| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

MS Operative Theory

作者:ユリス
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

MS運搬システム②

——各環境に特化したMS輸送システム——

 MS輸送システムは、低コストが求められることもあって、宇宙艦艇や航空機、車両などそれぞれの運用領域に特化したモデルが大半を占めている。HLVやシャトルなどは、大気圏内外を往還できる数少ないタイプである。



——運用環境とMS輸送システム——

 一口にMS輸送システムと言っても、重力下用トレーラーのワークスエレカから、大気圏内外往還用のHLVやシャトルまで様々なタイプが存在しており、宇宙艦艇の様に統一されたスタイルは持たない。中にはMSカーゴを搭載した輸送機ミデアなど、汎用輸送機を転用したタイプも見られる。



——宇宙用—————小型宇宙輸送機や曳航艦——

 輸送距離が短い場合や輸送管が使用できない際には、小型輸送機や曳航艦が使用される。これらの多くは汎用性の高い輸送艦⁄機だが、MSのサイズに合わせた格納スペースを持つスーツキャリアの様な機体も存在する。

 ザムス・ナーダ級駆逐艦やシノ―ベ級哨戒艦の様に、短期的なMS運用能力を持つタイプも開発されている。


●ソドン

 ジオン公国軍の巡航船。内部に貨物を積むのではなく、ワイヤーで曳航する。3機のザクⅡを曳航可能とされるが、航続距離は短い。


●ムサイ

 最初期のMS運用母艦。整備施設も備えるため、運用性にも優れる。


●パプア

 戦艦を改装した補給艦。搭載能力に秀で、一度に多数のMSや物資を運搬できる。


●シノーベ

 ザンスカール帝国の小型艦。2機のMSを搭載可能で、拠点周辺の紹介などに用いられた。大型艦艇に随伴することもあった。



——地上(重力下)用—————航空機、大型車輌——

 重力下の輸送システムはガンベリーのような航空機と、ワークスエレカに代表されるトレーラー・タイプに分けられる。航空機は重力下でも高速でMSを運搬可能であるため、地球でのMS輸送手段として一般的なものとなった。

 SFSもこの延長線上にあると言える。トレーラー・タイプはMSを搭載可能なほどの荷台を持ち、基地内などの短距離移動に使用される場合が多い。


●ミデア

 機体下部に大型のカーゴスペースを持つ。3機のMSと、支援車両を搭載可能なモデルも可能であった。


●サムソン

 ジオン公国軍のMS運搬用トレーラー。地上用MSの運搬などに用いられた。


●ベース・ジャバー―

 MSを乗せて飛行可能なSFSは、輸送機と戦闘⁄攻撃機の中庸的な存在であった。



——大気圏内外応還用—————シャトル、HLV——

 大気圏内外を往還できる艦艇は少数であったため、MSの輸送に大気圏への再突入や離脱が必要となる場合は、それらの機能を持つHLVやMS対応のシャトルが用いられる。

 再突入には特殊装備を必要としないが、離脱時には専用の切り離し式ブースターを使用するケースもある。巨大MAの輸送には、専用の大型シャトルが使用されたこともあった。


●HLV

 ジオン公国軍が地球侵攻時に使用した。オプションのブースターによる大気圏離脱能力も持つ。


●シャトル

 大気圏離脱能力を持つ。カーゴスペースが大きければ、数機のMSを搭載可能であった。


●コムサイ

 ムサイ級巡洋艦に搭載された突入艦コムサイ。MSを搭載しての大気圏突入と、ブースターを持った離脱が可能。

 
 

 
後書き
次回 ジオン公国軍の試作兵器 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧