「SAO ~冷厳なる槍使い~」の感想


 
コメント
『ソードスキルについてその1』を読んで少し気になったのですが、アスナとキリトの進退をかけたヒースクリフとのデュエルでキリトが使ったと明言されているソードスキルは開始早々のダブルサーキュラー、決め手として放ちオーバーアシストによって防がれたスターバースト・ストリームだけでなく片手剣スキルの筈のヴォーパル・ストライクを放っています(1巻198ページ)。
今回の仮説に従うとあり得ないことではないでしょうか。
私が思いついたうちの1つは『二刀流スキルと装備している武器スキルは共存可能』、つまりは二刀流スキルと入れ替えたのは片手剣スキルではなく体術スキルだったというもの。もう1つは『二刀流スキルの中には片手剣スキルと同名・同性能のソードスキルが存在する』というものです。前者であれば使用出来る武器スキルは一つだけという前提が崩れ、後者であれば必然性が薄いような気がしてしまうのですがいかがお考えでしょうか。
また1巻80ページでは投剣スキル『シングルシュート』、1巻231ページでは体術スキル『エンブレイサー』を使用しています。これは使用する体術と投剣が武器スキルにセットしていなくても使用できる特殊なスキルという解釈でいいのでしょうか(少なくとも前者については1巻19ページでもそれと思しきソードスキルを使用していると思しき描写があります。キリトの初期段階のスロットは片手用直剣と索敵の筈なのでそもそもスキルをつけていない可能性まで出てきてしまうのですが)。 
作者からの返信
作者からの返信
 
返答が遅れて申し訳ありません!
そして、ご指摘ありがとうございます!

正直に申しまして、私は議論が大好きです。
それが大好きなもののことならなおさら。
長くなりますが張り切って議論していきます!

さて。
まず最初に『第一回ヒスクリvsキリトにて二刀流と片手剣の剣技が一緒に使われている』件について。
これは私の読み込み不足でしたね。申し訳ありません。
しかしこの件につきましてはしっくりくる回答がパッと思いつきませんね……。
ただ、ご提案された二つの意見にもやはり疑問点があります。剣の世界であるSAOにおいて体術スキルは色々な意味(技後強直の隙を埋めるとか、武器がなくなった時の非常用の技とか)でおまけ的なスキルだと思うので、二刀流のような主力の代わりに切り替える必要もないと考えます。恐らく初動作も被らないでしょうし。
後者におきましても、あまり意味があるとは考えられません。せっかくの二刀流装備で一本用の技があるというのもおかしいでしょうし。
一巻のP167に「選択している武器スキルを変更」とありますが、
これは単純に、使用不可にしていた《武器スキル》=二刀流のソードスキルを使用可に《変更》しただけ、という考えなのだったら、別に何も使用不可にしていないので二刀流と同時に片手用直剣の技を使っても不思議ではないのかな、と考えます。
……苦しいですけどねw

そして次に体術と投剣についてですかね。
これはチラッと考察にも載せていたのですが、エキストラスキルは普通のスキルスロットとは別にスロットが増設されます。だからエクストラ専用スロットに体術スキルは入っていたという考えになります。
そして投剣スキルの『シングルシュート』。これも74層時点ではキリトのスロット内に投剣スキルは存在していたと思います。
一層で見せたスキルを無理に解釈するならですが、たいていのMMOには覚える戦技とはべつに、最初から使える様々なモーションが存在します。
たとえば手を振ったり、踊ったり、土下座をしたり。
手に持った物を投げる、というのもそういった数ある共通モーションの一つなのではないでしょうか? 私はそういうふうに解釈をしています。

中途半端ではありますが、今回はここで〆ます。
またご指摘がありましたら宜しくお願いいたします。