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嘘のようで本当の自衛隊体験

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行軍 前編

 
前書き
長らくお待たせしてしまい申し訳ありません
更新が遅れた理由は後ほど説明させていただきます 

 
さて今も昔も変わらない軍隊の移動方法
それが行軍です
現在では歩兵の機械化が進んでおり装甲車等での移動がほとんどですが未だに行軍は健在です(笑)

アメリカ陸軍や海兵隊も歩きます

自衛隊(特に普通科)も歩きます
前期教育では10kmと25km行軍があります

30キロ近くの荷物を背負い銃を肩に掛けて延々と歩きます

お察しの通り
今回は行軍の話になります








作者は行軍と聞くとレンジャーを思い出します(笑)

何キロもある道なき道を進み

食事は1日1食
1人分の食事を2人で分け

すねを負傷すると教官・助教から

「レンジャー トリアージ!
これは何だ?
負傷か?」

「レンジャー!!」

「違うのか?」

傷口を触られる

「負傷ではありません!!」
内心(イタタタタタタタタ!!)

「ほほう
本当に負傷じゃないんだな?」

さらに傷口を触られる

「レンジャー!!」
内心(だから痛いって!!
イダダダダダダダダ!!)

塩を取り出す
教官・助教

「負傷でないなら塩を塗っても大丈夫だよな?」

「レンジャー!!」
内心(え?ちょっと待って!
それはアカンて!!
しゃれんならんから!!











ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!)

必死に涙と悲鳴を堪える作者を見た教官・助教は

「どうした?
顔がひきつってるぞ?
まさか痛いのか?
やっぱり負傷か?
リタイアするか?」

「レンジャー!!」(若干涙声)

「んん?
何で震えてるんだ?」

「レンジャー!!」(8割涙声)

「声が変だな!
体が震えてるんだよ!!
リタイアするか!?」

「レンジャー!!」(やけくそ)

( ̄ー ̄)ニヤリッ
嫌な笑顔をする教官・助教

「そうかそうか
負傷じゃないんだな?
もう少し塩を塗るか」

(もうやめてー!!
トリアージのライフはもうゼロだから!!
永遠のZEROだから!!

OHANASHIでもOSEKKYOUでも何でも受けるから!!
管理局の白い悪魔の砲撃を零距離で受けてもいいから!!
それだけは
それだけはご勘弁を?

を? お?







おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!)







相当脱線しましたが元に戻します
普通科の場合50km行軍が普通なので10km25kmはお散歩レベルです(笑)

しかし
入隊したての人は違います
高校や大学を出たばかりだったり
就職して働いていた人もいた訳で
つまり

車や自転車での移動が、ほとんどだった為に
長い距離を歩く事に慣れていません
なので短い距離で慣らします


10キロ行軍については特に面白いエピソードが無いので
割愛させていただきます
どうかご了承くださいm(__)m



25キロ行軍に備えて外出した時に必要な物を揃えます

まずは水
2リットルのペットボトルを2本

次に防水の為にジップロックを必要数

等々 買い揃えます

駐屯地に戻り居室に入ると作者しかいませんでした
半長靴磨きとアイロンを終わらせ
25キロ行軍で使用する背嚢(はいのう)の中身を作ります

まずは予備の迷彩服を綺麗にたたみジップロックに入れます
この時 上衣とズボンを別々にしてもいいです

ここでトリアージのワンポイントアドバイス(*`Д´)ノ!!!

ジップロックに入れたら必ず中の空気を全て抜き真空にしましょう
最近では簡単に空気が抜けるジップロックもあるので活用してください
その理由は後のお楽しみにさせていただきます(* ̄∇ ̄)ノ

下着類も同様に防水処置をして背嚢の中へ
ペットボトルについてはビニール袋に入れ
口を縛って同じく背嚢の中へ

あとは飯ごう・携帯シャベルを背嚢に装着すれば完成です
一仕事を終えた作者が本を読もうとした時でした

「もう背嚢を作ったんか?
早いな」

いつの間にやら班長が部屋に入って来ておりましたΣ(゜Д゜)

「はっ班長!! いつからおられたので
ありましょうか!?」

「トリアージ 日本語がおかしいぞ」

冷静にツッコミをいれつつ班長は私の背嚢を点検します

「初めてにしては、よく出来てる
・・・(*´ω`*) 」

(ヤバイあの顔は何か企んでる( ̄▽ ̄;))

そう思った時には、もう逃げられませんでした

「トリアージ~(  ̄▽ ̄)
是非ともお前に任せたい任務があるんだが…
引き受けてくれるよな~(* ̄∇ ̄)ノ」

あぁ神よ
あなたはいつフラグを建てたのですか?

当然 断る事は出来ず引き受けるしかありませんでした



後半へ続く






次回予告的な何か

次週明らかになるトリアージが引き受けた任務とは?
そして彼らに降りかかる最大の難関とは?
次週

行軍 後編

お楽しみ 
 

 
後書き
長らくお待たせしてしまい大変申し訳ありませんm(__)m

地道に執筆活動は続けて参りますので
どうぞ よろしくお願いいたします 
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