「外伝 銀河英雄伝説~新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)」の感想

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良い点
【外伝 銀河英雄伝説~新たなる潮流 ささやかな願い ~ ユスティーナ ~】
>「君や義父上がいる。私は孤独じゃない。その事に感謝している」
本当に閣下は人誑しです。奥様は本当に幸せ者でいらっしゃる。

 
悪い点
【外伝 銀河英雄伝説~新たなる潮流 ささやかな願い ~ ユスティーナ ~】
奥様、「夫が鞘に収まった短剣」などそんな生易しいものではありません。
M10スカバネットに収められた黒染め刃のM9銃剣です。
閣下は、鉄条網を食い破り、銃に着ければ相手を突き殺す槍となり、鞘からぬけば敵の喉首を掻き切る刃渡り17㎝、重さ400gのずっしりと重く大きな多目的銃剣システムです。
余りの大きさと重さに屈強をもってなる合衆国海兵隊でも使うのを戸惑う代物です。
豪奢な装飾のほどこされた抜き身の短剣であるローエングラム伯は、重く分厚いステンレス刃の銃剣たる閣下の敵ではありません。
 
コメント
【外伝 銀河英雄伝説~新たなる潮流 ささやかな願い ~ ユスティーナ ~】
>【本編 第二百二十六話 安らぎ】“平凡で良い、あれは非凡だが平凡でありたいと願っている。傍に居る妻が非凡では心が休まるまい。せめて家の中だけでもあれの望むものを与えてやろう……”
閣下の明察通りに、一番の狸は陛下です。権力の亡者に堕ちかねないリヒテンラーデ候を誑し込み、ビロードに包まれた鉄の爪たる閣下に一番欲するものを与えて手懐けるとは、只者ではありません。