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古の鉄の巨人を駆る他世界への介入者

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ネルフ視察

「はぁ・・・遂にこの日が来ちゃったわね・・・」
「そ、そうですね・・・」

ネルフの入り口であるゲートの前にはリツコとその弟子的な存在のマヤ、マヤと同じオペレーターのシゲルが立っていた。本当はここに冬月かゲンドウが居なければいけないのだが、ゼーレからの老人から二人揃って呼び出しを食らっている為無理。ミサトは居ると絶対相手にけんかを吹っかけるので却下、リツコが頭を回転させて連れてきたのがこの二人だった。

シゲルは先程からずっと深呼吸を繰り返している。それも致し方無いだろう。これから来るのはグライナルリーゼズ、しかもその上層部のメンバーが視察に来るというの言うのだから。もしも、この視察でネルフが無能、役立たず、唯の金食い虫と認識されれば廃止は必須。何とかそれだけは阻止しなければならない。が、マヤは落ち着いていた

「せ、先輩、一体誰が来るんでしょうか・・・」
「・・・今解っているグライナルリーゼズの上層部は、キョウスケ・ナンブ大将、八雲 闇夜少将、八雲 藍准将、キラ・ヤマト准将、シン・アスカ准将、そしてって所ね・・・。可能性としては闇夜少将が来るんじゃないかしら・・・?それにしても、マヤ。貴方随分落ち着いてるわね」
「ちょっと良い人に会えましたから♪」
「良い人?」

そういったとき、ゲートがゆっくりと開き始めた。リツコ達は喉をごくりと鳴らして覚悟を決めた。そして、次の瞬間目を疑った。そこにいたのは

八雲 闇夜少将、ミゲル・アイマン大佐、シンキ・ナンブ少佐、惣流・アスカ・アイマン大尉、そして極めつけはキョウスケ・ナンブ大将。この5人がやってきたのだ。リツコは嘗て無い程今居る状況を恨んだ。

「(どうしてナンブ大将が来てるのよ~!!?)」

まさかまさかのグライナルリ-ゼス隊長自らネルフの視察にやってきただ、これには驚くしかない。確かに上層部の人間が来るとは言っていた。言ってはいたが誰が特務機関の最高責任者が来ると予想できるだろうか!!?

因みに何でアスカがアイマンというのをしてるかというと、アスカとキョウコの親子は何処に世話をしてもらうかという話をしていた時、キョウコから出来ればミゲルの所がいいと言ってしまい、ミゲルはそれを快く承諾。そして、その後、共に暮らしているときにキョウコの巧みな話術によってアスカの心情がミゲルへ露見。ミゲルは嬉しく思いながら

『あ~・・・そのぉ・・・あ、後数年したら交際してもやらんでもないぞ・・・?』

っと言う返事をして、気が早いがアスカとキョウコはラングレーからアイマンというものに変った。因みにミゲルとアスカの歳の差はだいだい9、このよってミゲル、ロリコン疑惑というものがたってしまいミゲルは後悔する事になった。が、キョウコが後戻り出来ないように様々な噂話を立ててミゲルの逃げ道を塞いでしまい、ミゲルはもう自棄になったのかアスカとの責任を取ると公言。この言葉を聞いたキョウコは悪い笑みを浮かべ、キョウスケは思わず

『・・・やはり女というものは恐ろしい・・・。神話生物だな・・・』

っと言ったそうだ。

『隊長何か言いました?』
『嫌何も言っていないぞ』
『そういえばエクナさんが・・・』
『・・・それを早く言ってくれ・・・』

「ネルフの視察に来たキョウスケ・ナンブだ。この視察によってはネルフの今後に大きく影響する事は既に知っているな」
「は、はい、勿論です・・・では、こちらへ・・・。あっでも、会議室と猛一つの場所への視察となっているますが・・・」
「ならばいい、ではそちらが提出するデータを渡せ。それと同時に視察を行う。シンキ、闇夜は俺と共にこい、ミゲルとアスカはもう一箇所の視察に向かえ」
「了解したぜ、連絡はどうする?」
「手筈どおりだ」
「解りました」

そう言ってキョウスケ、闇夜、シンキはリツコの後へ、ミゲルとアスカはシゲルの後に続いてネルフへと足を進めた。そして3人は会議室に通されて、資料と映像データをあわせた説明を受けた。が、3人は余り真面目に聞いていない、っというかキョウスケに至ってはネルフの事など機密中の機密の事も含めて全て知っているのだ。聞く必要は無い。

「で、では何か質問はありますか・・・?」
「・・・。では聞こう、あの世間知らずの無能作戦部長は何故まだネルフに居る」

と闇夜が聞いた。当然の質問だろう、今までまともな指示も出来ずに敗走して余計な被害まで出して、上官にも敬語も使わない、挙句の果てには少将や准将相手にけんかを売る始末。何故そのような人材を置いておくのだろうか。

「そ、それは・・・彼女は本当は優秀な人材なのですが、本番には弱いタイプで・・・」
「その程度の言葉で済ますつもりか?あれほどの失態を」
「うっ・・・」

そのとき、キョウスケが軽く笑った。

「・・・いいだろう、そこまで言うならいい余興が思いついた」
「余興・・・?」
「ネルフとグライナルリーゼスで模擬戦というものをしてみようではないか。それで本当にネルフが有能かどうか図ろう」 
 

 
後書き
次回!

ネルフVSグライナルリーゼス! インパルス&弐号機 VS 零号機&参号機 
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