「木の葉芽吹きて大樹為す」の感想

explorer
explorer
 
良い点
NARUTO小説で遥か過去から開始と言うのは実に珍しいので新鮮な感じで読めました。
 
コメント
他の方もおっしゃってますけど何でマダラを殺さなかったんですかね。
萌芽時代・抱負編で悪いのはうちはではなく世界なんだと言っているのは理解出来ます。
それで恨みをきっぱり水に流して平和に向かって邁進する、できた人間だなと思いました。

しかし双葉時代に入って大きな木遁忍術を使い同盟に入らなかった敵対している忍を虐殺している主人公が、
何故マダラのみは殺さなかったのか、それが疑問です。
どう考えてもマダラによって千手一族や同盟の忍は大量に殺されているでしょうし、頭領として~とよく言っているのに矛盾してませんかね。
まさか全ての勢力を傘下に収めた訳でもなし、マダラに関しては出てくる戦場全てに出て全ての攻撃を迎撃しているわけでもないでしょうし。
主人公の事を知らない人間から見ると"勢力が極大化したが故に起こる戦場の減少に歯止めをかけるため、わざと生かして維持している"とでも取られないような行動では…。 
作者からの返信
作者からの返信
 
ここも飛ばしてしまった内容なので、詳しくは改稿版になるのですが……。
実はですね木遁を使って云々と書かれていますけど、主人公は『最強』と呼ばれる様になってから殆ど人を殺しておりません。
何故なら強くなれば強くなるだけ、相手を「殺さずに」倒せるようになるからです。

その手助けとなっているのが、一種の反則ともいる自己治癒能力と木遁です。
特に木遁の最大の長所である万能性(木々の根を使っての拘束や攻撃、木遁の花樹界降臨での花粉による強制的な戦闘不能状態などが可能)によって、わざわざ人を殺す事なく戦闘を終了させるだけの力はあります。
実際に萌芽時代のエピローグ、双葉時代・対峙編<前編>などで木遁を使用している場面がありますが、それら全て拘束目的(動けないままでは戦争も何も行えませんし)や相手を驚かせるための奇襲目的(攻撃に紛れての負傷者回収など)です。
同時にそれだけ圧倒的な力を持っていれば相手の心を折り、反抗しようとする心を砕く事だって可能です。
(仮に包丁一本を持たされた状態で、フル装備のターミネーターや百戦錬磨の軍人相手に勝てる気がしますか? 少なくとも自分は絶対に負けると戦う前から分かります)

これ以上書くとネタバレになってしまうので、取り敢えずここまで。(もうちょっと書きたいんですけど、それは文章で表現しなければいけない事ですから)

また対・うちは一族戦において、マダラしか主人公の相手を出来る者がいません。
マダラが柱間を引き付けて相手をしなければ、それこそ木遁を使われてあっという間に決着を付けられかねません(本編内の若葉時代・対峙編<後編>参照)。で、マダラの方も万華鏡を開眼してから一気に強くなりましたので、相手を出来るのは主人公だけになりました。
そのためマダラがそれ以外の千手の者達を殺す機会は、二人の戦闘での巻き添えを食らわない限りは極々僅かなのです。

――と、まあ……こんな具合でいいでしょうか?
こういった事は文章で表現すべきだと考えておりますので、少々お茶を濁した物言いにしてしまったかもしれません。元々この話は改稿版を書き上げるまでのつなぎとしておいているので、そこんところはご了承を。