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この明るい星空の下で。

作者:音無咲夜
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SummerEnndoresuloop next

星を見た帰り道。
「いや~綺麗だったね♪」
「そうだな。」
「先輩、足が疲れました~」
「仕方ないな~」
俺はしゃがんで手を後ろに回した。
「いいんですか!?」
「ああ、」
「ずるーい次私ね。」
「わかったわかった。」
「でもイザヨイは表情は明るくなったよね?」
「ああ、天文部に入ってよかったよ。」
グラッ
「ん?どうしたんですか?」
「いや、なんでもない。」
なんだ?この感覚は・・どこかで感じたような・・・
俺は三咲をおぶりながら宿舎に戻っ
た。
「俺はもう寝るよ・・なんかめまいもするしな。」
「本当に?大丈夫?」
「ああ、寝ればなおる。」
俺は部屋にもどって布団を敷いて寝た。
数分後・・・
「イヤーあっちぃ・・」
「先輩・・・胸がでかいです。」
「かたが痛くなるだけだよ?」
「む~」
「パジャマは、っと」
「おっ、おいお前はここで着替えるのか!?」
「そうだけど?」
「ってもう脱いでるし!」
グラッ
「っ!?」
「どうしたの!?」
「先輩!?」
「い、いや大丈夫だ。」
俺はなんとか意識を保った。
「ふぅ~今度は大丈夫だったか・・」
「・・・今度は?」
「えっ?何でもないよ!?」
「そうか。」
夜空はそう言って外に出てった。
「まぁいいか。」
俺は布団に大の字になった。
「ふふふ・・・先輩・・二人きりですね・・・」
「なんか気持ち悪いぞ?」
そう言って俺も外に逃げた。
「ひどくないですか!??!?」
俺は廊下の突き当たりまでいって喋った。
「・・・・・・で、二階堂先生何をしってるんです?」
「ばれてたか。」
「当たり前です。なんか酒臭いですもん。」
「本当か!?」
先生は大袈裟に臭いをかいだ。
「まあ、冗談はこれくらいにして。」
「誤魔化せないか・・・」
「当たり前です。先生は夜空に何を吹き込みました?そした天文部の何を知ってます?」
「・・・教えられないな。」
「なんでですか!?」
「そう決まっているからだ。」
先生はどうしても話したくなさそうだ。
最終作戦だ。
「じゃあ、冷蔵庫のなかにビールがニダースあります。
これと交換条件でどうですか?」
「そんなことで私が・・・」
「もう一ダース。」
「成立だな。」
先生は夜空の天文部の秘密が12個あることと、夜空が何をしているかを教えてくれた。
「水上は・・・タイムリープしている。」
「・・・・・・・・」
「大体予想はついているだろう。」
「はい・・・それだけわかれば十分です。あと一本追加しときます。」
「感謝感激雨嵐。」
そう言うと先生は部屋に入っていった。
そっと開けてみると・・・先生はもういなかった。
「先生、あなたは一体何者ですか・・・・・・」
そう呟くと俺は夜空を探しに出掛けた。
タイムリープされる前に探さなければ・・
裏の小屋に行くと物音がしていた。
「どこかなぁ・・・・
「・・・・・何をしているんだ?」
「ひっ!なんだ・・奏くんか・・」
「質問に答えてくれ。」
「・・・・・・・・」
俺は夜空の持っている本を奪った。
「あっ・・」
天文部

22年度文化祭。
タイムリープについて。

表紙にはそうかいてあった。

「やっぱりか・・・・
もう一度聞く、夜空お前はタイムリープをしているんだな。」
「・・・・・・」


「はっ」
気がつくと俺は二階堂先生の前に立っていた。
「あんたは未来の十六夜か。
まあ頑張りなさい、タイムリープには敵わないと思うけど。」
「何か打つ手はないんですか?」
「・・・・・あるわ。」
「それを教えてください!」
「本当は、あんたが自分で思い出さないといけないんだろうけど。」
先生は俺の手に何かを握らせた。
「これは?」
「これは・・・タイムシード。
時間を止めることができるわ。」
「ありがとうございます!」
俺は走り出した。
「さあ、とりあえず酒飲むか。」

俺は夜空に電話していた。
「もしもし、夜空か?」
「うん、そうだけどどうしたの?」
「お前ってさ、・・・・タイムリープしてるよな。」
「!?・・・・・・・」




「もしもし、夜空か?」
「そうだけどさ、三咲ちゃんと奏くんって付き合ってるの?」
「えっなんでそういう話になるんだよ・・今はそう言う・・」
「答えて!」
「付き合ってねーよ!」
「そう・・・でさぁ・・・」
「ちっ」
プー、プー、プー、
「おい、夜空。」
「奏くん?どうしたの?そんな怖い顔して。」
「夜空、わかってんだろ・・」
「っ!?」
「もう、使えないぞ。」
「えっ?」
「夜空、なんでこんなことしたんだ?」
「だ、だって・・私は・・・奏くんと一緒の時間を・・・」
「お前だっていってたじゃないか、
この三年間で、お兄さんのことを調べるって・・・それは三年間一緒に思い出を作るってことだよな。
時間は限られてるから楽しめるんだ。それは昔、俺と会った時にわかっているはずだ。」
「うっ・・・ひっぐ・・,ごめんなさい・・・」
「・・・・いいんだ 俺も言い過ぎたかもしれない。帰ろう。」
「うん♪」
俺は夜空の手を掴むと歩き出した。
「今」の時間を「過去」にしていくために。

 
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