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ポケモンの世界にお気に入りのポケモン持って行こう!

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プラターヌ博士登場!新しい進化の可能性!

ポケモンリーグ制覇を目指して旅を続けるジン達は、次のジムのあるヒウンシティへと向かっていた。今は、山のふもとの森を進んでいた。

「んっ~良い天気だな」
「ほんと、良い陽気ね~。良い旅日よりね」
『ZZZ・・・』
「あらら、フリードも陣の頭の上でおねむなのね」
「まあこの陽気だ、解らなくも無いさ」

本日の天気は晴れ、時々曇り。気温は19~20度ほど、とても過ごし易い日となっている。爽やかな風が木々の間を颯爽と駆け巡り、涼しげに感じさせる。

「良い天気だ……」

と呟いた時

「グオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!」

その静けさを木っ端微塵に砕く咆哮が高々にに上がった、それと同時に地面を大きく揺らす轟音が響き渡り、ジン達の近くの山がそれに共鳴するように酷く揺れている。

「うおおおぉぉ!?」
「な、何の!?」
「じ、地震!?」
「っておわぁあああ!!!?皆後ろ後ろ!!!」

ユウヤが大慌てで後ろを指差している、そちらをみてみると、カビゴンの数倍はあろうかという巨岩が猛スピードで転がってきていた!

「み、皆全速力で逃げろ~!!!!」
「「「言わずもがな~!!!」」」

っと脇目も振らずに猛ダッシュで巨岩が走って逃げる4人、巨岩は尚も迫り来る。頭の上で眠ったフリードを大急ぎでボールに戻し、全力疾走!が、巨岩のスピードの方が勝っていて徐々に差は縮まっていく。

「くっそこのままじゃあ全員ペッシャンコだ!ユウヤ、横に飛べっ!!」
「わかったぁぁ!!」
「「え何!?きゃあ!!!」」

ジンはカミツレを、ユウヤはフウロを胸に抱きながら横っ飛びをして茂みへと突っ込んだ。巨岩はそのまま通過し、回避に成功する。

「あ、あっぶねぇ……もう少しでペッチャンコだった……」
「ね、ねえユウヤ…?」
「ああフウロ大丈夫だった……か?」

現在、フウロはユウヤの下、そしてユウヤはフウロに覆いかぶさる形で彼女の顔の近くに手を置き、顔と顔の距離は非常に近い。どう見ても押し倒されてます、本当に有難う御座いました。

「あ、あのいきなり押し倒すなんて……その、心の準備とかが……でも、ユウヤがしたいなら私……」
「あ、ああ………」

二人の顔は更に赤く染まっていく、次第に体温が高くなっていき、互いの吐息が顔に掛かる。それが更に血流を加速させていく、二人はそのまま硬直していたが、少しずつ距離は縮まっていき、互いの唇が触れるまで3cm、2cm、1cmと迫っていき、そして0になり……

「「はいはいラヴコメは終わりにしましょうね~」」
「「いたたたたたたた!?み、耳を引っ張らないで~!!」」

0になりかけた瞬間、ジンとカミツレが二人の耳を引っ張って引き剥がす。

「ったく、何ラヴコメやってんだが」
「全くよ」
「「め、面目無い………」」
「君達~!!」

何処からか自分を呼ぶ声がする、その声はそれほどまでは老けてはいない。少し若さが残っている声だ、すると巨岩が転がってきた方向からギャラドスに乗ってこちらに向かってくる一人の男に気が付いた。

「ギャ、ギャラドス!!?」
「んじゃさっきの声はギャラドスだったのか…」

きょうあくポケモンギャラドス、凶暴な性格で扱いが非常に難しいとされているポケモンの代表格の一角である。そんなギャラドスの上から降りてきたのは青いシャツの上に白衣を纏った服装、かなり整った顔立ちだが顎には無精ひげ、ワカメのような独特な髪型が特徴。

「ごめんね、さっきの落石は僕のせいなんだ。怪我は無いかい?」
「ええ大丈夫です、あっ俺はジンって言います」
「カミツレです」
「ユウヤ」
「フウロです」
「ジン君にカミツレ君、ユウヤ君にフウロ君だね。あっもしかしてエミヤさんとユカリさんの息子さんかい?」

ジンの名前を聞き、そう聞き返すと

「………ええそうです、父さんと母さんの息子です」
「やっぱりね、あの二人は有名だからね。あっ自己紹介が遅れたね、僕の名前はプラターヌ!カロス地方のポケモン博士さ!」
「カロス地方?確か、父さんが昔旅した地方にそんな名前があった気がする」


「いやぁ本当にごめんよ、ギャラドスの調子も見る為に撃ったはかいこうせんが予想以上の破壊力でね」
「いいですよ、俺達怪我してませんし」

そういってくれると助かるというプラターヌ、4人はギャラドスの背に乗りながら山を登っていく。険しい山道だというのにも拘らず、ギャラドスは体をくねらせどんどん山を登っていく。

「にしてもこのギャラドスすげぇな…ロッククライム覚えられないのに自力で登ってるよ」
「僕のギャラドスは水陸両々でね、このぐらいの山ならあっという間さ」

っといっている間にもギャラドスは山の頂上へと到着し体を沈ませて降りやすくしてくれる。5人はギャラドスから降りた。

「よしギャラドス、続きだ」
「ギャアアア」
「続き?」
「うん、僕はこの山からポケモンの進化を促す石があるという噂を聞いてやってきたんだ。僕はポケモンの新しい進化を研究してるんだ」
「新しい…進化?」
「そう、僕はある一定のポケモンに進化の可能性がある事を突き止めたんだ。でもその進化はレベルを上げるだけじゃ駄目なんだ。イーブイみたいに特殊な石が必要みたいなんだ」
「じゃあ、このさっきの落石は」
「そうと、ギャラドス、はかいこうせん!!」

そう指示をするとギャラドスは口にエネルギーを蓄積させ、それを開放し山肌へとぶつけた。はかいこうせんはその名の通り山肌を掘削、嫌、粉々に砕きながら掘り進んでいく。そして、ギャラドスはこうせんを止めると、崩した山肌へと頭を突っ込み、何かを見つけたのか、からだをくねらせながら更に奥へと入っていく。

「何か見つけたみたいだね」

ギャラドスが頭を出すと口の中に虹色に輝く美しい石が3つあった。

「おおっこれだ!!良くやったぞギャラドス!」
「それが進化に必要な石なんですか?」
「ああこれだ!これで研究が進む!!」

クリスマスプレゼントを貰った子供のようにはしゃぐプラターヌ、が彼は石の一つをジン達に差し出した。

「どうぞ」
「え!?良いんですか!?」
「勿論さ、さっきのお詫びとしては相応しくないかもしれないけど、受け取ってくれないかな?」
「いえいえ、十分ですよ!!」

そういって受け取ろうとするが、

「もーらい!!」
「あっこらユウヤ!!」
「へへへ、良いじゃん良いじゃん!んじゃ!!」

そういって去ろうとするユウヤ、それを追いかけるフウロ。

「ったくしょうがないな」
「すいませんプラターヌ博士」
「良いんだよ、それより彼はどんなポケモンを持っているんだい?」
「えっと、ウィンディ、ジャノビー、ガブリアスにアブソルそれに……」
「ガブリアスにアブソル!?その2匹、新しい進化の可能性があるよ!!」

そう興奮するプラターヌ

「ええ!?本当ですか!?」
「ああ!!まだギャラドスとガブリアスにアブソルしか出来るとしか解ってないけど、確実だよ!」
「んじゃユウヤに伝えるしかないわね」
「ああ!!」
「ついでにもう一個もって行くといい、もしかしたら進化するかも!」
「有難う御座います!出てこいゴルザ!!行くぞカミツレ!!」
「うん!!」

ゴルザの背に飛び乗り、空から二人を追うジンとカミツレ

「それじゃあ博士お元気で~!」
「さようなら~!!」
「ああ~、気をつけて旅をするんだよ~!!!」

新しい進化の可能性を秘めて石を手に入れたユウヤ!それは、本当にガブリアスとアブソルが進化するのだろうか?まだ、解らない事ばかりだけど、ポケモンリーグを目指す旅はまだまだ続く、続くったら続く!!

to be continued・・・  
 

 
後書き
ヒウンシティに到着よ!早速ジム戦ね!!
げっ!?ここって地面タイプなの!?私にとって最悪じゃない!?
負けるもんですか!ジンの妻は私なんだから!!

次回、ポケモンの世界にお気に入りのポケモン持って行こう!

激闘女の戦い!

カ「皆もポケモンゲットで、Nice smile!!」  
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