「ソードアート・オンライン~自由と孤独~」の感想

塩酸
塩酸
 
悪い点
最初の、しょっぱなのページから見事に読む気を削がれますね。
誘拐、ですか。主人公が誘拐され、《自由》に異様に執着するようになる。
上記が主人公の簡単な設定でしょうか。では、塩酸の感想を一つ。
「読ませようとする気持ちが皆無」ですね。SAOの二次創作、それも1ページ目から《身代金目的で誘拐された》とは、中々に挫折しますよ。
SAOの二次創作を書いているのですから、SAOなりの魅せ方というものが有ります。ソードスキルや主人公自身の強さ、ヒロイン。そのような作者様なりの格好良さを魅せつけるシーンで主人公の設定をつらつらと述べるのは読者として読むのを諦めました。惰性で読む気すら奪って行きます。
設定を最初に出してしまってはoutです。物語が進んで行くうちに、徐々に徐々に出して行けば良いのでは?最初に《これ知ってる前提で呼んでね》と言わんばかりの唐突さで誘拐云々と言う辺り、作者様の《作品を読んで欲しい》という気概が欠片も感じられませんでした。
 
コメント
《最初からクライマックス》と呼ばれる技法があります。最初に戦闘シーンを出す事で読者を惹き付けるテクニックですが、そちらを推奨します。作者様なりの主人公の格好良さ、所謂オリジナリティも発揮できますしね。
更新、と言うよりも今一度客観的な目で見て、推敲した方が良いかと。
色々辛口しましたが以上です。物書き同士、一緒に頑張りましょうね。
塩酸でした。