「銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)」の感想

巨峰国光長十郎
巨峰国光長十郎
 
コメント
ハラポフ中佐の提案 
確かにエリヤの言うとおりあまり効果的ではないですね。26話を思い出してしまいました。
確か同じようにレポートを書かせていた提督も、ほとんどの士官が隙のない面白みのないレポートしか出しませんでした。唯一正面から取り組んだ士官に「貴官は小官の心を分かっている」と言ってましたっけ。
しかし、ハラポフ中佐の尊敬するある提督って、誰なんでしょうね?わかんないや。

査問会の報道について、問題ないって、ものすごく怖いことのような気がします。

旗艦の名前「ゲティスバーグ」は確か、リンカーンの「人民の人民による人民のための政治」という演説がなされた古戦場の名前ですね。トリューニヒト風にいえば「凡人の凡人による凡人のための政治」となりそうです。

歴史が変わっていることについて
ヴェスターラントの虐殺がなかったことで、ラインハルトのトラウマが一個無くなりました。私の記憶が確かならば、生き残りの人物に非難されたことにショックを受け、それを慰めに来たヒルダとあ~んなことやこ~んなことをして、結果ヒルダが皇后に、アレクサンデル・ジークフリート一世が生まれることになりました。でもその出来事がないと?ラインハルトとヒルダは結婚することがあるのか?二人の間にできた子供は、受精のタイミングが違えば、違う人物になる可能性があるし、もしかすると女の子しか生まれない可能性もありそうです。キルヒアイスの死亡も、モブ将官のいがみ合いのせいなので、ラインハルトは罪悪感が原作ほどないかもしれません。もしかするとラインハルトは意外と長生きするかもしれませんね。
さらにはあの虐殺がなかったことで、原作と違って死なずに死んだ日とかその子供から、大政治家や優れた学者が出てくる可能性も・・・。だとすると完全に小説世界から歴史が乖離してしまう可能性が出てきますね。