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バカとテストと召喚獣~兄と私とFクラス~

作者:ハマT
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第三十四問教師戦の結末

その日の放課後僕達は学園長室に来ていた。今回起きた召喚獣についての説明のためだ。
「今回の原因は召喚システムの不具合によるものだ少し嫌な予感がして修正しようとはしたが少し複雑でな時間がかかって間に合わなかった」
一真からそう説明がある。不具合の内容も説明される。
「不具合は見つかったが大丈夫だと思っていたが教師戦があり急いで間に合わなかったっことか」
「ああ一応報告書は出したがな」
それを一真が告げた瞬間ババァが何かを思い出したような顔をする。もしかして………
「学園長?もしかして知ってて今回の試召戦争を許可したんですか?」
「………忘れてたんだよ」
やっぱりかこのクソババァ!!
「まぁこのまま続けても少しきつかったからなその点では感謝する」
雄二の言うとうりもしあのままだったら負けていたのは僕達だったかもしれない。それについては感謝するしかない。
「今回の件の御詫びにもうすぐ始まる期末テストのでき次第で召喚獣の装備を強化してやろうじゃないかしかも特別にあんたらのほしい武器にしてやろうじゃないか」
このクソババァ反省してないだろ!!まぁでもそれは僕にとっては嬉しい提案でもある。今の貧相な武器を強化できるから。
「私はレイピアからお兄ちゃん見たいな剣が欲しいです」
「ワシは今のままでいいのじゃ」
「ウチも」
「私もです」
「………使いなれた武器がいい」
如月さんだけは武器の変更をしたいみたいだけど他の皆は使いなれた武器がいいらしい。
「俺はメリケンサック以外のまともな武器がほしい」
どうしよう。まともな剣がほしいけど使いなれた武器がいいかもしれない。
「吉井はどうするんだい?」
僕が真剣に考えてるとババァが聞いてくる。まぁいいか。
「出来れば木刀に近い武器で」
これが僕の出した答え。いきなりレイピアとかになったら調子が狂うからね。
「それじゃああんたらの希望道理になるように設定しておくさね」
「あの学園長少し聞きたいことがあるんです」
そういって美波が何かを机の上に置く。何故か美波は戦争の後いつも道理に戻っていた。
「なんさねこれは?」
「…………アクト」
美波の出したビー玉を見た一真が何かを呟く。
「一真知ってるの?」
「ああ時々システム上に変なものが出てくるときがあったんだ。初めて気付いたのは合宿最終日A クラスが覗きに加勢したときだ」
つまり大体一週間前か……
「発見できたのは多分偶然だ俺が参戦の機会を見計らうためにシステムを見ていたときに画面に出てきたからな」
「その時間帯ってたしか明久が覗きについて暑く語ったときじゃな」
そう言えばあの時僕は秀吉に聞かれて覗きについて語ったんだ。もしかしてそれが関係してるのかな?
「まぁ召喚システムは未知のシステム何が起きても可笑しくないって事だ」
「取り合えずこれはあんたが持っていな」
そう言ってババァが美波にアクトを返してその日は帰ることとなった。

「そう言えば期末テストっていつだっけ?」
「再来週ですよ」
「ありがとう姫路さん」
……え? 
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