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IS 〈インフィニット・ストラトス〉×トリコ 食を探求する夏の毒!

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楽しめ臨海学校! 会長来襲!!

 
前書き
僕はね、昔変らないたった一つの夢を持っているんだ。

何かに影響されたんじゃない、ある    との約束を今も律儀に守ってるんだ一方的に

もう守る義理もないのにね。本当に変わり者だよ、僕は

その夢を現実にする為に必死になってた、でも、無理だと悟った。だって・・・

その願いを現実にするには、世界を一つに纏めるしかないと気付いたからなんだ

でも世界を纏めると言う事は、何かを纏めないという事なんだ。それじゃ駄目なんだ

だから、僕の夢は

永遠に叶わないし、僕の努力が報われる事は無い。永遠にね。 

 
「海が!見えたぁ!!」

IS学園から出発したバスは、長いトンネルを抜けると一面に広がる海が視界に広がり、バスに乗っている女子達のテンションは一気に上昇する。一夏も女子達に合わせるようにテンションを上げており、膝の上にシャルとラウラを乗せながら窓を開けて上半身を窓から出して海を見る。

「うっひょ~!こりゃいいわ、テンション上がってきたぁ!!身体の調子も良好!最高だぜ!!」

一夏は肩を回しながら上機嫌に叫ぶ。花月の針治療で身体と精神面の疲れは完全に取れて、現在絶好調。花月には本当に感謝している

「(今度花束でも持っていってやろうかな?確か紫さんもいい感じだったし)この日の為に・・・寝る暇も惜しんで仕事に励み今日を迎えた・・・。休暇のつもりで・・・思いっきり楽しんでやるぜぇぇぇえええ!!!」
「「「「「いいぞ~龍神君~!!!」」」」」
「「「「「もっといっちゃえ~!!」」」」」

完全にお祭り騒ぎとなっているバスの中、千冬は五月蝿そうに顔を歪めて静かにしろと言いた気にしている、今にも立ち上がって叫びたい、静かに出来ないのかと。だがそれが出来ない。時速40キロほどで走る車内、揺れで身体が浮き、その度に自然に後ろから2番目の席に着きながら、ラウラとシャルと楽しそうに会話している一夏の顔が自分の目に焼きつく。自分と向き合っている時には見せてくれない純粋な笑顔、その笑顔が妙に心に突き刺さる。

心が重くなる、息が速くなる、頭が働らなくなっていく、どうしてここまで苦しくなるのか。彼は龍神 一夏、だが自分は彼は自分の弟にしか見えない。自分が可笑しくなってしまったのかこの葛藤はいったい何なんだろう、どうして・・・ここまで

「可笑しくならなければならないのだ・・・」


「おいこらラウラ!俺の楽しみに取って置いた夏限定発売、超数量限定激旨最強プリン食ってんだぁぁぁあ!!ってぁぁああ、シャルお前もか~!!?」
「うむ、これは中々美味だな」
「そうだね!流石お兄ちゃんの目利きで探したプリン!」
「そうだろうそうだろう!」
「「「「「最高だね~!!!」」」」」
「そうだろうそうだろう・・・ってなんでクラス全員で食ってんだぁぁああ!!?俺まだ食ってないのに~!!!??」

・・・この落差は何とかならないのだろうか、そしてお祭り騒ぎなバスは3日間お世話となる旅館に到着した。全生徒はバスから降りて旅館の女将さんなどに挨拶を終えて荷物を持って旅館に入っていく。一夏もそれなりに大きなスーツケースを肩に担いで旅館に入ろうとした瞬間

「っ!!」

一夏はスーツケースを地面に落とした。そして旅館の入り口に背を向けて、警戒するような態勢を取り始めた。1組だけではなく、他のクラスの女子達も一夏のいきなりの行動に不思議がって動きを止めた。

「どうしたの龍神君?荷物落ちたよ?」
「ああわかってる、でもそんな事に構ってる暇はないんだ。少しでも気を抜いたら・・・俺は終わる」
「終わ・・・る?」
「どういう事ですの一夏さん?」

セシリアが一夏の肩に手を置こうした時、一夏はセシリアをソファのある方向に突き飛ばしながら武道の方の様なものをとった。次の瞬間!

「激竜拳!!」

っという声と共に、一夏へ澄み切った青空のような色をしたエネルギーの激流が渦巻きながら双頭竜の形を作りながら向かってきていた。それを見た女子達は驚きながら動けなくなる。一夏はすぐさま右腕を撫でるように左手を滑らせて、右腕をマグマ以上の炎へと変化させる。周囲へ熱の影響が及ばないように配慮もされている。

「俺の心と魂が熱く滾る!貴様を燃やし尽くせと唸りを上げる!豪熱!!ブレイズアグニクラッシャァァァアアアアアアアア!!!」

そのままGTロボを一撃で葬った一夏の奥義の一つが竜と激突した。マグマをも超える炎と竜、この二つの激突は直ぐに決着した。

「ぬぅぅぅぅうううっ!!うぉぉぉおおお!!!」

一夏は苦しげな声を漏らしながら、腕を大きく下へ振り下ろして竜を相殺した。が、目に見えて疲弊していた。大きく息を乱しており、汗を滝のように流していた。右腕の炎の大半は消えうせており、残っている炎も先程のような勢いも無く、消えかけの焚き火の様になっている。一夏は大きく空気を吸い込んで酸素を確保して右腕に力を入れなおすと、右腕は再び激しく燃え上がり始める。

「ったく、いきなり激竜拳マジ殺しにかかってんじゃねぇよ。無駄に力入れやがって、なんのつもりだよ、しかも風の鎧でステルスまでかけやがって」
「いや~悪い悪い、どうしても試したくなってな。炎を覇する龍の力を甦らせた実力をよ」

突如響き渡る男の声、一夏は右腕の炎を消して前へと出る。一夏の進行線上に風が渦巻いている部分があった。風は一瞬で四散し、風で姿を隠していたもの姿を表した。

「やっぱりか・・・。おい好い加減にしろよ糞兄貴、アンタの激竜拳はどれだけの威力があるのかは一番理解出来てるだろ」
「あっはっは、でも力を試すにはこれが一番だからな!」

姿を現したのはIGONEOの会長にして一夏の兄、龍神 龍人、その側近、アリト・ブロンデーだった。

「つ~かアリトさん、なんで一緒に居たのにやらせたんですか」
「その・・・止め切れなくて・・・」
「はぁ・・・未来の旦那の手綱ぐらい握っててくださいよアリトさん」
「ふぇ!?」

アリトは一夏の一言に顔を真っ赤になってしまう。

「そそそそそそんな、みみみみみみ未来のだだだだだ旦那って・・・」
「そう見えるか?んじゃもう結婚してみるかアリト?」
「ふぇえぇええええええええええええええ!!!??」 
 

 
後書き
一「一夏と!」

リ「うp主(作者)の!!」

一、リ「「後書きコーナー!!!」」

リ「はいっという訳で今回も始まりましたこのコーナー」

一「もうアリトさん、イメージ崩れまくりだな。何時もの厳格なキャラ台無しだ」

リ「会長の一日で既に崩れてると思うぞ」

一「ああ・・・」

リ「因みにアリトさんの元となったキャラはFATEのセイバーさんです」

一「かけ離れすぎじゃねぇか?」

リ「でもこんな感じの男装の麗人ってよくね?俺の知り合いにも居るけど、スーツ姿のセイバーっていうかダメットさんだけど」

一「バゼットさんじゃねぇのか」

リ「うん、髪は黒だけどそれ以外大体一緒。生真面目だが、融通の利かない堅物だし」

一「でも」

リ「駄目な人なの」

一、リ「黙祷」

リ「それでは皆さん!!作品を読んだら感想を送ってください!これを習慣にして貰えると助かります!感想は私にとって、最高の栄養剤のような物なのです!感想が来ると創作意欲が湧くのでよろしくです!」

一「質問なんかも募集中だぜ!」

リ「ご飯はよくかんで食べようぜ!」

一「わんこ蕎麦食った後だから説得力ないわ。因みに記録は?」

リ「105杯、10,5人前」

一、リ「「それでは待て!次回!!」」


「ねぇ、君はどんな夢を持ってるのかな?」

「僕はね、□□になりたいんだ。たぶん、未来もこの思いは変らないさ」

「そう、なら私は君を支える棒になろうかな?人は支えあって人って読むんだし」

「僕一人でもなれるよ」



ねぇ、今の僕を君が見たら、どう思うかな? 
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