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木漏れ日色の記憶。

作者:音無咲夜
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天文部が呪われたそうですよ?

寒い今朝の事、俺は体に違和感を感じて起きた。
「ん?」
起きると肩に重くかかる体重を確認し、胸を触ってみると・・・
ポヨン
「ポヨン?」
もう一度。
タプタプ
「・・・・・!?」
手を股間に当ててみると・・・
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ない」
ない、ないぞ!
男のシンボルがない!
俺は急いで一階に降りて鏡を見ると・・・・
「あ・・・あああああ・・」
俺が自分の顔を見て驚愕した、顔のパーツは長年付き合って来た俺の顔だ。
「なんだ?」
「どうしたの?」
「俺・・女になってる!」
そうとしか言いようがなかった。
俺の紫の髪は長く伸び、胸は巨乳、男のシンボルはなくなっていた。
「慧・・・どうしよう!」
「イザヨイ・・・いや、奏ちゃん胸が当たってるよ」
「奏ちゃん言うな!」
「奏ちゃん先輩、いくら私と付き合うのが嫌だからって女になるのはちょっと・・・・」
「やめてくれ!俺は何もやっていない!」
「奏ちゃん!私、百合でも大丈夫だからね!」
「何が大丈夫なのかわかんねーよ!っつーか夜空はいっつも俺の部屋で寝るな!」
「他に変わったことはないのかな♪」
「慧、てめぇ、喜んでるだろ」
「さぁ、何の事かな?」
俺が二階堂先生に声をかけようとすると先生が勝手に出てきた。
「大変だ!あたしがロリになって・・・・・・・お前、誰だ?」
俺は思わず吹き出してしまった。
「笑うな!この!」
「先生、この女の子は十六夜奏です!」
「なんだと?こいつが?」
「そうですよ」
「そう言えば面影が・・・ぷっ」
「笑うな!」
その時、一階から悟さんの声が聞こえた。
「おい!佑香!元に戻ってくれ!」
悟さんは佑香先輩と話してるようだ。
「じゃ、奏ちゃん!頑張ってね♪」
「私は百合は無理です・・・」
そう言って慧と三咲は部屋に入って行ってしまった。
望月は慧の部屋にいるのだろう。
「ほら!奏ちゃん、行こう」
「なぜにちゃん付けなんだろうな。」
「まぁまぁ、」
そう言いながらロリになって絶望している先生を引き連れ一階に降りていった。
「悟さん、どうしたんですか?」
「それが・・・って君は誰だ?」
「奏ですよ!」
「そうか・・・もうなにが起こっても不思議じゃないな・・」
「私は二階堂だ・・・・・・」
「わかってます・・・絶望してるんですから自虐しないでください」
「それで?どうしたんですか。」
「それが・・・・」
悟さんは自分の部屋のドアを開けた。
「こ、これは・・・」
そこにはおしとやかな佑香先輩がいた。
いや、いつもが普通じゃないから普通なのがおかしいのである。
「どうしたの?みんな。・・・
それに知らない人がいるみたい」
「あっ・・・俺は奏です。」
「私は二階堂だ・・・・」
「えっ?どうゆうこと?悟。」
「どういう事って・・・・」
「ま、佑香先輩は悟さんに任せました。」
「ちょっと待ってくれよ!」
俺達は呼びつけようとする悟さんをよそに、そそくさとその場を後にした。

////////////////

「どうなってるんだこれは・・・」
「先生は何か知らないんですか?」
「分からない、こんなことは初めてだ。」
「そうですか・・・」
夜空が難しい顔で話し出した。
「奏ちゃんはやっぱし女の子の言葉を覚えた方がいいかも」
「お前は何を聞いていたんだろうね」
「まぁまぁ。」
「二階堂先生、どうすればいいですか?」
「私の精神状態が平常になるまで待機!」
「Yes sir!」
夜空は敬礼して俺達は部屋を出た。
「んで女の子の言葉を覚えるってのは?」
「まぁまぁ、早く行こう!」
「どこにだよ・・」
「私の部屋!」
俺は夜空の部屋に引きずり込まれた。
「ねぇ、これ着てみてよ♪」
「むりだ、女物の下着は・・」
「だって奏ちゃんは女でしょ?」
「まぁ、今はそうだけど・・・・」
「いつ戻るか分からないからさ、早く来てみて!」
「分かったよ・・・」
////////////////
俺はそのあとなん着も着させられ 男として再起不能になるんじゃないかと思った。
なんかもう、おかしくなりそう・・・・
「どう?女の子になった。」
「大丈夫」
「じゃ、完璧!お風呂でも入る?」
「そうしよっか。」
私はロングスカートをはいてお風呂場へ向かった。
「汗かいたね、夜空・・・なんて呼べばいいんだろう・・」
「夜空でいいんじゃない?」
「うん!夜空。」
(やばい!なんかほんとに女の子になっちゃった!?)
夜空が服を脱ごうとした時・・・
「冗談だ。」
「えっ?」
「今我に帰った。危なかった」
「なんか混ざってますけど?」
「ああ!だめだ!ワケわかんない!」
「言葉だけ女の子にすれば?」
「・・・・分かった」
「じゃ、入ろう?」
「うん・・って俺、男なんですけどね!」
「いいじゃない!」
夜空が私の服を脱がした。
「きゃっ!・・・って相手は女の子か・・・」
「私も・・」
「ちょっとまって?私が女の子になっても夜空の裸を見て言い訳じゃないんだよね?」
「体が女ならいいじゃない、私の裸は毎朝見てるでしょ?」
「そう?なのか?」
完全に論破された私は一緒にお風呂に入った。
興奮したか?と聞かれればしなかった。精神も女にされたらしい。
俺を女の子にした奴はぶっ殺す。
俺はそう誓いながらこう呟く。
「まぁ、いいかな♪」 
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