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神の子は世界を巡る《緋弾編》

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第Ⅲ章 遠山の血
  第016弾 「遠山」

 
前書き
え―大分更新が遅れて申し訳ありません。高校生になり新い生活に慣れるのに時間がかかり、更新ができませんでした。以後はこのようなことが無いよう努力します(;一_一) 

 
2005年 5月 12歳


一日の授業の半分が終わった昼休み、俺はいつも通りキンジと昼食をとっていた。
その最中、キンジは何か思いついたのかふと顔を上げこちらを見た。

「なあ、鋼也。今日暇か?」

「おー、今日は特に予定は無いな。ゲーセンでも行くか?」

「いや、今日、家に来ないか?爺ちゃん達に鋼也の話しをしたら会いたがってさ」

キンジは恥ずかしいそうに頬をポリポリ掻きつつそう言う。

「んー、いいぜ-」

俺はキンジの誘いに肯き、いつもものどうでもいい会話を再開した。


☆★☆★


全ての授業が終わり。俺は今現在、キンジとの約束通り遠山家に向かっている。
ん-、なんか遠山家に行く事が憚られるんだよな-。何でだろ?
そんなどうでもいい事を考えつつキンジと、喋っていると遠山家の前に着いた。

「おーここが、キンジ家かー」

転生前。両親と3人で住んでいた自分の家と似た遠山家を、感慨に浸りながら見ていると、キンジが急かす様に声をかけてくる。

「鋼也。外で眺めてないで家に中入れよ」

「おう、今行く-」

キンジの声に生返事で答え、遠山家の中に入る。

「爺ちゃんただいま-」

キンジが玄関で中に向かって声をかけるが返事は一向に戻ってこない。
キンジは身内のだらしなさを恥じる様に声のト-ンを落とし言う。

「すまんな、鋼也。爺ちゃんどっかに出かけてるみたいだ」

「別にいいぞ—、それよりもスマブラやろ-ぜ」

キンジはその言葉で、俺が気にしていないのをくみ取ったのか、急に笑顔になりゲーム機を自分の部屋に取に行った。
”キンジは扱いやすくて助かるな-”と大分失礼な事を、自分のメイドと比較しながら考えていると、手にゲ-ム機器を抱えたキンジが戻って来た。

「さ、やろ-ぜ。」

キンジが満面の笑みを浮かべながら誘いをかけてきたが・・・・正直、キモイ。


☆★☆★


キンジの誘いにホイホイ乗り、スマブラで対戦をしていると、玄関の方から複数の足音が聞こえた。

「ん?、爺ちゃん達帰って来たのか?」

キンジが首を傾げ、俺に聞く。俺も気になるので足音により注意深く耳を傾けてみると比較的軽い足音が二つ聞こえた。

「多分な、足音が二人分だし」

キンジは”そうか-”と納得し、質問のために休めていた手をまた、ゲ-ムのために動かし始めた。
俺とキンジがゲームを再開すると、襖が開き二人の老人が入って来た。

「金次-。今、帰ったよ」

「おぉ、ついに金次が友達を連れて来るようになったかぁ」

老人達は、キンジと俺の顔を嬉しそうに見ながら口々にそう言う。ん?今、男性の方の眼が蒼く染まらなかったか?ま、いいや、それよりキンジ。俺以外に友達を家に連れて来たこと無いのかよ・・・・・・

「お帰り、婆ちゃん。そして、爺ちゃんはいらん事言うな」

キンジは遠山マガネと遠山セツに向かってそう言う。

あれ?何で、キンジの爺ちゃんと婆ちゃんの名前知ってんだけ?

確か、キンジが一般校に行く時にちょっと出て来たんだっけか?
爺さんの方は、金三と、金女を一発で遠山家の縁者だって見抜いた、観察眼の持ち主で、アメリカのダイハ-ドに認定されてんだっけ?・・・・・・・ん?やばくね?俺のことも見抜かれんじゃね?
-------俺のバカッッッ!!!!何で気づかないんだよっっ!!原作前だからって気抜きすぎだろっっ!!・・・・・・いや、落ち着け、そして餅つけ。今こそ人工天才としての頭脳をフルに使い、この絶対絶命のピンチを乗り切るんだッッ!!

「金次、ちょっと駅までカナの奴を迎えに行ってくれ」

-----------あ、オワタ。

「ん?どうして姉さんを迎えに行くんだ?」

俺が絶望とか無常感にさいなまれる中、キンジは自分の祖父に向かってそう質問する。

「外、雨が降ってきての—、カナの奴は朝。傘を持たずに家を出ての—、さっき電話をくれたんじゃがわしらじゃ、届けるのが遅くなってしまう。じゃから、行って来てくれ」

「ん、分かった。鋼也は適当にくつろいでてくれ」

キンジはコンザさんの言葉に従い、俺に挨拶をし家を出る。
人払いまで、されて確実にばれてるじゃないですかヤダ-。いやだが、バレてない可能性が微レゾン?
コンザさんは一拍おいた後、意を決したようにに言う。

「さて、鋼也おんし。わしの孫じゃろ?」

ですよね-。てか、原作よりバレてる!?何故に!?

「ん?何故バレたと言う色をしておるの」

いつの間にか、蒼色に染まった瞳を細めながらコンザさんは俺に問う。

「えぇ、何故分かったんですか?」

「ほほ、歳の功じゃよ」

ほっほっほと笑いながらコンザさんはごまかす。だが、一応分かったぞ、その眼の正体。大方、浄眼だろ、それなら俺の正体がバレタのも肯ける。まあ、人の意思の色が分かる眼なんて浄眼ぐらいだろうし。

「それにしても、あのバカ息子、いつの間に浮気などしておったのじゃ」

コンザさんは厭きれて物も言えぬと、嘆息する。

「え-っと。そうじゃなくて」

俺は取り敢えず、このまま誤解が進むとヤバいので、俺は俺自身の事を話し始めた。勿論、イ・ウ-の事は話さずに。


☆★☆★


「なるほど、辛い思いをしてきたの」

コンザさんは俺の話しを聞き終わると、俺の肩を抱き寄せる。

「鋼也、あなたは私達の孫なんだから。困った事があったらすぐに家に帰っておいで、ここはあなたの家なんだから」

今まで、黙っていた、セツさんも俺の肩を抱き寄せてそう言う。

「はい・・・ありがとうございます・・・」

転生後、色々こらえていた物が温かい優しさで崩壊し、泣き崩れてしまった。


☆★☆★


泣き疲れ寝てしまったのか、俺は和室で寝かされていた。

「お、鋼也起きたか」

俺の隣に座っているキンジがそう言う。

「あぁ、すまんな。ちょっと疲れてたみたいだ、今何時だ?」

「今は、7時だぞ。婆ちゃんが一緒にご飯食べようだってさ、行こうぜ」

「あぁ、いただくよ」

俺はキンジに手を引かれ温かい場所に入って行った。
 
 

 
後書き
女?「遠山家の話しなのに私が出ないってどゆこと!?」

怪盗「まあ、所詮サブヒロインだしねー」

冥土「理子ちゃんもですけどね★」

怪盗「!?」


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死神「作者は感想が無いと生命活動を停止するぞ★」 
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