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バカとテストと学園都市

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第4話~バカとFクラスと上条当麻~

 
前書き
新Fクラスにて 

 
休み時間に新Fクラスでは上条当麻が教壇に立ち自己紹介をしろと促されて自己紹介をすることにした

上条「はじめまして
上条当麻といいます」

まだまだ召喚獣制度とかわからないのでよろしくお願いしますと丁寧にお辞儀してきた

坂本「Fクラス代表の坂本雄二だ
よろしくな
こっちがクラスの主戦力の姫路だ」

坂本が姫路さんの名前を呼んだので姫路さんが慌てて立ち上がった

姫路「姫路瑞希です
よろしくお願いします」

続けて坂本は何故か教室の隅で落ち込んでいる男を見た

坂本「そしてムッツリーニこと土屋だ」

土屋「………よろしく」

男じゃなくて女だったら良かったのにと呟いていたが誰の耳にも入ることはなかった

………………………
………………………
………………………
………………………

坂本「最後にバカだ」

吉井「ちょっと、雄二
僕には吉井明久っていう立派な名前があるんだけど」

上条「よろしくな、バカ」

吉井「すっかりバカが定着しちゃったじゃないか
どうしてくれるんだよ雄二」

坂本「ところで、上条はどんな能力なんだ?」

吉井「ちょっと、無視しないで!!」

上条「level0だけどこの右手には幻想殺しっていう能力があってどんな能力でも打ち消せるらしいんだ」

明久は必死で止めようとしたがすでに当麻はFクラスに馴染んでいるようでスルーされた
うなだれている明久をどかして島田が話に食い込んできた

島田「どんな能力も打ち消せるの!?
どんな能力よりすごいじゃない」

上条「いや、俺なんかよりすごい能力者なんて山ほどいるぜ
正確には俺の右手は能力かどうかもわからないんだけどな」

坂本「ん?
どういうことだ?」

バンッ
坂本がそう聞きかけた時、勢いよくドアが開いた

須川「坂本!
AクラスがSクラスに戦争を申し込んだ」

どこからかAクラスとSクラスの戦争を聞きつけた須川が息を切らして坂本のところへ言いに来た

坂本「なにぃ!?
あのAクラスが他のクラスに戦争を申し込むとはな」

上条「戦争の詳細はわからないが能力が使えるのならAクラスは負けると思うぞ」

吉井「よくわかんないけど、あのAクラスがたった六人のSクラスに負けるとは思えないんだけど」

坂本「チャンスだ!
あのAクラスを相手にするんだから大量の得点を消費することは間違いない
戦争後すぐに勝利した方のクラスに戦争を申し込むぞ」

Fクラス「おーーーーーーー!!!!!」

吉井「相変わらず雄二はやることが汚いよね」

坂本「おいおい、戦略的だと言ってくれよ」




15分後

ガラッ
ドアが開き、戦争を見に行ってたらしい土屋が戻ってきた

土屋「………決着がついた」

坂本「おっ
早かったな
やっぱりAクラスの圧勝か」

坂本は予想通りの展開だったなといった感じで立ち上がった

フルフル
しかし土屋はそれを否定するように首を横に振った

坂本「なにぃ!!
Sクラスが勝ったのか……
戦争での損害はどうだ?」

土屋「……無傷」

坂本「どういうことだ?」

姫路「あのAクラスがダメージを与えられないまま負けたというんですか?」

コクン
土屋はうなづいた

坂本「にわか信じられない話だが、このまま作戦通りSクラスに戦争を申し込むぞ
明久、行ってきてくれ」

そういいながら明久の方を見た

吉井「毎回僕なんだからたまには雄二が行ってきてよ」

坂本「姫路」

坂本は間髪いれずに姫路さんになにかも合図らしきものを送った

すると姫路さんは明久のものに近づき、ニッコリとした可愛らしい笑顔しながら

姫路「はいっ
明久くん、私明久くんのカッコいいところみたいです」

吉井「行ってきます」

ガラッ

島田は明久が出て行ったのを確認すると、坂本と姫路さんのところへかけ寄った

島田「よく瑞希が坂本の言いたいことわかったわね」

坂本「あいつが駄々こねることはわかっていたから、以前に話し合いをしておいたんだ」

島田「にしてもよく瑞希が明久を騙すようなこと実行できたわね」

姫路「そ、それはその………」

姫路さんはモジモジしていたが、坂本がそれを隠すようにして、立ちふさがり、こう言った

坂本「人には言えないようなことだから追求するのは見逃してやってくれ」 
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