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MS Operative Theory

作者:ユリス
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MS開発史
  モビルスーツの誕生②

——それまでの概念を覆す新兵器モビルスーツの完成——

 ジオン公国軍の開発した超兵器、モビルスーツ。
 
 その姿は当時の主力兵器と比べてもあまりにも異質である。
 
 ジオン公国と地球連邦との軍事衝突が現実味を帯びる中、地球連邦に勝利するには地球に直接軍隊を送り込むのは不可欠であった。だが、コロニー国家であり、資源小国であるジオン公国にとって、陸がないのに陸軍を、海がないのに海軍を組織するのは不可能であった。

 そこで考えられたのが、宇宙では宇宙戦闘機、地上では戦車と渡り合える高い汎用性を持つ兵器の開発であった。多くのプランを経て、新たな兵器の形として選択されたのが自由な四肢をもつ人型起動兵器であった。
 
 MS­-01は史上初のモビルスーツであるが、モビルスーツとしての機構はこの時点でほぼ完成しているが、核融合炉の小型化が間に合わず、既存の核融合炉をそのまま流用している。しかし、厳重な保護システムの組み込まれた従来の核融合炉では本体に収まりきらず、背面にはみ出すような形になっている。また、背中には同時に宇宙空間用のスラスターも装備され、バックパックはさらに巨大化。

 さらに既存の核融合炉では必要出力を得られず、実験中はいつも出力不足に悩まされていた。

 核融合炉の小型化の遅延から開発の遅れる上半身に比べ、下半身の開発の開発は順調に進んでいたようだ。脚部機構の動作確認の際には、すでに装甲材が取り付けられ、後に正式採用されるMS­05とほぼ変わらない形状となっていたそうだ。

 なお、核融合炉が結局完成したのがMS-­04、すなわちMS­-05ロールアウト直前のことであったといわれている。

 このMS­01で得られたデータにより、MS開発は急ピッチで進み、公国軍はわずか一年足らずで初の正式採用MS、MS­05ザクⅠを完成させ、MS開発は新たな局面を迎えることになる。





補足事項

——公国軍のモビルスーツは民間企業製だった——

 ジオン公国のモビルスーツ開発には、多くの民間企業の貢献があったと言われている。軍部はモビルスーツ開発がスタートした時点で多くの技術史観を各企業へと派遣させた。これにより、軍の要求する高性能兵器を民間の大量生産技術で即座に生産する体制が整えられた。

 また、ジオン公国は多くの軍需工場を民間企業に開放。月面都市細大の工場施設群、グラナダなどを民間企業に払い下げている。



——MS産業のパイオニア、ジオニック社——

 ジオン公国には、ドム・シリーズや水陸両用MSを開発したツィマッド社や、MAを考案したMIP社などの起動兵器メーカーが存在する。その中でも最も有名なのが、MS開発のパイオニアにしてザク・シリーズを生み出したジオニック(ZEONIC)社である。

 MSという新しい工業分野を切り開いたジオニック社だが、公国の敗北によりアナハイム・エレクトロニクス社に吸収されることになる。
 
 

 
後書き
次回 ザクⅡの完成 
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