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Justice正輝編 前章 善と悪

作者:斬刄
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2話 介入

夜の道、人が通りそうもないその道に、空中から黒い亀裂が現れ、そこに出て来た二人は、青い甲冑の金髪の少女セイバーと岩谷正輝だった。その二人は凄いスピードで飛んで出てくる。
セイバーの方は、サーヴァントなので着地できたが、

「ちょっ!こんなの聞いてないぞおぉぉぉぉぉっ‼」

正輝の方はそのまま滑って到着した。痛ってーと言った後辺りをキョロキョロ見た。
「此処はどこだ?」
「わかりませんが、その前に魔力反応が二つこちらに来てます。」
セイバーが反応した方向をみると、セイバーより小さいが髪などが似ている少女と耳が変わっている女がこっちに来た。

「貴方が持っているジュエルシードを私達に渡して下さい。」
正輝は驚く以外なにもなかった。
そこにいるのは正真正銘のフェイトテスタロッサとアルフであったことと、正樹がいつの間にかジュエルシードを
持っていることである。

「なぜに…」


セイバーはマスターである正輝の先頭に行き、エクスカリバーを構えていた。
しかし、もしこの世界がリリカルなのはだとしたら、そのアニメで知っているので取引ができるかもしれない。
「セイバーとにかく構えんな…」
「しか(俺が何とかするから、それにあの子達は悪いやつらじゃねえ。任せとけ。)…わかりました」
金髪の少女は黒い杖を構えて、まだ正輝たちに警戒していた。
正輝は持っているジュエルシードをフェイト達に渡そうとするが
「ジュエルシードは渡すその代わり…俺達と協力ってーのはどうだ?」
「えっ?」
フェイトはその一言に驚いた。
渡す代わりに条件として正輝達を彼女らの住んでいる家に住ませてもらうということにした。
「だから住む場所を探している間だけそっちの家にいさせてくれ。」
すると二人は話し合っていた。
「ねえ、フェイトどうする?」
「あの人達の住む場所がないなら私達の所に住ませたい。それにジュエルシードをたくさん集めるなら人が必要だけど…」
彼女達の声は正輝の耳にも届いていた。しかし、話を聞いているとなかなか決まらない。
「とりあえずさあ…


一日そっちに泊まってそれから考えたら良くね?キリがないだろ?」
すると正輝以外の全員が「そうだね(ですね)」と言った。
なおフェイト達の住んでいるマンションに着く時に正輝達は余りにも高くて上を眺めながら驚いていた。
「とりあえず自己紹介からな。
正輝って呼んでくれ。
こっちはサーヴァントのセイバー。よろしく」
「よろしくお願いします。」
「ねえ正輝。サーヴァントってなんだい?」
アルフが正輝に質問をした。
「サーヴァントっつーのは、歴史上または未来で成果を出し、その人間が英霊になり、英霊っつーのはその人間の霊ってワケ。だけど現界出来るのは魔力がないと現界出来ない。まぁセイバーはいつの間にか受肉されてるけどなって…セイバー、服変わってね?」
正輝は私服版になったセイバーに驚いた。
「どうやら魔力で変えられそうです。私が変えられるのは甲冑状態と私服みたいです。」
「じゃ、私の名前はフェイトテスタロッサ。こっちは…」
「使い魔のアルフだよ。」
全員の自己紹介を終えた時、正輝のケータイが鳴った。
「ちょっと外に出るから。あとセイバーも来てくれ。」
その時夜だったために夜の外は寒かった。
携帯の画面に映っていたのは神様だった。
「おう。無事につけたのかのう。」
「何が無事だ。俺は酷い目にあったぞ。」
「まあまあ。とりあえず味方にいるヒロインをハッピーエンドにさせい。」
「はぁ⁇それってどういう…」
そう言って神様によって着信を切られた。
「ちっ…いきなりかよ」
「どうしたのですか?」
セイバーが問いかける。
「味方にいるヒロインをハッピーエンドにさせろって言われた。」
フェイト達に許可を貰った後セイバーにこの物語はアニメで、その原作の末路を言い。セイバーもそのアニメであることを言い驚いたがその事実を受け入れた。
この時もう午後10時であった。

「マジでややこしい…」
正輝は風呂に入りに行った。
セイバーは後からでいいですと言われたのでこうして行っている。
流石にこの時間に9歳が風呂に入る訳が無いと思っていた。

「よし!風呂に入r「えっ⁉」…」

しかし、その考えは目の前にいる濡れたままで全裸の美少女によってぶち壊された。

「いやぁぁぁぁ‼‼」
フェイトはバルディシュを構えサンダースマッシャーを使った。
正輝は攻撃を防ぐため武器を使うが…
「あ…」
部屋において行ったまんまである。
「ぎぃああぁぁぁ!!」
正輝はサンダースマッシャーをモロに喰らい、黒焦げになった。
「正輝‼」
「一体なんなんだい⁉」
後からセイバーが来てくれるが時すでに遅し。
フェイトの方は顔が既に真っ赤であった。
こうして正輝達とフェイト達の(仲の良い?)暮らしが始まる。

「計画ですか。」
「まあな。一応、この先を知っている俺がどう対処するか考えねーと。」
「正輝。風呂についての件。ご愁訴様です。」
「もう言わないでくれ……これ以上はおもいだしてしまう。」
正輝はしぶしぶと用意してくれたベッドに寝た。



*****

正輝の知らない別の場所で他の転生者とこの世界の主人公が邂逅する。
しかも、その転生者は

「私、高町なのは。貴方達の名前は?」




「岩谷嶺」
「三崎 亮だ」

正輝の姉であること。
そして、その隣にいる白髪の赤目の男は、かつては「死の恐怖」と呼ばれた強敵。
彼らと正輝達はこの世界の主人公高町なのはを通して、フェイト側についた正輝たちとはいずれ出会うこととなるに違いなかった。
 
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