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MS Operative Theory

作者:ユリス
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地球連邦軍のMS開発(一年戦争編)①

——以降のMSの様式を決定づけた、一年戦争時の地球連邦軍系MS開発——

 地球連邦軍は一年戦争時に、長距離支援/砲撃戦用のRX-75(ガンタンク)系、中距離支援/砲撃戦用のRX-77(ガンキャノン)系、白兵戦用/万能機のRX-78(ガンダム)系、そしてRX-78をベースとした量産機RGM-79(ジム)系の4つのタイプのMSを開発した。

 一年戦争時の地球連邦軍のMSには、以降のMS開発の方向性を決定付けた3つの特徴が見られる。まず、技術的な側面として、、ビーム兵器の搭載やルナ・チタニウム合金(後にガンダリウムαと改称)の採用。

 戦術的な側面では交戦距離や仕様別に異なるMSを開発したという点、MS開発史においては、MSの装備スタイル—————右腕にビーム・ライフル、左腕にシールド、各部スペースへのビーム・サーベルの収納—————を確立している。

 大鑑巨砲主義に傾倒していた地球連邦軍はU.C.0078,03にスタートした「RX計画」によって、MSの研究、開発に着手した。それ以前からジオン公国軍のMS開発を察知していた地球連邦軍は、巨大人型兵器に心理的な効果以外の有効性を見出していなかった。

 しかし、ジオン公国軍の教導機動大体設立やゲリラ活動での運用試験開始にあたって対抗兵器の研究と開発を目的とした「RX計画」を開始している。もちろん、地球連邦軍の首脳部がMSの有用性を認めたわけではなく、地球連邦軍内の一部勢力の後押しと、ジオン公国への示威の必要性から進められたものだった。

 「RX計画」は軍の技術者や軍需企業だけでなく、民間の研究機関や技術者をも収集した視野の広いプロジェクトであった。しかし、当時の地球連邦軍内には、MSの技術や特性を理解しているものが皆無であった。

 そのため、後にガンダリウムαと呼ばれることになる改良ルナ・チタニウムや、MSの基本動作とと挙動の最適化をつかさどる教育型コンピューター、そして関節機構フィールド・モーターなどの諸技術の開発には成功したが、一年戦争以前に完成した機体はRTX-44(後のRX-75(ガンタンク)の前身ともなった機体)であり、MSとしての完成度はザク・シリーズには遠く及ばなかった。

 地球連邦軍が本当の意味で、本格的なMS開発を推進し得たのは、U.C.04,01に開始した「V作戦」でのことであった。また、「V作戦」の開始に伴い、「RX計画」は本作戦に結合されている。

 レビル大将の後押しで進められた「V作戦」は、MSの量産やMS運用母艦の建造などを含む包括的なMS開発プロジェクトで、この中で地球連邦軍のMSはジオン公国軍機とは異なる姿で完成した。

 ガンキャノンのような支援/砲撃戦用MSと、ガンダムに代表される白兵戦/汎用MSが別個に開発されたことで、これらの機体は特定の任務に特化したMS同士を組み合わせて運用するという地球連邦軍のMS戦術を体現していた。

 また白兵戦/汎用MSの傑作機となったガンダムは、技術、装備、スタイルのあらゆる面において後に開発されたMSに多大な影響を及ぼしている。





補足事項

——地球連邦軍系MSと、ジオン公国系MSの傾向——

 一年戦争時、「地球連邦の技術はジオン(公国)に10年遅れている」とまで言われていた。確かにサイコミュ関連を中心にジオン公国軍の技術は地球連邦軍を凌駕している部分も多かった。

だが、装甲材質やビーム兵器の小型化などでは地球連邦軍が優れた技術を有するなど、その差は決定的なものではなかった。

 
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