンライン -旋律の奏者-」の感想

蕾姫
蕾姫
 
コメント
主人公とヒロインが狂気キャラという異色の作品ですが、楽しく読ませていただきました。掛け合いが軽快でテンポもよく、狂気故の突拍子もなく、飽きることなく読むことができました。キャラの個性がそれぞれ立っており、作品としての文章としてもいいと思います。狂気持ちのキャラは確かに動かし易いですが、ただ、表現しにくいので、もう少し丁寧に表現するとより良くなるとは思いますが。

少々苦言を呈すならば、行動が先行し、表現が追いついていないように感じられました。せっかくの主人公の一人称視点なので、主人公の感情等をもう少し織り込めればよかったと思います。三人称視点ならば十分ですが。あとは好みですが、主人公の脳内会議はいただけませんでした。テンポが悪くなるため、思考するならば文章で。

あとは、人の死に関して軽すぎる、とだけ。私たち小説家は簡単に人を殺せます。物語の中では神にも等しいですからね。ですから、人の死に対して必ず意味を持たせることが肝要だと思います。狂気をテーマにしている以上、過去編をやるでしょうし、そこでは人が多く死ぬでしょうが、その死にどんな意味があったのか、を必ず留意していただきたく思います。

長くなりましたが、ここに感想を書かせていただきました。批判的になってしまいましたが、これもスタイルです、すみません。

ではこの辺で。蕾姫 
作者からの返信
作者からの返信
 
 おお、蕾姫さんから感想を頂けるとは……
 どうも、迷い猫です。
 色々なご指摘は嬉しいものですね。 やはり人の意見が聞けると言うのはとても貴重だと思います。 心からの感謝を。

 さてさて、ご指摘の件ですが、私が努力すれば解決するあれこれについては、精進しますとしか言えませんね。 いやもう、本気で精進します、はい。
 人の死が軽いと言うご指摘に関しましては、蕾姫さんが言っているように過去編で詳しく触れていきますので、それまでは我慢して頂けるとは幸いです。

 これからも狂気全壊(誤字ではない)な2人でお送りする旋律の奏者ですが、暇があったら覗いてくださいね。

 ではでは、迷い猫でしたー