| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

後悔先に立たず、後に立つべし

作者:天竜光魔
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

10話

 転生して1年が経過し、色々な事がありました。
 まずは、ガジェットを売り出すにいったって、会社名をI・D社ことインフィニティ・デスティニー社に変更し、土木専用のガジェットを売り出しました。
 この会社の名前はジェイルとノエルに感謝を込めてつけました。
 二人がいないと会社が出来なかったと思われるので、ジェイルの無限の欲望という開発コードとノエルの名が運命の女神から付けたことから、無限と運命からインフィニティ・デスティニーと名にすることにしました。
 ガジェットは最初の内は、それ程売れなかったのですが、ブリタニアの軍部が基地の建設に使用したことにより爆発的に売れていき、エリアの租界を造るなどに大量使用され、ガジェットの生産ラインも増設され、工場も3つに増えていきました。
 それなりの規模の会社になり、ブリタニアでの影響力を高めていっているようです。
 それに伴いガジェットも有名なり、模造品も作られたのですが、なぜかいつも暴走事故が起こり、模造品は淘汰されています。
 どこかの科学者は、そのニュースの度に「あの程度のトラップに引っかかるのかね。その程度の技術では私の作品を模すに値しないね。ははははははぁはぁ。」と高笑いしていましたが、原因は不明となっています。
 どこかの科学者は自分の無駄に高い技術を使いトラップを設置して邪魔をしているようです。
 
 二つ目が私の武器が完成したことでしょう。
 そうあれは、半年ほど前のことでした。
 実験の後、4か月の間ほとんどの時間を研究室で過ごし、目が爛々と輝いており、毎日怖いぐらいテンションが高かったのですが、あんな物まで制作しているとは思いませんでしたが。
 完成したとの報告を受けて、ジェイルの研究棟に行ったのですが、足の踏み場もなくになった研究所に2本剣が台座に飾っていました。
 色はグレー、長さは80cmほどの実体剣でした。
 
「ジェイルは居ますか。」
「もう来たのかね。」
「ええ、これからの事を考えたら、どんなことに巻き込まれるか。わかりませんからね。気になっていたんですよ。」
「では、その剣の事を説明するよ。まず、材質はゾル・オリハルコニウムで出来ている。そのままでも、十分な切れ味を誇るが、それでは、ただゾル・オリハルコニウムを加工しただけで芸が無い。そのために、念動力を込める事によりその真価を発揮する。手に取ってみてくれ。」
「わかりました。」

 ジェイルに言われたので手に取ります。

「手に何だかしっくりと馴染みますね。」
「そうかね。そこまで考えていたわけでは無いのだが、念動力を込めてみてくれたまえ。」
「剣に念動力を?。」
「試しにやってくれたまえ。」

 試しに念動力を込めてみると刀身自体にエネルギ緑色のエネルギー纏わり付き、20cmほど伸び100cm程のエメラルドグリーンの刀身に変わりました。

「これは、いったい。」
「君がそのフィールドを収束する事が難しいと言っていたのでね。それを何とかしようと思ってね。あの実験のデータを参考にゾル・オリハルコニウムを調査したのだが、ゾル・オリハルコニウム自体は液体状の金属の事だ。そして、有機高分子の結晶核の状態によって様々な金属結晶に変化する性質を持っているのだが、念動力に反応しやすい結晶状態をやっと発見してね。その結晶状態を元に作り出したのがその剣だよ。だが、初めて試したのだが刀身が伸びるとは思わなかったよ。」
「そうですか。試すことは可能ですか。」
「もちろん。準備は出来ているよ。」
「では、実験室に行きます。」
「良いデータが取れるように頑張ってくれ。」
「わかりました。」

 私はこの時のジェイルが凄く良い笑顔である事に気が付きませんでした。

「くくく、さあもう一つの作品も実験しようか。そのために、彼女達に気が付かれないように気を付けたのだからね。なに彼なら大丈夫だよ。頑丈だからね。では、始めようか統率型電脳頭脳シナプス。」

 私は実験室に入り、待っていました。
 そうすると自動ドアが開き、ガジェットが3体入ってきました。
 そのため、念動力を流し、グレーの刀身からエメラルドグリーンの刀身へ変化させる。

「三体のガジェットは君に対して攻撃を行う。それを撃破してくれたまえ。」
「わかりました。」
「では、開始するよ。」

 その言葉と共にガジェットが私に襲い掛かって来る。
 刀身を下段に構え、コードを私に叩き付けてこようとするガジェットの左側をすり抜けすれ違いざまに横に両断する。
 動きの止まった私にすぐに加速したガジェットが体当たりを仕掛けてこようとする。
 そのガジェットに対して突きの体制をとり、突撃してセンサーになっている部分に剣を突き刺す。
 それだけで、動きを止め倒れる。
 そして、最後のガジェットはコードを展開しながら突っ込んできたので、上段に構えて、そのまま近づいて来たところを振り下ろす。
 そうすると、縦に真っ二つに裂けて残骸になりました。

「凄い切れ味でしたよ。鋼鉄が豆腐のように切れましたから。ジェイルにはいい物を作って貰えました。」
「どうかね。何か問題はあるかね。」
「特にありませんよ。」
「そうかね。次に行くとしよう。」
「いえ、十分に試すことが出来たのでもういいでしょう。」
「いいや、これからが本番だよ。次のガジェットを一体出すよ。」
「一体だけですか。」
「そうだよ。」
「何か物凄く嫌な予感がするのですが、やめてもいいでしょうか。」
「くくくくく、駄目だよ。では逝くよ。」

 そう言うと一体のガジェットが入ってきた。
 形は今までのガジェットと同じ楕円形だが、一回り大きく左右にアームが一つずつ付いていました。
 
「今度は、そのガジェットだよ。そのガジェットは一味違うから注意してくれたまえ。」

 その言葉と共に動き出すガジェットにを横に躱し、先ほどと同じようにすれ違いざまに切ろうとしますが、アームで防がれます。

「固いですね。」
「当然だよ。ゲシュペンストを解析したデータで作った装甲だからそう簡単には切れないよ。」
「そのようですね。」

 ジェイルと言葉を交わした後にガジェットが動き出します。
 反対のアームで殴り掛かってきました。
 それを躱して、アームの付け根を狙い剣を振るいますが、今度は機体を捻り躱します。

(やけに動きがいいですね。それに、さっきのガジェットと違いパワーもありますし、厄介ですね。)

 そんな思考をしながら動き続けます。
 互いに攻撃を躱すか、防ぐかしながら状況を見ていたのですがだんだんとガジェットの動きが良くなり、そんな余裕もなくなっていきます。
 
(まさか、この機体成長しっていっているというのですか。)

 そう思考しながら、ガジェットが突っ込んできたので頭を蹴り距離を取ります。
 そうするとガジェットの動きが停止します。

「ジェイル。このガジェット成長していますね。」
「そのとうりだよ。そのガジェットには、電子頭脳が使われており、あらゆる情報を取り込み蓄積していくことにより成長していく事を考えて制作した。私の自慢の作品だよ。」
「高性能電子頭脳を解析して作ったんですか。」
「そうだね。あれを元にして作り出した。では、紹介しよう統率型シナプスだよ。」
「統率型ですか。」
「そうだよ。私の作り上げた人工知能AIを統括し、運用することがこの子の制作目的だよ。君もアーニャも指揮官にあまりできそうになかったからね。だからと言って、AIだけでは、臨機応変な対応は取れないだろうからね。」
「本音はどうなんですか。」
「もちろん、あの電脳を見て作りたくなったからに決まっているじゃないか。」
「そうですか。十分データは取れたでしょう。これくらいにしませんか。」
「肝心なデータが取れていないよ。」
「どんなですか。」
「もちろん、統率型なのに指揮のデータを取らないといけないだろう。この子の成長が楽しみでね。」
「もしかして、やるんですか。」

 いい笑顔でジェイルは、

「もちろんだよ。」

 と言い5体の同じタイプのガジェットを実験室に入れてきた。

「こっちの身にもなってください。」

 開戦の狼煙は5体のガジェットからのビームだった。
 こちらは、躱すことが出来ずにフィールドで受け止めたが何とか出来たが、その後指揮を執っているシナプス以外が攻撃を仕掛けてきたので迎撃したが、ガジェット自体が頑丈であり、なかなかダメージを与える事が出来ずに何とか1体撃破できたのだが、10分したあたりから連帯がうまく取れるようになり、追い詰められる様になっていった。 

「このままでは、まずいですね。がんじょうですし。」
「それを君が言うかね。いいのを何発も入っているのに倒れないのが凄いよ。それに、君の動きも良くなってきている。」
「こんな事初めてですからね。何とか慣れてきたところです。」
「それは良かった。でも、だいぶん疲れた来たようだが、大丈夫かね。」
「大丈夫じゃなかったらやめてくれますか。」
「駄目だよ。追い込めば、追い込むほどデータが更新されていくからね。」
「そうですか。でも、もう終わりにします。」

 そう言って、一体のガジェットの近くにテレポートする。
 そうして、手で触れて、念動力で衝撃を内部に伝えるとそのガジェットは横に倒れる。
 そのまま、次々に同じ手段で撃破して、最後はシナプスだけとなる。
 
「どうやったのかね。これほどあさりと。」
「内部に衝撃を与えて動作不良にしただけです。もっと早くに気が付いていましたが、シナプスには戦術や連携も学んでもらわないといけなかったので、ここまで付き合いましたが、もう限界なのでおわらせました。」
「これからじゃないか。さらにガジェットを・・・・。」

 言い切る前にジェイルの後ろのドアが開き、ノエルが入ってきて、ジェイルを殴り飛ばし強化ガラスにぶつかります。

「大丈夫ですかご主人様。」
「もう限界なので後を頼みます。」
「わかりました。」

 そう言って、意識を喪失しました。
 その後、私は2日間寝込み、ジェイルはその間ノエルとアーニャにお仕置きを受けていたそうです。
 その時の事を聞くとジェイルは、振るえと冷や汗が止まらなくなるので詳しくは聞いていませんが。
 そして、ゾル・オリハルコニウム自体を元素変換装置でわずかな量ですが変換できるようになりました。
 

 その他にも、ジェイル関係でいろいろありました。
 一か月前にもメギロートの生産コストが減少している為にジェイルを調べると勝手に解析しており、しかも、そこからとある物質を生成していました。
 メギローとには、とある物が使用されている。 
 それは、ズフィルード・クリスタルと呼ばれるもので、自己再生能力、情報解析・共有能力、増殖・吸収・複製創出能力、自己進化能力を持っている。
 そのため、ジェイルがどんなことを仕出かすか心配だったので、解析する事をきんじていたのですが、こちらのスキを見計らって、解析したようでした。
 その上、ズフィルード・クリスタルを基にソフィア・ネート同じようにマシンセルを生成していました。
 そのまま、厳重に封印して空間倉庫に入れました。
 そして、ジェイルはノエルのお仕置きを受けていました。
 それら色々な事がありましたが、これから、I・D社に招待した科学者をこちら側に引き入れないといけません。
 やはり、ジェイル一人ではどうしても手が足りずに科学者の増員が必要になったためです。
 多分、引き入れることはそれはほど難しくないと思われるのですが、心労が心配です。
 さって、これからどうなることでしょうか。
 
 

 
後書き
名前:天王寺 戒
LV:11
PP:35
格闘:170
射撃:152
技量:147
防御:170
回避:183
命中:188
SP:116
性格:冷静(超強気)
エースボーナス:???
成長タイプ:格闘・特殊
空:A
陸:A
海:B
宇:A
精神:偵察1~  
   集中
   ??
   ??
   ??
   ??
スキル:※エヴォリュダー(勇者LV9&底力LV9&戦意高揚)
    ※サイコドライバーLV2(念動力LV10&SP回復)
    ※完全記憶能力
    ※トラブルメーカー
     精神耐性
     ???
GP:105000
TGP:11000
秘密基地(118/129)
迎撃数:1 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧