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蒼の使い魔は悪魔で召喚魔剣士

作者:蒼鈴六花
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追尾とモノシフト

今回はシリアス?なバトルになってしまいました。

なんだか書いてたら少しグロいと思ったのでタグにR15を入れました。一応文章を少し直してグロさを減らしています。

後、今回はディスガイア要素やっと入れられました。FFT要素も。


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神を殴り飛ばした後、サハギンと戦っていた場所に戻った。

俺は、ワイヴァーンを召喚してすぐにサイト達を追いかけ始めた。

その後すぐに船を発見し他のだが、サイト達の乗る船に他の船が近づいていきなり大砲を1発撃った。でもそれは脅しでサイト達の船には当たらなかった。

「あの船、空賊かなにかか?」

ワイヴァーンに2隻の船に気付かれない程度に距離を置いて飛ぶように言ってあるため、かなり船とは距離がある。
忍び込むのもいいが、ここは離れてテレビーで様子を見ることにした。

テレビーに空賊と思われる船の内部を映してもらうと、空賊とは思えない金髪の若者が映っていた。
そしてその若者がかつらや眼帯をつけて変装を始めた。

「ある程度高貴で、そして身分を隠す必要がある人物のようだな」

どうも空賊じゃなさそうだな……一応調べるが、さっきの青年は何かの書類で書いてあった容姿と似ているような……はて、何の書類だったかな。

確か、アルビオン関係の書類だったような……あ、王子についてだ。
ん?なんでアルビオンについて書かれた書類があるかって?近々戦争が始まりそうだったのでな、国の情報を一応集めておいた。
誰が調べてるって?手しt……協力者の人に調べてもらっている。
まぁ、書類のことはこれくらいにしておいて……

「それにしても、あれがアルビオンの王子か」

あの青年がアルビオンの王子なら、サイト達は大丈夫だろう。
さて、俺は何をするかな……
そう思った時だった。

後ろから何かの気配を感じた。

「ワイヴァーン!横に避けろ!」

悪い予感がしたのでワイヴァーンに回避するように言う。
すると後ろから火球が飛んできた。
間一髪だったが回避に成功する。そして火球が飛んできた方を見ると、そこには。

「火竜か……?それにしてはでかいな」

りっぱな赤い鱗、硬く鋭そうな爪を持つワイヴァーンより二回りはでかい巨大な竜だった。
相手はなぜかこちらを殺す気まんまんといった感じで火球を吐いてくる。
ワイヴァーンはそれを器用に避けていく。

「それにしても、なぜあんな巨大な火竜がこんなとこにいるんだ」

とりあえずワイヴァーンには回避を優先してもらい、俺は魔法で攻撃することにした。

「唸れ烈風、大気の刃よ、切り刻め、タービュランス」

火竜の下に風が渦巻き、上から風の槍が落ちる。だが、風の槍は火竜の鱗に当たっても傷一つつけることはできなかった。

続けて詠唱を開始する。

「慈悲深き氷霊にて、清冽なる棺に眠れ、フリジットコフィン」

火竜の周りに冷気が集まり、上から氷の剣が落ちてきて火竜に当たるがそれでも傷をつけられない。

「どんだけ硬いんだあの鱗」

今まで魔法が通じない相手はいなかったが、あの竜には傷一つつけられない。
あの鱗に当たった瞬間、魔法が打ち消される感じだ……もしかしたら魔法無効化の効果があるのかもしれない。

そうなると、魔法以外で倒さないといけない。召喚獣を召喚するのもいいが、あの鱗を突破できそうな強力なもので、空を飛べるやつとなると数は限られてくる。Sランクの召喚獣じゃないとまず無理そうだ。
FFTの召喚獣を使うか……でも、あれはトドメ用だな……

そういえばモノシフトを使えるようになってたんだったか、試してなかったし良い機会かもしれない。
よし、そうと決まれば。

あの時、体の中に入り込んだ赤い魔石に意識を集中する。魔力を使う感じでやってみたが、手ごたえはあった。

俺の体から赤い光があふれ出していく、そして光が一瞬強くなってから消えると魔石の守護者と似たような姿になっていた。

若干鎧のデザインが違うのと(額当ては変わらなかった)、マフラーが消えずに残っていた。
どうやら成功したらしい。

念じると弓がでてくる。なんとなく能力の使い方が分かるのは体内の魔石の影響か……
まぁとりあえず攻撃するか、ワイヴァーンがさっきからずっと俺を落とさないように攻撃を回避してるし。

「ライデンミサイル、続けてスプラインアロー」

弓に雷が集まって球体になり、火竜に向かって撃ちだされる。そして次に四つの青い光の矢が撃ちだされた。(スプラインアローが前と違うのは使われたシリーズが違うから)

「グオオオオオオオオオオオ!!」

火竜に攻撃が当たったとたん火竜は吼えた。
どうやらダメージが与えられたようだ。

俺は弓を消し、今度は銃を取り出す。どうやら自分の使える武器ならどれでも出せるようだ。

「三連星射」

三連続で銃を撃つ。1回目で鱗に罅をいれ、2回目で鱗を壊し、3回目で鱗のなくなった部分を撃ち抜いた。

「グギャアアアアアアア!!!」

次は銃を消し、斧を取り出す。

「ブーメランアクス」

斧を思いっきり投げ飛ばすとものすごい勢いで回転しながら火竜を斬りつけてこちらに戻ってくる。
火竜は吼えながら若干ふらついたもののすぐに体勢を立て直し、怒りの咆哮をあげると火竜の周りを炎が漂い始め、その炎がこちらに向かってどんどん飛んで来る。

「こんなことも出来たのか……!」

俺は武器を槍に持ち替え、ワイヴァーンに簡単にこれからする事を伝えて、翼を出してワイヴァーンから飛び立ち炎を避けながら火竜の上空に行く。

「飛雷針」

槍を火竜の背中に投げつけ、槍が火竜に刺さったとたん槍に雷が落ちて火竜は感電した。
俺は雷が落ちた瞬間羽ばたくのをやめ、槍を消してドリルを出し、落ちながら力を溜めていく。

「行くぞ!」

火竜は落ちてくる俺を避けようとスピードを上げたが、まだ当たる。

「ぶち抜け!!」

ドリルが鱗に当たった瞬間火花が飛び散る。そして鱗を破壊して、抉れていき火竜にダメージを与えていく。

「ギャオオオオオオオオオオ!!!!」

火竜は悲鳴のように吼える。だがその間にも攻撃は続き、貫通した。
だが、急所は外れた。そのためかまだ火竜は飛んで攻撃を続けてくる。
すごい生命力……貫通した所を炎で焼ききり血を止めてるところを見ても、知能も高そうだ。

俺は飛びながら次の攻撃の準備をする。その間はワイヴァーンが火竜を牽制してくれている。

だが火竜に変化が起き、炎がワイヴァーンと俺に向かって意思があるかのように追ってくるようになった。
進化しているんだろうか?だとすると早めに決着をつけたほうが良さそうだ。

俺は剣を取り出し、火竜から距離を置きながら剣に力を込める。

「超次元斬」

マッハはつかない。少しアレンジした。(ファントムブレ○ブの技ではないです)

剣から青い光があふれ出し、巨大な光の剣になる。それを思いっきり水平に振った。
光の剣は火竜の手足を斬り裂いた。

火竜は悲痛な声で叫ぶ。

「今、楽にしてやるよ」

俺はワイヴァーンに遠くに離れるように伝えてからモノシフトを解除し。

「森羅万象の翁 汝の審判を仰ぐ、ラムウ」

火竜上空に光が集まりはじけたと思ったらそこには、長い髭を生やし、赤い杖を持った老人が佇んでいた。

老人……ラムウは、空中でもがいている火竜に杖を向けると、杖の先に光が集まったと思ったとたん、雷が杖からあふれ出し辺りが雷の光で白く見えなくなる。

雷が治まると、ラムウの姿は消えていて火竜は黒く炭化して落ちていく所だった。

「少しやりすぎたかな」

火竜の最後を見届けた後、自分を見ると血だらけだった。
ドリルで貫通した時についたものだ。

「穢れなき汝の清浄を彼の者に与えん、スプラッシュ」

俺の上に水の球体ができ、水の球体から水が流れ出て俺にかかる。バケツをひっくり返す以上の水の量がかかるが、そのおかげで大分血をおとせた。

普通そんなんじゃ血は落ちないって?魔法で出来た水だからおちたんじゃないか?
後、スプラッシュは攻撃用魔法だが、こんな使い道もある。(召喚獣たちの水遊びや体を洗ってやる時に重宝する)

その後、ウィンドで体を乾かしてワイヴァーンを呼び戻し背中に乗った。

それにしても、あの火竜はなんだったのか……
普通の火竜とは明らかに違っていた。またあの神の仕業だろうか?
さすがに殴り飛ばした直後にまたなにかしでかすなんてあの神でもやるかどうか…やりかねんな、あの神なら。
でも、あの火竜いきなり攻撃してきたし……調べるべきか……

そう考えつつ、再びサイト達を追うことにした。



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書いててドリルってエグイ武器だと思いました。あれは生物に使う武器じゃないですね…
とあるロボ好きの人物にそのことを言ってみたら「お前ゲッターを見てみろ」と言われました。ゲッターは名前しか知らないです。ドリルが出てくるらしいのですが…ロボものはドリル出てくる作品多そうなのになぜゲッター?

っと後書きで雑談みたいなこと書いてしまいましたが、とりあえずこの小説はR15?になりました。(ドリルのせい?)と言っても基本は全年齢のはず…

では、誤字・脱字・感想・アドバイス等をお待ちしております。
 
 

 
後書き
クラフトをやってるとどうやって鍛冶師がドリル作れるのか疑問に思うけど、思ってはいけないんですね…… 
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