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書いてみた系

作者:石榴石
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竜宮レナと圭一の戦闘シーンかいてみた(ネタバレ注意:ひぐらしのなく頃に(TV版)第25話

 
前書き
見たことない人にも楽しんで貰えるかな? 好きなシーンを書いてみました。これを書くために何度も動画を見ては、泣きました。セリフは耳コピなので間違えている個所があるかもしれません。


あなたは、信じられますか?――仲間



ひぐらしが泣いている。




竜宮レナ

「お前は私の仲間なんかじゃないッ!!」



とある世界の圭一

「仲間ってのは隠し事なんか無しだろそうだろ? だからお前らは仲間じゃない!!」


ひぐらしのなく頃に

 罪滅ぼし編。レナは人を殺ししてしまい、死体を隠す所を仲間に見られる。

皆はそれを全員の秘密にして、隠すことに。レナは最初は仲間を信じると決めたが、次第に疑心暗鬼になり、孤立していく。
 そして、生徒を人質に学校に立てこもる。学校にはガソリンがまかれており、起爆スイッチがどこかにあるという一触即発の危険な状況。その中でも身動きが自由に取れた圭一は、仲間の推理を頼りにしながら起爆スイッチであるタイマーを探し出す。タイマーは屋根にあった。圭一は残り1秒という所でスイッチを止めることに成功したのだった。



アニメ版25話。屋根の上で、事件を起こしたレナと圭一が鉈と鉄バットで戦うシーンより 

 





「レナ!」

「まさか。こんな隠したの、見つけるとはね。……これですべて失敗かぁ」

「ゲームセットだな! レナ!」





「勝った方が正義ってことだね?」にらむレナと不敵な笑みを浮かべる圭一。

「そういうことさ」レナは圭一の懐へ鉈を振り上げ、真っ向から飛び込む。十字にぶつかった金属と刃物からは鈍い音と火花。



「俺に負けたら、そんときゃ覚悟してもらうぜ?」圭一の頬には汗が滲む。

「私に勝ったらどうするっていうの?」

「もちろん、俺の専属メイドさんだよな? 朝はおはようがございますから、夜はおやすみなさいまで! たっぷりご奉仕三昧だぜ?」その言葉にレナは狂ったような笑い声をあげる。「圭一君らしいなぁ」

力を込めて、互いは反発し合う。そこから圭一は後ろに下がり、勢いをつけてレナの元へ走り込む。







「あの時さ、~思わなかったか? もう一回、こんな戦いをしてみたいって」

「ええ、おもってた!」息を切らしながら、お互い距離を保つ。

「この緊張感、たまらねえぜ! 決着がつくことすら、興ざめするくらいにな!」

その表情は生き生きと、戦いを楽しんでいるかのようにも見える。

「負けても恨まないでね!」力のこもったセリフを吐きながら、レナは圭一に再び切り込む。圭一の方が押されているようにも見える。だが、汗をにじませながらも斬撃を受け止めバットを構える。







何度目かというほど、金属と金属がぶつかる音が響いた頃。

「んじゃ、もっかい確認するぜ! 俺が勝ったら、俺専属のメイドになってご奉仕三昧の毎日だ!人前では、これが私のご主人様ですって、ちゃんと紹介するんだぞ?」真正面に武器をぶつけあったまま、圭一はレナに語り掛ける。

「可愛い服じゃないと嫌だよ?」その瞳に光はないが、口元は笑っている。

「そこは任せろ! 監督の完全監修の元、色々と取り揃えてやるぜ!」

「すごいすごい! ……負ける気なんてサラサラないけど。なんだか楽しそう!」

レナはわざとらしげに笑ったが、ふいに来る圭一の言葉に意表を突かれる。

「次はレナが勝った番だ」



(えっ?)



 お互いの武器がぶつかる反動で、レナはよろけながら後ずさる。圭一の表情は真剣だった。

「レナが勝ったら、俺はレナの話を信じる。~お前が喉をかきむしって死んでも、最後はちゃんと看取ってやるから、安心しろ。」

「……なんだか、私が勝ってもつまんないな」力なくそこに佇むレナ。

「なんだよ、変えるのか?」

「私も、圭一君と同じご褒美が良いな」切なげに眉をひそめ、目を細める。



「別にメイドじゃなくてもいいよ。~朝は私におはようって。夜は私に、おやすみって言って欲しい。いっぱい私にやさしくして、いっぱい私を楽しくさせて欲しい。」その表情は穏やかに変わっていた。

「これじゃあ私が勝っても圭一君が勝っても。私たち、ずっと一緒なんだね。」苦しく微笑む。

「一緒ではあるが、待遇に違いがある!」親指を立てて圭一は無邪気にウインクする。レナは笑っていた。

 しかし圭一は、片手に下げていたバットを両手で構える。

「先に行っとく!」レナの笑顔は圭一の真剣な表情に途切れる。

「何?」レナも鉈を構える。お互いの空気は緊張する。

「楽しかったぜ!」「わたしも、だよ」お互いの息は見事に重なっていた――次の一撃で決着をつける。最後の勝負を賭け、今までよりさらに開いた距離をお互いめがけて飛び込んだ。



 その瞬間、回旋しながら屋根から吹き飛んだ金属は、圭一のものだった。鉈を持つレナの腕は、倒れ込んだ圭一の上に高く振り上げられていた。振り下ろせば圭一の首を切り落とせる程に。



「まだついてないぜ。そいつを振り下ろすまでは、まだ、つかねえぜ」圭一はかろうじて喉をレナに突き出す。

「嫌だ……」「え?」圭一の上に、大粒の滴が零れ落ちる。

「嫌だよ・・・嫌だ! どうしてこんなことになっちゃったんだろう・・・どこで変になっちゃったんだろう? 私は、みんなを信じてたはずなのに、どこで信じられなくなったんだろう? どうして。大好きな仲間たちに、こんな恐ろしいことを」ぼろぼろと涙をこぼしながら、レナは鉈を振りあげるのを止めた。



「お前、気づいたのか? 気づけたのかよ?」

「どうして。あんなにも楽しかった日々を、自分で壊してしまったんだろう」

「お前、やっぱりすげぇよ。自分自身の間違いに気付けたんだよ。さすがだよ、さすがだよ、レナ!」

「仲間を傷つけたよ? 魅ぃちゃんにもひどいことしたよ?」

「後で謝っとけ」



「簡単な事だったんだ」圭一は涙を流し続けるレナを、そっと抱きしめる。「誰でも思いつく、とても簡単な事をすればよかったんだ」「え?」

諭すように圭一はレナに向かう。「なにかにやばかったり、疑いそうになったり、辛いことがあった時にはな。仲間に、仲間に相談するんだよ」

レナは自分のしたことに気づいた。圭一の言葉に、ただただ涙が溢れるばかりだった。

「だよね……そうだよね」圭一の懐で、声をあげて泣いた。











詩音「信じなかった日もある・・それを誰かに諭された日もあった気がする。信じ続けることって、大変なことだよね」





竜宮レナ「楽しい毎日がいつか終わるものなら、それがいつかなんて誰にもわからない。だったら、例えそうなっても悔いがないように、精一杯楽しく生きるのが正解じゃないかな」






 
 

 
後書き
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自分の間違いに気づくのって、決して一人じゃできないね。

こうやってぶつかり合って、そうやって誰かが教えてくれるんだね。 
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