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魔法少女リリカルなのは 世界を渡りあるく者

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第二章 魔術師と英霊たちとの邂逅 〜冬木 第五次聖杯戦争〜
  ただ休むのは性に合わないよね

遠坂達にはこの間の傷やら披露やらなんやらが治るまでは休んでもいいと言われていたのでお言葉に甘えて休んでようと思う

その間になんかやることもあるらしいし。



さて、そんなこんなで今貸し与えられた自室にいます

休んでろといわれたが.....





暇だ



ただ休んでるだけってのは苦手なことの一つなんだよなぁ....


というわけで久々の修行をしよう(提案)




何をするかと言うとだ、今現在俺には魔術回路がない。正しくは開いていないのだ

ということで開こうと思います

具体的にどうすればいいのか?



そんなもん知らん


ここでっ!



っアカシックレコード〜



検索けんさくぅ!


ーーなう ろーでぃんぐーー




あ、発見(ヒット)


えー、なになに?


「開き方には個人で変わります」


・・・




どうすりゃいいのさああああああああ


俺は頭を抱えて床に膝をついた

これあかんやつじゃね?

くそう.....お?なんか他にもある



「最初は個人のイメージです」



ふむ、イメージねぇ....


魔術回路ーーー

路にも例えることのできるそれを開く


なんだろうな。今までそういうのは戦いの中で直感的に編み出すことしかしてこなかったからなぁ

魔術回路が己の内面にあるのなら、あれを試してみるか


「ふぅ....」


"水面のように....明鏡止水"

心を静ませる

そして、自分の内側へ、深く、さらに深く.....


まずはリンカーコア発見


ここを起点に魔力が通っても問題ない場所を探す


...........1時間経過.........

見つかったのはこれだけか....

計35本、それが見つかった魔術回路の本数だ

今度はそれら一本一本に俺の魔力を通して行く

感覚としては、川に水を流す

イメージは、戦いの準備をする

そうだよ、ここ最近はずっとそうだった。戦う前にはいつもこの言葉があったじゃないか


準備(スタンバイ)ーーー完了(レディ)


その起句を思い浮かべた瞬間、体に魔力が循環した感じがした

一先ずは成功、だな

だが、

「っ!!なんだ?視界が....」

目に痛みが走り、反射で瞬きをした。そして、視界に映る世界が豹変していた

視界の至る所にある線、それを俺は識っていた

死の線、だろう

ずっとこんなんみてたら狂っちまう。なんとかしないと

アカシックレコードを見るがわかったのは悪いニュース

例え目を潰してもダメだ

ならどうする、どうする!?











あ、そうだ。これが見えるのは"直死の魔眼"によるもの

ならば、魔眼を上書きすればいい

すぐさま未来視を発動。そしてオフにした

そうすると、視界は元通りになった









「あーー、疲れたーーーー」

そのままベッドに横になる。疲れたのですこし休憩しようと思ったのだ

「ふわぁ....、このまま...寝ちまうか」

睡魔に襲われた俺はそれに逆らわず、寝た

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「もし僕に自由が許されていたら、色んなところを見て回りたいな」

「?、何処にでもいけるじゃん」

「それはこのゲーム盤のなかでしょう?そうじゃなくてさ、他のカケラにも行って見たいっていうはなしさ」

「ふーん。でもなんで?」

「思い出が沢山欲しいんだ、景色はそれだけで思い出になるからね」

「じゃあさ、いつかどっちかが航海者になったら回るか」

「そうだね。約束だよ?」

「ああ!」

それは、過去の記憶

もうずっと、ずっと昔の話だーーー


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「なんで今更こんな夢見たんだろうな」

起きて、俺の口から不意に言葉が漏れた

さっきの夢は俺がまだ先生に会う前の話だったな

もし、あの時......


「やめだやめ。こんなこと考えても沈む一方だ」

そう思い、俺はベッドから出る

さてどうしようかなと考えていたら、部屋のテーブルの上にメモが置いてあった

『起きたらリビングに来ること』
















「起きたわね」

そこには紅茶を飲みながら紙を見ていたら遠坂がいた

「ああ、よく休ませてもらった。ありがとう」

「いえ、なら明日からは働いてもらうから...と言いたい所だけど明日はある場所に行くわ」

「どこに?」

「着いてからのお楽しみで」

「そういえばそれは?」

ここまで紙から目を離さなかった遠坂だが、ここでやっと目を合わせてくれた

「ん、ああこれね。これは今回の聖杯戦争の相手の資料よ」

そんな便利なものがあるのか

「それがあれば相手の弱点やらなんやらわかると」

「いや、そんな情報は多くないわね」

あ、そうか。魔術師は基本的に技術の秘匿は最優先だからな

「ないよりまし、ってことで読んでるだけよ」

「ふーん。んじゃ俺は自分の部屋に戻るわ」

遠坂は紙に目を戻して、手をヒラヒラと振っていた










さてと、次は何をしようかね

魔術回路を開けたので、魔術の練習をしようと思う

なにかないかなー

アカシックレコードで探してみるが.....

どれに適性あるのか分からん....

またもや八方塞がりである

うーん、なんかいいものないかねぇ....

こればっかしは数打ちゃ当たる戦法位しか思いつかん.....

いや、まてよ。確か"解析"って魔術あったよな

それマスターして、自分解析すればいいんじゃね?








それだ!!!!


ということで解析の修行を始めます


解析とは

ある物のありとあらゆる情報を読み解くものだ

物体としての構造から理念、そして概念情報までもを

当然一度に読み解けば普通は頭がパンクするだろう

だが、その情報を分割して、頭に入れてから統合すれば?

パンクはしないのではないのだろうか

そしてその方法は、ある

分割思考を並列処理させればいけるはず

それでいこう






.........二時間経過.............

とりあえず構造は魔力を流して確認、その他はアカシックレコードで検索で解決した

自室にあるもの全てを解析し終わり、一旦終わりにしようと思い回路を閉じた


一先ずはこれで解析はOKかな


自分の中での納得できる所までできたので今日は良しとしよう

明日は出かけるんだっけか、どこに行くんだろうな

そう思いながら、一日を終えた 
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