「SAO─戦士達の物語」の感想

Cor Leonis
Cor Leonis
 
コメント
 まずはコラボ、お疲れ様でした。以前からLINEの方で製作決定を聞かされていた身としては、今回ようやくリョウ君とユミル君(?)の物語を読むことが出来て大満足でした。

 で、内容の感想ですが……まず読み終えた時に思ったのは、リョウ君たちキャラクターの濃さがパネェ! と言うことでした。特にリョウ君。今回は少し厳しめの攻略だったこともあり、いつものように飄々と、こともなげに無茶を貫き通してしまう……というシーンは少なかったように思いますが、その分彼の「想い」や「怒り」、「信念」なんかがひしひしと伝わってくるようでした。普段のヒーローめいた格好良さとは一味違う、どちらかと言うと泥臭い格好良さでしたが、個人的にこういう恰好良さって大好きです。

 そして、もう一人の主役、ユミル君。彼に対しては、素直に「良かった」という感想です。本編では更なる暗闇に引きずりこまれてしまう彼ですが、今回は最後の一筋の希望が潰えてしまう前にリョウ君にすくい上げられて、様々な人たちに助けられながら相棒を蘇らせることができて、本当に良かったと思います。私も、可愛い子が苦しむ姿なんて見たくはないですからね(オイ)。
 で、そんなユミル君ですが……彼について、実は少し残念な、というか気になる点が一つ。
 それは、本編リング・オブ・ハートでユミル君の一番の理解者であった、マーブルさんの影が見えないことです。今回ユミル君はリョウ君のおかげで立ち直ることができましたから、恐らく本編のような邂逅というのは出来ないのであろうことは分かります。でもやっぱり! あれだけユミル君と深い絆を結んだマーブルさんなのですから、別の形でユミル君と出会い、そして親友になっていてほしい! と思ってしまいますし、そういった未来をほんの少しでいいから描写していただきたかった……というのが、正直なところです。(読み直したらありましたね。ハイ。誠に申し訳ございませんでした(土下座))

 さてさて、コラボも終わり、そろそろマザーズロザリオ編も佳境を迎えそうですね。今後とも、リョウ君たちの紡ぐ物語を楽しみにしております。

 ではでは。 
作者からの返信
作者からの返信
 
感想ありがとうございます!すみませんいただいてからずいぶんの経ってしまいまして……

さて、コラボ編の返信となりますが、まずはやたらと長いこちらをお読みいただきありがとうございましたw

今回全体として一人一人を濃くかけたのは、それぞれのキャラクターの登場シーンをはっきりと分けて、一シーンに三人以上のキャラが登場しないよう心掛けていた成果が出ていたようです。

今回のリョウは、まだ後にいうところの「英雄」としての器が完成する前のリョウなので、やや本編よりも弱く設定してあります。しかし、普段僕は結構リョウの「強者」としての設定に甘えて格好良い描写をしている面があるので、それに頼らない、ただ彼個人の芯の強さによる描写でカッコよさを出すという部分を意識的にプッシュして書きました(普段本当に頼り切りなので、結構唸りながら書いてましたよw)
そういう側面もありましたので、彼のああいった面を好意的に受け止めていただけたなら、まさしく、報われた思いですw

ユミルに関しては、僕自身、彼にもう少し明るい運命が会ってもよかったのではない、そういう一心でこのコラボを書き始めたので、同じ考えの方がいてくださるとやはり書いたかいがありますw
ねー、かわいい子はやはり救われるべきだと思うのですよ!(爆)

さて、あ、マーブルさんの件、確認していただけたようで何よりですw
まぁ、ホントはあの一文で「登場した」といい表すのは正直どうかと思いますし、実を言うともっとしっかり描写すべきではないかと思ってはいたのですが……話の構成上、そこで果たして少なくともこの物語内では初登場となるマーブルさんを登場させるべきかという意味でやや迷ったのと、何より、実はあれを書いていたころはまさしく架橋でそれを書き上げるだけの気力が残っていなかったのです……(オイ

次はMR編!いろいろと考えてはいるものの、やはりそれを文章に上げていく大変さに悪戦苦闘しておりますが……頑張ります!

ではっ!!