アクセル・ワールド〜黒き妖精王〜
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第六話 発足会と妖精王
前書き
遅れましたが報告を
この小説にはマギサガーデンのキャラは存在しない事になっておりますのでご注意を
〜ハルユキ宅〜
「「「「かんぱ〜い!」」」」
俺達ネガ・ネビュラス略称ネガビュが集っているのは銀翼の鴉シルバー・クロウの家である
現在のメンバーはというと俺と【黒】、【オレンジ】に【シルバー】君そして……
「何で僕の家……」
とぽっちゃり小柄な丸い少年有田ハルユキ君俺は【シルバー】君と呼んでいる
「だって【黒】も【蒼色】君もここの方が来やすいだろ。俺の部屋はここの最上階だし」
そう、蒼色君…シアン・パイルも我々ネガ・ネビュラスに入ったのだ
表向き青のレギオン【レオニーズ】を追放されたシアン・パイルをネガビュが拾った形になっている。だが本当は俺がナイトに頼んでうちに移籍させてもらったのだ
「ええっ⁉先輩このマンションなんですか⁉しかも最上階?」
「そうだよ〜、ちなみに俺は一人暮らしで広さはここの倍くらいある。2部屋買い取ってぶち抜いたからな」
「なら先輩の部屋に行けば良かったじゃないですか‼しかも最上階の部屋を2部屋買い取ってぶち抜いた⁉何やってるんですか‼」
「小遣い余ってたからつい」
ちなみに俺の小遣いは前の世界FAIRY TAILで稼いだ額をまるまる持って来ているから人生2回を働かずに遊んで暮らせるくらいある
「今度はレインの部屋に集合だからね。ごめんね、有田君」
と好物のオレンジジュースをストローで飲んでいるオレンジ・アルテミスこと月森明奈
「で、何で俺の上に座る」
「別にいいでしょ、私が乗ったくらいで足腰がダメになるわけじゃあるまいし」
「………くすぐるぞ」
「(ビクゥ!)分かったわよ……ケチ」
「お前に言うことを聞かせるのはこう言うのが1番手っ取り早いな」
「レインにくすぐられると変な気分になるのよね」
「勘違いが生まれるからその言い方はやめろ……」
おいコラ周囲、変な目で見るな
やめろ!やめれくれ!俺をそんな目で見ないでくれぇ‼
と言いたいな
「本当の事だもん……」
「さて、まずは【シルバー】君のレベルを3から4に上げる必要があるな」
「対戦あるのみですよね。ハル、僕が相手になろうか?直結対戦なら連戦できるし」
「いやいや、俺がまずは相手しよう。大丈夫だよ、強化外装は2つくらいしか使わない」
「あ、そうだ。気になっていたんですけど強化外装って具体的に何なんですか?以前は装備品みたいなもんだとしか教えてもらえてないんですが」
「んー、なら説明しようか。【蒼色】君が」
「えっ⁉僕ですか⁉」
「うん、だってハカセキャラじゃん?見た目が」
「は、はぁ……では、ご指名を頂いたので説明させていただきます。いいかいハル、強化外装って言うのは確かに装備品としての認識で構わない。例えば僕のパイルバンカーやオレンジ・アルテミスの弓、妖精王の数々などがそうだね」
「俺の羽は?」
「あれはちょっと違うかな?そして、強化外装の入手法には幾つか
ある。まず一つ目最初から持っている場合。これは僕やアルテミスに当てはまるパターンだね。次にショップで買う場合なんだけど…値段が張るからオススメ出来ない」
「質も悪いしな」
「お前の外装からすれば全てが劣化品だろう」
と【黒】にツッコミを入れられてしまった
「まあな」
「ゴホン……そして3つ目エネミーのドロップやダンジョンの奥に隠されている場合。エネミーはまだハルは知らないだろうけどね」
「いえ……何度か襲われました……」
「ええっ⁉何時⁉……ああ、いたね…エネミー出せる人が」
「魔獣級をけしかけちゃった☆」
「あれはマジで怖かった……」
思い出したのかガタガタと震え出した
「他にもあるけど例外も居る。例えばここに居る妖精王とかね」
「結構面倒なんだぞ、俺のアビリティのくせしてバーストポイント消費するし。まあ、今は腐る程ポイントあるから平気だけど」
「今幾つくらい作られてるんですか?」
「作りすぎて覚えとらん。ただ、シリーズ物は何個か造ってるな」
「シリーズ物?」
「そ、七つの大罪とか12星座とかその辺。この間の十二星座の獅子の牙は12星座シリーズだな」
「へー……そうなんですか……あれも怖かったなぁ……」
「よし、なら【シルバー】君に他の12星座を見せてあげよう。君は何座だい?」
「え、あと…その…牡牛座…です」
「ほう十二星座の雄牛の角か。久しぶりだな。では、始めようか」
「は、はい!」
「くれぐれもやり過ぎるな。手加減をしてあげてくれ」
ナニヲイッテイルノカキコエマセーン
「「バーストリンク‼」」
〜黄昏ステージ〜
「さーて、着装十二星座の雄牛の角、傲慢なる天使の羽‼」
俺のアバターの背中には氷で出来た透き通った羽が、そして右手には柄や真ん中辺りは赤く刃の部分は黄金色に輝く斧が握られていた。そして、その刃の形は牡牛の角を象っていた
「そ、それがそうですか……」
「おう、結構重いんだよねこれ」
「見た目で分かります」
そう、この斧は俺の身長の1.5倍ほどある
重さは俺の強化外装中最重量だ
「さーて、始めるとするかねっ!」
俺は斧を構え空を飛んだ
「ええー⁉先輩も飛べるんですか⁉」
「はっはっは!俺に飛行限界時間など無い‼いくぞ!」
「えー⁉それ僕の意味が無い⁉」
「どうなるかね‼」
ブン!
俺は斧を振ったが初撃はかわされた
「危なっ!」
地面に当たり地面が砕けた
「やっぱり黄昏は壊しやすいな。いいかい【シルバー】君、フィールドの特性を把握するのも大事だよ」
「はぁ……」
「黄昏はね……燃えやすいんだよ」
タウラスに意識を集中させるとボウ!と炎が斧を包んだ
「おらぁ‼」
地面を叩くと直線上に炎が走った
「熱っ⁉」
「まだまだいくぜ‼」
ボン!ボン!ボン!
炎による連撃を決めていく
「うわああああ‼」
「ふぅーはははははは‼」
ブンブンとタウラスを振り回す
それと共に炎が尾を引く
その炎はだんだんとある形を作っていく
「燃えてきたなタウラス‼」
その形
まさに猛牛
炎の角を持つ牛だった
「おーらぁぁぁぁ‼」
さらに冷気を纏い蜃気楼を作り出した
おそらく様々な大きさの俺が見えていることだろう
「そうだ、技名を付けよう。そうだな…蜃気楼の一等星にしよう」
「えっ!ちょ、まっ‼」
「じゃあな【シルバー】君‼」
ドォォォォォン‼
「あーいむうぃなー!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………
俺の目の前にはHA☆N☆NYAを後ろに構えた【黒】が居た
「レイン?」
「はい……」
現在絶賛正座中
「やり過ぎるなと言ったよな?」
「聞いてませんでした」
「それで済むか‼ハルユキ君はいろいろとショックを受けているんだぞ‼」
「俺が飛べるのはアビリティの影響だから仕方ないだろ」
「だからと言って目の前で飛ばんでも……」
「俺だって飛びたかったもん。いっつも思ってたもん。そーらーをじゆーに、とーびたーいなーって思ってたもん」
これは本音だ
これまで空を飛び大罪シリーズやリリーと共に戦って来ていたため空を飛べなくなった事には少しだがショックを受けていたんだ
「何だそれは……」
「さて、これで大罪シリーズは本当の意味で完成した。さーて、本格的に領土戦で暴れるかね」
「えっと…あの…領土戦って……」
「まだ君が気にしなくていい事だよ。君は存分に戦うといい、まだ俺たち上のレベルのリンカーに任せておきな」
「黒雪姫先輩、ちょっと……」
「どうしたらハルユキ君」
「レイン先輩って何時もはこう、飄々としてたりふざけたりしてるのにこういう時だけなんていうか……大人びているって言うか真面目って言うか…(ヒソヒソ」
「ああ、こいつはつかみ所が無いんだよ……実力は凄いんだが…性格がな……(ヒソヒソ」
「おいコラ聞こえてるぞ。お前ら二人相手に直結対戦してやろうか」
「「すみませんでした‼」」
「冗談だよ。好きでも無い奴に直結する訳無いだろ」
「えっ⁉わ、私の場合は……?直結したって事は…その……」
【オレンジ】は顔を真っ赤にしながら俺の横でモジモジとしている
「何をモジモジしてんだ?顔も赤いぞ、熱でもあるのか?」
と俺が顔を近づけると
「ひゃっ⁉か、顔近いよ!」
バッシーン‼
ビンタされた……
「痛い……」
何か反応が昔のレビィみたいだな……
「さて、俺は帰るかね……と言いたいが【黒】、送って帰る」
「あ、先輩。それくらい僕が……」
「いくらニューロリンかーとかで防犯が出来ているとはいえ暴漢が出ないとは限らん。君はその時守れるかい?」
「……すみませんリアルでは非力です……」
「ハルユキ君には悪いが私もレインに送ってもらった方が安心出来る」
「そーそー、レインは私の部屋に来た強盗をフルボッコにして屋上に吊るしたんだから」
「あ、あの事件先輩が犯人だったんですね……」
「当たり前だ。俺の【オレンジ】に怪我させてたら吊るすくらいで済まさなかったがな」
「お、俺の⁉」
「変なとこに反応するな」
「言い方が悪いんじゃない。期待させないでよ……」
「あ?何だって?」
「何でもない!ほら、レインもマスターも帰るよ!」
「おう」
「邪魔したなハルユキ君」
「あ、僕も帰るよ。じゃあねハル」
「あ、レイン先輩、今日はありがとうございました」
「何時でも言いな。協力してやるから」
「はい!」
後書き
戦闘シーンをもう少し長くしたい
そしてクロム君を出したい
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