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東方魔法録~Witches fell in love with him.

作者:枝瀬 景
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12.5 補足+鍛練~About Nine Star Ki + "Necessary chance".

えー、今回は説明話+何時もより短めのお話です。
ストーリー中で明希の魔法を紹介できたらなーとか思っていたけど無計画が祟って今のタイミングじゃないと紹介出来なくなりました。面目ない…。では、早速明希の魔法について。

明希の魔法は日本で古来から存在する九星気学、又は九星術と呼ばれる、占いに使われたりする九星をベースとしています。

九星一覧

一白水星〔水〕
二黒土星〔大地〕
三碧木星〔雷〕
四緑木星〔風〕
五黄土星〔砂漠〕
六白金星〔天〕
七赤金星〔湖〕
八白土星〔山〕
九紫火星〔火〕

左側が星の名前。〔 〕中がその星を象徴する属性です。象徴は諸説ありますがこの物語ではこの属性で行きたいと思います。特に七赤金星とかどうしよう…まあ、何とかなるか…
9 約束~Witch fell in love with him.で明希が使ったのは三碧木星と四緑木星の雷と風です。
これでパッと思いつくスペルは『四緑「木星の気流」』『三碧「木星の霹靂」』とかですかね?今度良く考えておきます。

何でこんなものにしたかと、ぶっちゃけ明希に雷属性と風属性をつけたかっただけです。そしてパチュリーみたいに火、水、木、金、土、日、月で一週間と言う風に、それに似たものはないかなーと探していたら九星術にたどり着きました。
パチュリーの術の基礎は五行だそうで、九星術も五行が関係しているので、幼馴染みの明希にピッタリだとも思いました。
以上で明希の魔法について説明を終わります。あ、後、
明希とパチュリーは既に空を飛べます!

現在のキャラクター確認

ええっとですね。作者の描写力が不足していてあれ?こいつ誰?とか、こんな性格だったっけ?とかなっていらっしゃるかも知れないのでここで一端確認を。

主人公・明希・ヘルフィ・水原

……はい!厨二病丸出しですね!!主人公を日本人と外国人のハーフにしたかったのでこんなことになりました。名前が外国人っぽいカタカナだとキャラに感情移入しにくいと思ったからです。え?最初から日本人にしとけ?言わないで…!

パチュリー・ノーレッジ

ここでは明希の幼馴染みで、小さい頃から明希に恋心を抱いています。まだ、原作ほど長く生きていないので色々と反応が新鮮かもしれません。少なくとも作者はそのつもりです。

主人公の父・水原修造
主人公の母・シェル・ヘルフィ

主人公の両親です。シェルの名前が変わってないのは突っ込まない方向で。修造は冗談好きで、シェルはサドです。ヒィ!

パチュリーの父・エドワード・ノーレッジ
パチュリーの母・フラウ・ノーレッジ

パチュリーの両親です。エドワードは修造といつもつるんでいて悪友と言うか親友と言うか。性格は作者の中では堅物だけど、冗談がわかる心を持っている人です。フラウはシェルと親友でママ友です。作者の中では誰よりも明るく気遣いのできる人です。

エリー

実は明希とパチュリーの一つ上の先輩だったり。でも年齢にルーズな魔法使い達には関係ないよね。残念要員。なんじゃそりゃ。明希に恋心は抱いてはいません←ここ重要!親友的な感じです。

レイとレウ

明希たちの入園式にいた泣きまくってた子たちです。同い年なのに幼稚園の頃はお互いに見向きもしませんでした。だけど、小学生の事件がきっかけで仲良くなったという設定。実際に仲良くなった瞬間は描写されていません。お調子者で姿が全く同じの双子。周囲の人たちは見分けることを諦めている。

And more。色々な人たち。
シルクハットで黒のスーツの人。吸血鬼の少女。幼稚園の先生。小学生の先生。マロウ家の雑魚キャラ達。ネ申。

ネタバレにつき、説明拒否。と、もう出てこないから説明不要。

あ、後、素で忘れていたベルリアン←本当に忘れてて、後で付け足した。
「ベルです!酷い!」
修造とエドワードの仕事場の部下。弄られキャラ。二人を尊敬しているけど名前を間違えるのはやめて欲しいらしい。
「あれって絶対わざとですよね!?」
大体こんな感じの扱い。都合のいいキャラ。また出番はあるかな?
「ううっ、僕って……」

ふう。長かった。あまりオリキャラは出すべきじゃないですね。この説明を読んでからまた読み返すと分かりやすいかも知れません。

描写する余裕がなかったので今のうちに。飛べるようになったのは大体小学生高学年あたりですかね。
それでは+αの何時もより短めの物語をどうぞ。本編と全く関係あるからちゃんと見てね!

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「五黄土星は砂漠を司る…サンドアーミー!」

俺は魔法を使い、砂の兵士を十二体ほど作り出す。その兵士達に鍛練のため俺を襲うように指示した。命令に従うことしかできない砂の兵士達は俺の命令通りに襲いかかってきた。
兵士達は魔力の弾を多く打ち出すこと…弾幕を張り、俺を遠距離から牽制する。だが規則性がハッキリしているので避けるのは簡単だ。
そして俺はその隙間を縫って兵士に魔力の弾を撃ち込む。

「一つ、次」

元から耐久力の無い砂の兵士は一撃でなくなった。

「三つ」
「五つ」「六つ」
「八つ」「…九つ」

俺は魔法を駆使して砂の兵士を全滅させた。胸のポケットから銀色の懐中時計を取りだし、時間を確認すると三分もたっていなかった。

「早かったわね」
「サンドアーミーは単調な動きしかしないからね。もう全然鍛練にならないよ」

俺はパチュリーを守る為にも強くならなきゃいけない。
毎日は無理だけど大体学校の帰り道に人気の無いところに寄り道してこうして戦闘の鍛練をしている。お陰で前世からは想像出来ないほど生身が強くなった。それでも父さんには敵わないけど。
俺が父さんに戦い方を教えてと聞くと、父さんはわかったと、どうして強くなりたいのか聞かずに…いや、わかっているんだろう。俺がパチュリーを守る為に強くなる為だということを。まあ、それで父さんも忙しいから、ときどきだけど相手をしてくれるようになった。
あれだね。自分が強くなって初めて相手の強さがわかるってやつ?父さんは本当に強い。伊達に何百年も生きてはいなよ。

「パチュリー。あれやって」
「あれ?いいけど、ずぶ濡れになっても知らないわよ?」
「わかってるって」

俺は防御の練習をパチュリーに付き合ってもらっている。パチュリーはその場から動かずに水魔法を撃ってもらう。もし動き回って喘息なんて起こしたら大変だしね。
水圧は高いが、無防備で当たっても最低で消防のホースから流れる程度の水圧だ。それでも前世だったら死ぬ可能はあるけど。まあ、今は大丈夫。この前だって防御に失敗しても水に流されて木に激突したぐらいだから。

「いくわよ。ウンディネ」

迫り来る水はまるでハイドロ○ノンのようだ。実際には見たことないけど。でもなんであんなのでダメージを受けるんだろうね。突き詰めれば水鉄砲なのに。あ、もしかして俺の時みたいに二次災害を狙っているのか?
それは兎も角、俺は目の前に結界を張り水圧に耐える。

「今日は調子がいいみたいね」
「そうだね」

何時もより長く水圧に耐え続けていると「キャ!」と悲鳴が聞こえてきた。

「全く…吸血鬼は流れる水が苦手だと言うのに…」
「大丈夫…?…あれ?君は…」
「あら、偶然。学園祭の時以来ね」

悲鳴の主は学園祭の時の少女だった。

「何でこんなところにいるの」
「偶然よ偶然。…必然と言う名のね。じゃ、私はこれで」

少女はそう言うと何匹ものコウモリになって何処かに飛んで行ってしまった。
へー。あの少女、吸血鬼だったんだ。

「結局なにがしたかったんだ?」
「知らないわよ。それより今日はここまでにして帰りましょ」
「そうだね」 
 

 
後書き
吸血鬼さんがストーカー染みていますが、明希の視点なのでそう言う風に見えるのです。ちゃんと理由があります 
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