「銀河英雄伝説 アンドロイド達が見た魔術師」の感想

雑兵I-13
雑兵I-13
 
良い点
エタっていなくて良かった
 
コメント
銀英本編は技術、教育、人口、経済全てが閉塞、衰退し、天才個人の掌に収まる程度に人類が縮んでからの話でした。この世界は人形師により経済と人口が原作より少し広がり天才個人の掌に収まり切らなくなったそんな感じです。

人形師の影響で才覚だけならラインハルトに匹敵する人材が多く生まれてしまった帝国。銀英本編の艦隊戦の基本は旗艦による集中管理、運営です。コーディネイトされた貴族とアンドロイドが管理するほぼ無人(戦闘妖精搭載)艦隊と大して変わりません。生命維持が少なく済む分、量産が効き安く作れる無人艦隊の方が有利…人形師は意図して作ったのでしょうけど、ラインハルトにとってとことん優しくない世界になっています。
帝国に行った人形師の娘達も彼の遺言を守り、順調に銀河を掻き回しています。人類が彼女たちに管理される日が来るのか、人類が人類圏の主のままでいられるのかそれも楽しみです。