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『ポケスペの世界へ』

作者:零戦
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第二十一話






「まさか、初めから俺達を会場から引き離すのが目的だったのかッ!?」

 タケシが叫びながら残党員を殴る。

「これではキリがありませんわッ!! モンちゃん”しめつける”ッ!!」

 エリカのモンジャラが残党員を絞めつける。

「えぇいうっとうしいッ!!」

 イブキが鞭を使って残党員の足に巻きつけて引っ張って残党員をこかす。

「この残党員達の動きは自分の意志ではない なッ!! 操られているッ!!」

 イブキがそう言う。

「こいつらを纏める実力者がこの騒動の裏に存在するはずだッ!!」

「そんな馬鹿なッ!!」

「わ、私達の中にその黒幕がいるとッ!? 何を理由にッ!!」

 カスミとエリカが反論する。

「理由などない。だが、有り得ないとも言いきれぬ。例えばッ!!」

 イブキの鞭がカツラの左腕に巻きつく。

「貴様、対抗戦が始まってから殆どの時間は席を立っていたな? 何かを仕込んでいたのではないか?」

「そんな……カツラさんは身体が……」

「そして貴様だッ!!」

 イブキの鞭がカツラから離れて何故か俺の腕に巻きつける。

「貴様は何者だ? ただのトレーナーではないな?」

「……いや普通のトレーナーなんすけど……」

「ならば何故此処にいる? あの騒動は自分の身の安全を考えるのが普通だ。なのに貴様は一目散に闘技場に駆け付けてリニアに乗った。何故か答えてもらおうかッ!!」

ドンッ!!

「ウグッ!!」

 イブキが強引に俺を床に叩き伏せる。

コロン……。

 あ、ヤバス、図鑑が落ちた。

「そ、それはポケモン図鑑………」

 エリカが呟く。

 あちゃぁ~バレたかなこれは?

「……おい、それは何処で手に入れた?」

 そこへ何故かグリーンが俺に聞く。

「普通にウツギ博士から貰ったんや。嘘やないで、お前が考えてるのはオーキド研究所で図鑑が盗まれたやないかと思ってるやろ?」

「………あぁ……」

「これは試作機や。盗まれた図鑑はある奴が持っとる」

「………とりあえず信じておく……」

 グリーンはそう言って残党員達を抑えるために残党員を殴る。

「俺はオーキド博士に頼まれてリーグ会場の警護をしていたんや。シャワーズ、”水てっぽ う”ッ!!」

 俺はシャワーズを出して、後ろからイブキを襲おうとしていた残党員を弾かせる。

「何か文句があるなら俺を倒してからにしろ や。それにさっさとカツラと試合もしたいし聞きたい事があるんやろ?」

「ッ!?」

 イブキが何か驚いてるけど知らん知らん。

「……ならばカツラを倒してから貴様に挑も うッ!!」

「そ、そんな事をしている場合じゃ………」

「いや。私は構わんさ。それより皆は他の車両の助太刀を………」

 カツラはそう言う。

「……無理しないでカツラさんッ!!」

 さて俺も戦うか。

「ハアァァァーーーッ!!」

 すんごい気迫やなカスミは………。

「カスミ。この戦いが終わったら自分の気持ちに答えを出すつもりなんでしょう?だったら少しは飾り気があってもいいはずですわ」

 エリカが一輪の花をカスミにあげる。

「ぁ~悪いけど、カスミはカツラとマチスと合流してセキエイに戻れよ」

「え? どうしてですか?」

 エリカが俺に聞いてくる。

「今頃、セキエイはルギアとホウオウが来てるはずやからな。エンテイ、ライコウ、スイクンを持っている三人はセキエイに戻るべきやからな」

「な、何で貴方がそれを………」

 カスミが驚いてる。

「それより今は残党員達を前部に押し込めるで。おいアカネ。ミルタンクの”ころがる”で残党員達を前部車両に押し込め」

「はいよ。ミルたん、”ころがる”やッ!!」

 ミルタンクの”ころがる”で残党員達を前部車両に押し込める。

「何人かはカスミ達と一緒にセキエイへ戻れ よ。多分、黒幕もおるしな」

「ショウさん、貴方は黒幕を知っているのですか?」

「え? 分からんのかエリカ? 後、ナツメ。俺を殺そうとしそうな殺気は止めてくれ」

 さっきからナツメが睨んでいる。

 まぁ理由はさっきの言葉やろな。

「犯人はこのリニアにいない人間や」

 間違ってはないからな。

「………まさかッ!!」

 戦ったエリカが驚いてる。

「……そうや。ほんならカスミ達はちゃっちゃとセキエイに戻りや」

「分かったわ」

 カスミが頷いた。






 
 

 
後書き
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