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蒼の使い魔は悪魔で召喚魔剣士

作者:蒼鈴六花
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港町ラ・ロシェール

ルイズの部屋に王女が来て話をしているのをタバサの部屋近く、屋根の上でテレビーに映してもらい様子を見る。王女の唇にキスをするサイトに呆れながら、この様子じゃ明日の鍛錬はできないな……と考えたりしてると話が終わった。

それからタバサの部屋に静かに戻ったのだが、タバサは起きていて。

「どこに行ってたの?」

「少し屋根の上で月見していた」

「そう」

それで会話は終わり、二人ともそれぞれ寝ることにした。



早朝
まだ、タバサもシルフィードも来ていない時間帯。
朝の鍛錬をしているとサイトが走ってきて。

「すみませんアルさん!今日は鍛錬できそうにないです……」

「王女に頼まれごとでもされたか?」

「!?なんでそれを!!」

サイトは何で知ってるんだ!と言った感じで驚いてる。

「なんだ、ほんとだったのか」

「冗談だったんですか!!」

さらに驚いた顔をするサイト、表情が豊かなやつだ。

「いや、冗談も混じってはいるが、昨日の夜に王女らしき人影が女子寮に向かうのを見てな」

「あのー、このことは秘密に……」

「仕方ないな」

「ありがとうございます!」

そう言ってサイトは走り去って行った。

その後は鍛錬をやめて少し体を動かした後、タバサの部屋に戻った。

少したった後、キュルケが部屋に押しかけてきて。

「お願いタバサ!」

「……」

キュルケの説得が始まり。

「で、どうするんだ?タバサ」

「……」

タバサは窓に近づき口笛を吹く、それを聞いたシルフィードがすぐに窓の近くまで来る。

「ありがとうタバサ!さすが私の親友!」

タバサにキュルケが抱きつく。

「ほら、追いかけるんじゃないのか?」

「そうね、急ぎましょ」

3人でシルフィードに乗りサイト達を追った。



サイト達はかなり飛ばしているのか、なかなか追いつかない。

「シルフィードでも追いつかないなんて、よっぽど急いでるのね。これは絶対なにかあるわ!」

キュルケがそう言う中、タバサはもくもくと読書、俺は武器の手入れをしている。

「もう、ノリが悪いわね」

「まぁ、サイト達が急いでるっていってもこっちは風竜のシルフィードに乗ってるからな、そのうち追いつくだろう」

「きゅい」

シルフィードが答えてスピードを上げ始めた。

「シルフィード、後でばてないか?」

「きゅい」

大丈夫らしい、追いつくまでやれることするか。
そして武器の手入れに戻る俺を見てキュルケは髪を整えたりし始め、タバサは相変わらず読書をしていた。



そして夜になってようやくサイト達に追いついた。
ちょうどサイト達が襲われえていた。
サイト達を襲っていた賊がこちらに弓を放ってくるが。

「ウィンド」

俺の魔法で地面に落ちていき、タバサが小型の竜巻を魔法で作り崖の上にいた賊の男達を吹き飛ばす。

下ではサイト達は驚いており、ルイズが叫ぶ。

「シルフィード!」

シルフィードが地面に下りると同時にキュルケは飛び降りる。

「お待たせ」

ルイズもグリフォンから飛び降りた。

「お待たせじゃないわよ!何しにきたのよ!」

「助けに来てあげたんじゃないの。朝方、窓から見てたらあんた達が馬に乗って出かけようとしてるもんだから、急いでタバサを呼んで後をつけたのよ」

そう、キュルケとルイズが話している中、サイトがきた。

「先に言っておくが俺は何も言ってないぞ」

「キュルケですね」

「人の目なんてどこにあるのかわからないしな。それと元気がなさそうだなサイト」

「っえ!それはその……」

『それは旦那。相棒がしっt』

デルフリンガーが何か言う前に鞘にしまうサイト。
俺はルイズを見るともじもじと困ったようにワルドを見ている。

「なるほどな」

「!?」

サイトが驚愕の表情で見てくる。よく驚くな。
それから俺はギーシュのところに行く。

「ギーシュ。それは、尋問とは言わないぞ?そんなんじゃこいつら嘘をつくだしな」

「え?」

俺は賊と向かい合う。すると賊の一人が俺のことに気付き。

「こ、こいつ噂のあkへぶっ!!」

見えないくらいの速さで賊の腹に蹴りをいれ黙らせる。
ギーシュは青ざめてそれを見ている。

「あ、あのアルさん?さっきこいつ何か言いかけて……」

「ん?空耳だろう」

「……」

「さて、お前ら。ちょっとお話しようか」



そういうアルさんの顔は邪悪な笑みが浮かんでいて、僕は青ざめながら賊に同情した。
その表情だけでガクガクぶるぶると震え始めた賊たちは顔を真っ青にしていた。
森の奥にアルさんに連れて行かれると森から複数のこの世のものとは思えない悲鳴が聞こえてきた。Byギーシュ

後に見つかったギーシュの日記にはこう記されていたらしい。
この出来事は彼の中でトラウマとなった。

それから、アルが一人で帰ってきた。なんだかすごいご機嫌だ。

ギーシュが恐る恐ると言った感じで聞いてみる。

「あ、あの?アルさん賊はどうしたんですか?」

「あいつらなら、解放してやったよ」

「逃がしたんですか!?」

「ただ逃がしただけじゃないぞ、俺がそんなことすると思うか?」

ぶんぶんと首を横に振るギーシュ。

「どうやら、相手は何か女に金貨渡されて依頼されたといっていた。だがそのことを皆に言うなよ。ただの物取りとでも言っておけ」

「わかりました!」

逆らってはいけないとギーシュは疑問を持つことを放棄したらしい。でも他の疑問があった。

「なんだか、嬉しそうですね……」

「最近困っていた実験d、協力者ができてな。おかげで色々と助かる」

「は、はは。それはよかったですね……」

「さぁ、皆のとこに戻るぞ」

そして俺達は皆の所に戻り、港町ラ・ロシェールを目指した。





これは物語とは関係のないところの一つの話。

のちに見つかったとある男の日記にて。

赤いマフラーをした悪魔に捕まると逃げることはできない。

どこにいようが、そこに現われ、最後には捕まる。

そして捕まったが最後……これは記すことすらはばかられる。

と書かれていたらしい。

日記を書いた男の最後は寿命で安らかに死んだ。
こんな日記を書いておきつつなぜそんな死に方をしたのか、男の身近な人物はそろって首を傾げたという。

生前その日記を見たものがそのことを聞くと顔を真っ青にしたことからふざけて書いたものではないらしい。

その日記は現在男の家族が保管しているようだ。
男の遺言で、この日記は受け継いでいってくれとあまりにも真剣に言ったという。
以来受け継がれてるらしい。



??? SIDE

暗闇の中

「まさかこんな日記が残されてるとは……まぁいいか。困るわけでもないしな」

そっと日記を元に戻し、近くの窓から飛び去っていった。



SIDE OUT





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なにやら日記が・・・???で隠す意味はないけど一応。
未来はどうなってるのやら

文章量が少なくなってきてるような・・・

では、誤字・脱字・感想・アドバイス等お待ちしております。


 
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