「乱世の確率事象改変」の感想

noyuedo
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コメント
『道化師は一人、舞台で舞い踊る。狂ったように笑いながら、人の命を奪いながら、自身の心を分かちながら……黒麒麟に戻れない絶望を心に、あの子を掬えない絶望を心に。』掬えない→救えない


以前、一つの外史をループしているから幸せになったとしても始まりに戻される、と言っていましたがこの世界に落ちたときは以前の記憶を持っていませんでした。

ただ、その前の世界ではループしている記憶があるようでしたが、なぜこの世界に落ちたとき以前の記憶が無いのか気になります。 
作者からの返信
作者からの返信
 
ご指摘ありがとうございます。
修正致しました。

では、ご質問に対して作中の説明不足の補足を。

作中で一度ぽろりと零していましたが、第一、第二とは違い、第三適正者の秋斗くんだけは観測者たる腹黒ちゃんから“妲己の尻尾”を与えられて、記憶の継続遮断をされております。
目的としては一人に縛られる、一勢力に縛られる事の無いようにする為です。理性と感情は別ですし……慕った女の子や友達と戦えるかと言われると、そんな簡単には戦えず、感情が世界改変の邪魔をしてしまう事を避ける為に、詳しく話せもしなかったわけです。

世界改変の方法は腹黒ちゃんでさえ分からなかったので、秋斗くんは改変の方法を探る為に“あらゆる勢力の可能性”を確かめようとして始まりの状態で何度も最初から繰り返させる、言い方は悪いですが、モルモットとなっていたとも言えます。

独自設定として、この外史は貂蝉や腹黒ちゃんのような管理者系の直接介入は厳禁となってます。即、壊れます。なので一端外史内に落とすと手助けも何も出来ないわけでして……本編は外史が壊れる寸前の為に弾き出される不測の事態が起こり、話す事が出来た感じです。

本編では改変の方法が漸く分かり、且つ、順調に進んでいます。まだ何が改変なのかは明かせませんが、ご容赦ください。


とりあえずは、秋斗くんだけは他の適正者と違い、思考束縛や妄執を防ぐ為に記憶の継続遮断が行われるようにナニカサレテいた、とだけ。

これからも楽しんで頂けたら幸いです。