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仮面ライダーフォーゼ 自分の手で

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第十二章

 そのうえで訓練に参加する、大文字達もマシンに乗りそのうえで夜の戦いになれるべく訓練を行うのだった。
 この日は遅くまで訓練を続けた、そして翌日の講義はというと。
 如月は爆睡した、それで昼になってやっと起きて言うのだった。
「ふう、昨日は殆ど徹夜だったからな」
「弦太郎君寝過ぎです」
 その彼にユウキが言う。仮面ライダー部の面々は食堂で昼食を食べておりその中で話をしているのだ。
「かく言う私もですが」
「君も随分寝ていたな」
 かく言う歌星もコーヒーを飲みそれで眠気を何とか抑えている、そのうえで言うのだ。
「やはり眠かったか」
「ちょっと、私は戦いに参加していないですけれど」
 だが夜遅くまっで起きていたことは事実だ、それで彼女もなのだ。
「眠いです」
「当然だな、生きているのなら眠りたくなる」
 このことは生物の生理的欲求だ、眠らなくては疲れてしまいやがて死んでしまう。それで如月達もなのだ。
 だがそれでもだというのだ。
「しかしな」
「スサノオが夜に仕掛けてくることが考えらえるからだな」
 大文字もかなり眠そうだ、欠伸を噛み殺して言っていることにそれが出ている。
「それは仕方がないか」
「けれどやっぱり寝ないと駄目よね」
 美羽はこう結論を出した。
「さもないといざという時に戦えないから」
「じゃあ寝ればいいのか?」
 如月はここまで聞いて述べた。
「今日みたいに」
「それなら大学の講義で座って寝るよりだ」
 それよりもだというのだ。
「家でベッドで寝た方がいい」
「その方がいいのか」
「そうだ、その方がずっと疲れが落ちる」
 歌星はこのことも話した、疲労もまた戦いに大きな問題点だからだ。
「そうした時は学校を休んだ方がいい」
「それでは今こうして登校していることはか」
 朔田は歌星の話を聞いて述べた。
「間違いか」
「講義中居眠りをしても疲れは充分に取れない」
「では今は」
「家に帰って休んだ方がいい」
「そうか、ではな」
「皆家に帰って休もう」
 そしてゆっくり寝て、というのだ。
「疲れを取ろう」
「よし、じゃあ家に帰って寝るか」
 如月は両手を上げて身体を大きく伸ばして言った。
「それで今夜もだな」
「訓練だ」
「そうしていってか」
「スサノオとの決戦に備えるべきだ」
「よし、じゃあジェイク達にも連絡してか」
「いや、二人はもうそうしている」
 学校を休んで家で寝ているというのだ。
「既にな」
「そうか、もうか」
「火野さん達には俺から連絡しておく」
 そうするというのだ。
「休んで欲しいとな」
「ただ。クスクシエのことがありますよね」
 ユウキはここでこのことも気付いた。
「ですから」
「そこは何とかしてもらう」
 休んでもらうというのだ。
「そうしてもらおう」
「戦いに備えてですね」
「疲れていてはどうにもならない」
 これは火野達にも言えることだった、やはり疲れていてはどうにもならないのだ。 
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