| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

私立アインクラッド学園

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第二部 文化祭
  第12話 生きてる

 
前書き
[この子と離れたくない──]

幽霊屋敷の奥で、白い人影を目視した明日奈と和人は──? 

 
「ね、ねえキリト君あれってもしかしてもしかしてもしかして」
「落ち着けよアスナ……よく見ろよ、透けてなんかないし、脚だってある……あの子、生きてるぞ!」
「えっちょっ……キリトくん!?」

 明日奈が和人の方に手を伸ばすが、彼が急に走り出した為、見事に空を切った。

「もー!」

 明日奈は和人に聞こえるように大声で言うと、後を追った。
 追いついた時、和人の腕の中にはひとりの少女の姿があった。

「俺の姿を見た途端、突然倒れたんだ……」
「……依頼で聞いた女の子は、たぶんこの子だね」
「ああ。……けどこうして触れられる以上、幽霊なんかじゃないみたいだな」

 幽霊が本当に触れられないかなんて、誰にもわからない。事実、この少女の血色は良いものではないし、躰はあまりにも細すぎる。
 だが、なんとなく判る。この子は生きている──。
 そうと判った以上、こんなところに置き去りにしておくわけにはいかない。
 明日奈は呟くように言う。

「学園に連れて行きたいけど……寮には泊められないし」

 学園側など、大人にに引き渡すという選択肢もあっただろう。しかし、なんとなく思う。
 この子と離れたくない──。
 そんな明日奈の心情を悟ったのか、和人は熱心に考え始めた。
 和人が口を開く。

「……こないだやった方法は?」
「こないだ、って?」
「前にスグやユージオと依頼で出掛けた時にさ、寮に帰るのは難しいから……って行ったとこ」

 和人が学生証を提示する。

「ああ!」

 明日奈はパンッと手をうつと、自分の学生証を取り出し、真上に放り投げた。

 
 

 
後書き
アスナ「ねぇ、キリト君……関係ないけど」
キリト「ん?」
アスナ「ドラマCDでの君って、キリト君っていうよりは、さくら荘の空太くんみたいだよね」
キリト「……そういう感じの発言はやめましょうねアスナさん」

 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧