「魔法少女リリカルなのはStrikerS~赤き弓兵と青の槍兵」の感想

空気椅子
空気椅子
 
悪い点
あまり気にしない人もいるでしょうが、会話文の閉じ括弧前の“。”は余計だと思います。普通の小説の作法だといらないはずなのですが、横書き小説だとこういうものなのでしょうか。かとおもえば“…”“~”などで終わる会話文にはつかなかったりとどういう意図があるのか分かりません。

会話文だけで進行する箇所がちょっと目立ちます。もう少し描写を増やしてみてはどうでしょうか。それか、台本形式と割り切るのであれば頭にキャラ名入れたほうが誰の台詞なのかわかりやすいと思います(今の状態では誰がどの台詞を言っているのか分かりづらいです)。


プロローグの初対面時の場面ですが、普通の女性なら全身青タイツの男が自分を見てニヤニヤしてたらまず嫌悪感を感じそうなものですけど、フェイトの趣味悪すぎませんか。全身青タイツがこの世界では普通だったとしても初対面の男が自分見て笑ってるのに良い印象を抱くと思えないのですが。


ついでにこの後のはやての台詞で、
>(士郎、長身、イケメン、筋肉質といい男の条件もちやからなぁ~。)
とのことですが、一般的な女性の場合、筋肉質がいい男の条件にはならない気がします。どちらかといえばマニアックな部類ではないかと。
この条件なら一応五次バーサーカーが二つ条件を満たしてます(長身と筋肉質)が、彼の内面はともかく外見的にはいい男とは言いづらいかと。ちょっと極端な例ではありますが……。


恋愛の過程をすっ飛ばして惚れちゃってるので、なのはやフェイトが“ちょっと外見の良い男にコロっといっちゃう尻軽”の印象なってしまっています。
恋愛重視でなければこういうのも有りなのかも知れませんが、一応この作品のジャンルが“恋愛”になってるのでちょっとジャンル詐欺っぽいです。相手を好きになるための背景が無いので深みが無くヤダあの人カッコイイ(´∀`*)ポッって感じでどこか軽い。


それと恋愛メインに据えるのなら、はやてが二人のマスターになるよりもそれぞれのカップリング通りの主従にした方が話を作りやすいのでは。
四人同居で専業主夫のエミヤ、ニートのランサー。日常を想像してみると面白そう。
さすがに専業主夫もニートもありえないでしょうが、機動六課に所属するんでも同じ家に住んでる以上イベントは起こしやすいと思います。
 
 
作者からの返信
作者からの返信
 
たしかにもう少し話を濃いめに作ってもよかった感じはします。
一応ですが、なのはもフェイトも今の段階だと『気になっている』というレベルですので、踏み込んだ話はまた作る予定です。
なのはのエミヤへの第一印象は『苦労人?』フェイトのランサーへの第一印象は『なんか怖い』です。
誰のセリフかわからない、というのは改善しておきます。
あと『。』も。
同居イベント、主従に関しては考えてあります。