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IS 〈インフィニット・ストラトス〉×トリコ 食を探求する夏の毒!

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学年別トーナメント 炎覇龍の目覚め

ツーマンセルトーナメント、学年別トーナメント。クラス対抗戦でのアクシンデントを考慮し、2人1組となりISで戦う。だが、そのISの中で異端が居た。

そのISがスーツのような見た目で弱いっという印象しか抱かないもの。装甲などのものも一切なく、武装も超振動クローのみ。が、それを纏う者によって強大な力を発揮する。

「はっはぁ!!」

その者の名は龍神 一夏。シャルル・デュノアタッグを組んでトーナメントに挑んでいた。接近戦主体の一夏、中遠距離から攻撃主体のシャルル、中々バランスが取れたタッグとなっている。そして二人はトーナメントの記念すべき第1回戦に割り振られて、敵となる相手と戦っていた。そのタッグはラウラ・ボーデヴィッヒ、篠ノ之 箒。

運命の悪戯か、はたまた宿命にも似た物によって引き起こされたものなのか

「ラァァアンス!!」

左手を手刀にし真直ぐとピンと伸ばしたまま、そのまま腕を箒とラウラ目掛けて突き出した。すると腕からは炎で象られた鋭い槍の様な物が大量に飛び出して、箒とラウラへ目掛けて飛んでいく。ラウラはすぐさま回避行動を取ってランスからの斜線上から出るが、そこから回避するのはシャルルが計算していたのか銃撃を加える。ラウラは銃撃に多少被弾するが直ぐに反撃を開始する。

一方の箒はランスを避けきれずにまともに直撃する。大した操縦技能は無い

「くっ・・・こんな力では駄目だ!これでは一夏を元に・・・私の一夏に戻せない!」
「誰かお前のだって?」

箒が顔を上げると目の前には一夏が立っており、一夏は箒が変な事を言うとすぐさまけりを加えて箒を倒して箒の腹部を踏みつける。

「がぁ・・・だぁ・・・ぐわぁぁ・・・」

余りの痛みと苦しさで言葉さえまとも発せなれないのか、何を言っているのかは理解出来ないが一夏は力を加減する気などなかった。友人でもなく、唯々今居る自分を否定して訳の解らない妄言を吐き散らす精神異常者としか一夏には写っていない。

「誰が可笑しいだって?俺がお前のだって?ふざけるのも大概にしろよ小娘、これ以上俺を怒らせるんじゃねぇよ。もういい、お前はここでリタイアだ」

一夏は一旦足を上げてから腹部を強く蹴って箒の身体を浮かせた、そして更に背中を蹴りつけて更に身体を浮かせて、拳を握って腕を引いて、腕を燃え上がらせた。

「ブレイズナックル!!」

高温の炎でコーティングされた拳が箒の身体へと突き刺さった。箒は嗚咽を漏らしながら、大きく吹き飛ばされ、壁へと激突し、大きく壁を凹ませながら罅割れさせた。一体どれだけの威力なのか良く解る。箒はそのまま倒れこみ、動く事無く気を失った。

「ふぅ・・・っ!」

一夏は溜息を吐くと、何かを察したのか直ぐに横へとステップを踏んだ。すると先程まで自分が居た場所は大きく爆発した。その原因はラウラの砲撃だった。

「中々正確な射撃だが、ちょっち正確すぎるかな?」
「なにをっ!!」

ラウラはその言葉に触発されたのか次々へと砲撃を始めた。が、一夏は自分目掛けて飛んでくる攻撃の全てをバク転をしてその全てを避けきって見せた。ラウラは驚きながらも攻撃を続けようとしたが、一夏はバク転を止めて自分目掛けて突進してきたのだ。これを好機と思ったのかシャルルの攻撃を避けてから一夏目掛けて攻撃を再開した。全て正確なもので全て一夏に吸い込まれるように向かっていくが、全て掠る掠らないかというほどギリギリの所で外れていく。

「な、何故当たらん!?」
「中々正確な射撃だな、だが正確な射撃ほど予測し易い物はないものでね!!」

ラウラの攻撃はどれも正確でもので一流だ、砲撃の例としても使えるものだろう。だが余りにも正確すぎるのだ、一夏は様々な戦いや修行を経験しており、相手の視線や身体を動かし方、足の開き具合、息遣い、全てを総合して攻撃を察知する。正確な狙いは余りにも正確すぎると手練れの者によっては予測し易いものでしかない。逆に曖昧で出鱈目な攻撃は読みにくい。

一夏はあっという間にラウラの前と到達するとサイズを作り出してそのままラウラを切り裂こうとするが、何処からか強いプレッシャーを感じ取った。

「!?二人とも伏せろ!!」

一夏は強い危機感を感じてラウラとシャルルを抱き寄せて地面に伏せた。その直後、チュゴォォォン!!凄まじい爆音がアリーナに響く。アリーナのシールドを突き破り何者かが、侵入してきたのだ。

「い、一体何が起こったのだ!?」

ラウラは一夏に退いて貰って状況を確認すると、アリーナに一つの影を見た。それは・・・GTロボだった。一夏は再び合間見えたGTロボとそのオペレーターに気付くと毒づく。

「またかよ・・・。おいジュラング、お前も暇だな」
『暇とは失礼ですね一夏、今日も任務ですよ。最近ISのデータも揃ってきたのでサンプルも欲しくなったので此処に来たんですよ。本当は生身で来たかったんですが、駄目だと言われて萎えています』
「ならそのまま萎れて死ね」
『あら酷いですね、あれ程熱い夜を交し合ったというのみ』

ジュラングはヨヨヨっと泣くような仕草を見せるが、一夏は額に青筋を立てていた。

「ああ確かに熱い夜だったな、火の海的な意味でな」
『もうつれないですね、少しは乗ってくれてもいいじゃないですか?っ!!』

ジュラングは残念そうに言うが、突如自分に迫ってくる攻撃を防ぐ為に腕を交差させて砲撃を防いだ、嫌弾いて一夏への攻撃へ変換した。一夏はこちらへと向かってくる攻撃に焦る事無く砲撃を手と受け止め、瞬時に炎を出して砲撃を溶かした。

『正確な射撃です。今の砲撃で貴方がどれだけ有能な軍人か理解出来ます。ですが、それでも二流。貴方の戦い方はスキルであっても、アートではありませんね』
「何を言っている!?」
『貴方の戦い方には柔軟さと優雅さ、美しさが無い!』

ジュラングは地面を蹴ってラウラとの距離を一気に縮める。ラウラはほんの一瞬で数十メートルの距離を縮めた相手の力を驚いていた。新型のGTロボの基本スペックがISを凌駕している良い証拠だろう。

『まずはそのISを貰い受けましょう!!』

ジュラングの腕はラウラに達しようとしたとき、その腕は一夏によって止められた。

「ラウラとシャルル、ここは俺がやる。お前らは下がってろ」
「何を言っている!」
「3人がかりなら!」
「邪魔なんだよ、お前らが居ると」

一夏の言葉は酷く冷たく鋭いものだった。ラウラとシャルルはその言葉に寒気を感じた。今目の前に居る一夏は怒っていた。それは理解できた。

「二度はいわんぞ」
「「わ、わかった・・・」」

二人はその言葉に従って下がった。そして一夏は更に力を加えていく。ジュラングはこれはまずいと感じ腕を振り切って距離を取ったが、次に目にしたのは一夏の全身から溢れ出すマグマをも凌駕する強大な炎だった。一夏の背後からまるで地面から這い上がってくるような龍が現れる、まるで生きている炎が集合体となって作られているかのようだった。ジュラングはその光景を見ると、全身から冷や汗を欠きながら悟った。

『ま、まさか・・・本気なのですか・・・?』
「あんなふざけた事を言った罰だ・・・。てめぇに俺の純潔はやれねぇな!!」
『これは・・・もう終わりですね・・・』

ジュラングは腕をダランと垂らして諦めたような感じだった。一夏は全身からあふれ出している炎を一転、掌へと集めていた。

「この炎はマグマをも凌駕する業火だ!!俺の心と魂が熱く滾る!貴様を燃やし尽くせと唸りを上げる!」

一夏の背中から炎が噴出し、それが推進力となってすさまじい速度でジュラングへと迫っていく。

「豪熱!!ブレイズアグニクラッシャァァァアアアアアアアア!!!」

一夏の掌がGTロボの装甲を燃やしながら融解させ、そのまま腹へと突き刺さりながら大きく持ち上げる。GTロボの装甲は解けながら地面へと垂れていく。

「バァァアアアン!アウトォォ!!!」

ロボの体内で拳を開くと、瞬時に熱がロボ全体へと広がっていき、ロボの全てを融かし、赤い光の粒子へと変えてしまった。全てを燃やし尽くす一夏の炎の奥義、豪熱。これを使用したと言う事は、炎覇龍は完全に目覚めたという事をさす。 
 

 
後書き
一「一夏と!」

リ「うp主(作者)の!!」

一、リ「「後書きコーナー!!!」」

リ「はいっという訳で今回から始まりました。後書きコーナー!」

一「今回から本編のいろんな補足なんかをしていくぜ!」

リ「今回は一夏の必殺技の一つ、豪熱!ブレイズ・アグニ・クラッシャーです。この技の名前は一夏の技の殆どに付く炎を意味するブレイズ、火の神のアグニから考えました」

一「でもこの技の元ネタあれだろ?」

リ「勿論、では皆さんご一緒に!」

一「俺のこの手が真っ赤に燃える!!」

リ「勝利を掴めと、轟き叫ぶぅ!!」

一「爆熱!!」

一、リ「「ゴットォ!フィンガァァアアアア!!!!」」

リ「はい、皆さんご存知。機動武闘伝Gガンダムのゴットガンダムの必殺技、ゴットフィンガーです」

一「でもなんでこれが元になったんだ?」

リ「友達が家に持ってきたDVDがGガンダムのサイサイシーとドモンの名勝負だったから」

一「納得」

リ「それでは皆さん!!作品を読んだら感想を送ってください!これを習慣にして貰えると助かります!感想は私にとって、最高の栄養剤のような物なのです!感想が来ると創作意欲が湧くのでよろしくです!」

一「質問なんかも募集中だぜ!」

一、リ「「それでは待て!次回!!」」 
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