| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

IS 〈インフィニット・ストラトス〉×トリコ 食を探求する夏の毒!

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

女神との来訪と調理の時

「うん中々いけるな食堂の食事も!!」

一夏は剣道場から出た後、如何するかとブラブラしていると途中でのほほんさんと出くわし、夕食を一緒にどうかと誘われた。取らなくても問題はないのだが折角のお誘いを断る理由は何処にもなかったので素直にお誘いを受けることにした。食堂では様々なメニューを大盛りで頼み、それを猛スピードで完食していく一夏。テーブルの上には一欠けらも残さずに完食された食器が載っている。

「いっち~良く食べるね~」
「おう、食事は生きていく為には必要不可欠だからな!さっきちょっと動いたから丁度小腹空いてたし誘ってくれてありがとよのほほんさん」
「えへへいいんだよ~」

のほほんさんは嬉恥ずかしそうに頬を欠きながらパフェを頬張っている。すると追加の料理を持った食堂のおばさんが一夏のテーブルに特盛りのソースカツ丼を置く。

「はいよ、追加注文のソースカツ丼!おまけで特別に特盛りにしといたよ!!」
「おお!これはこれは大感謝!!」
「それはこっちの台詞だよ、IGOの上層部の人に会えるだけじゃなくてこんな綺麗に食べてくれるんだから作るこっちが気分が良いよ」
「そりゃ折角作ってもらってるんだから完食するのは作ってくれた料理人に対する礼儀であり常識だし」
「くっ~良い事言って来るじゃないかい!」

おばさんは感動したようにハンカチで目元を押さえる。本当に涙が出ているようだ。どうやら中には食事を残す女子も多く困っているようだ。だから目の前で全てを食べつくす一夏は有り難いのだろう。そして一夏は丼に残っていた米粒一粒まで食べきって手を合わせた。

「ふひぃ~・・・ご馳走様でした!あ~美味しかった!!」
「あいよお粗末様、本当に綺麗に食べてくれるね~」
「さて、食器運ぶの手伝いますよ。流石にこれだけの量運ぶ大変でしょう?ついでにちょっとキッチン借りて宜しいですか?」
「構わないけど何するんだい?」
「いえちょっと料理人の皆さんにお礼を込めたお菓子をですね」

一夏は片手で全ての食器を持っておばさんの後に続いてキッチンに入っていった。そして食器をシルクに置き、自分は腕の袖を捲くり、料理人の目となった。

「さて本日私に料理を作ってくださった皆様にご披露する物は、クッキーで御座います」

その言葉を皮切り、一夏は材料を手にとってクッキーの作成を始めた。かなりの量の材料を一瞬で調理を施し、あっという間に生地を作り上げ、型に流して焼き上げた。

「さあ完成です、どうぞご賞味下さい」

そういわれたおばさんたちは一夏特製クッキーに手を伸ばして口に運んでいく。噛むと耳に心地いい音を立てながら砕けていく。

「!?な、なんて美味しさだいこれ!?」
「材料は普通、作り方だってそんな変ってなかったのにどうしてもここまで濃厚なクッキーができるの!?」
「しかも濃厚でありながら全くしつこくなく、程よい甘さで全く飽きが来ない!!」
「ついつい口に入れたくなっちゃうよ!」

「いかがでしょう?私の作ったクッキーのお味は」
「「「「「最高に美味しいよ!!!」」」」」

おばさんたちは異口同音でそういった。一夏満足したのか、そのまま頭を下げてキッチンから出て行った。

「嫌~まさかここまで美味しいお菓子が作れるなんてね~」
「良く出来てる子だね~・・・きっとご家族も凄い料理上手なのね」
「そうに違いないわね、あんな息子がいたら渡し自慢しまくっちゃうわ」
「娘にも見習って欲しいぐらいね」
「「「「「本当本当!」」」」」

その後、一夏のクッキーの作り方を聞いたおばさん達が食堂のメニューとして出した所、完売必死の大人気になった。そして、おばさん達の休憩時間必須のお供となったのであった。

食堂から出て廊下をブラブラしていると、途中で山田先生と出くわした。


「どうしたんですか山田先生」
「じ、実は龍神君の部屋の鍵と部屋番号を教えてなかったと思って・・・」
「ああそういえば」

一夏はここが寮制だったと漸く思い出した、そして鍵を受け取る一夏。

「部屋番号は1035番となりますから」
「はいはいわかりました・・・ってまさか女子と同室ですか?」
「・・・ごめんなさい、まだ部屋の整理が付いてなくて・・・」
「まあ俺はいいですけど、同室の女子の合意は取ったんですか?見ず知らずの男と同室とか、15~16の女子にとっては苦痛じゃないんですか?」
「それは大丈夫です、龍神君の同室の相手の布仏 本音さんには許可とってありますから!」

一夏は同室の相手を聞いて、ああ彼女なら大丈夫そうだなと納得する。一夏は山田先生に頭を下げてから部屋へと向かう。鍵の番号と部屋番号を照らし合わせながら部屋の前を過ぎていく、暫くそれを続けると漸く部屋を見つけたの足を止めた。

「ここだな、まあまずはノックで礼儀である」

コンコンコンコン、4回ノックしてから10秒ほどしてからドアが開いて、のほほんさんが出迎えてくれた。

「お~いっち~待ってたよ~」
「いや~同室の相手がのほほんさんで助かったわ。他の女子だったらどうしようかと思ってたよ」
「私もいっち~が同室で楽しそうだな~。後でお菓子作ってくれない~?」
「嫌もう夜だから作らんぞ?」
「やっぱり駄目か」

そしてその日はベットに潜って眠りに付いた。

そして翌週・・・セシリア・オルコットとの対決の日を迎えた

この日まで一夏は今までISの資料などを読みこんでいた。特に国家代表でも中々成功しない超上級テクニックの軌道のやり方などが掲載されている物を読んでいた。それ以外は特に何もやっていない。ISの訓練の使用許可は流石に一週間では下りなかったし、下りて乗る気などないのだが。それ以外で何かあったといえば、箒が無理矢理一夏をかっ去ろうとしたが、全て無視されて、怒って不意打ちしたが返り討ちされて、箒の評判が更に奈落のそこに落ちた事だろう。剣道場では未遂とはいえ傷害沙汰なのだから。

がここで問題起きている。一夏の専用機となるISが来ない、お陰セシリアを待たせるという事になっている。適当に待っていると・・・ピットにある二人が入ってきた。一夏はそお二人に見覚えがあるっというか、ありすぎて困るというか。

「っておいおいおいおい、なんで重役お二人が此処に居るんでしょうね?特になんて優奈姉がいるんだよ!!?」
「いや~だって愛する弟の初陣だから見たくてね、ついでに専用機の配達」
「まあしっかり仕事は終えて来てるから問題は無いよ一夏君」
「そういう問題じゃねぇだろココ兄・・・」

そう、専用機を届けにやってきたIGONEOの副会長のココ。それと絶世の美女、正に傾国の美女とも言える女性だった。一夏よりも背が高く、長い足にスマートな身体、とても魅力的な身体だ。スーツ越しでもわかる豊満な胸、長く背中にまで付く金髪。吸い込まれるような龍人と同じ金色の瞳、彼女こそ一夏の義姉であり、龍人の妹。IGONEO会長補佐 龍神 優奈その人である。

「っというか優奈ちゃん、専用機をまるで宅配便で贈るお中元みたいに言わない方が良いよ」
「嫌だって私にはそのぐらいの価値しかないし」
「まあそうだろうけど・・・まあいいや、はい一夏君、君の専用機だよ」

ココが懐から指輪のような物を取り出して一夏に渡す、一夏をそれを受け取って指に嵌めてみる。何の装飾も無い変哲も無い指輪

「・・・んで?」
「念じてみて、こいって」
「・・・こいや」

っといってみると一夏は光に包まれる。光が晴れると灰色の装甲のISを纏った一夏が立っていた。そして直ぐ様最適化が行われると、装甲は消え伏せてスーツのような物へと変じ、一夏は苦しげな顔をしていた

千冬は一夏に話し掛ける

「ISのハイパーセンサーは問題なく動いているな。龍神、気分は悪くないか?」

と一夏に聞く織斑先生。だが一夏の顔は微妙に歪んでいた、何所か不愉快そうな顔をしている

「・・・。最悪な気分だ、二日酔いにインフルの症状が重なったみたいに気分わりぃ・・・」

不安にさせるようなセリフを言った後にカタパルトにスタンバイした

「んじゃココ兄、優奈姉行ってくるよ。気持ち悪いけどこのストレスあいつにぶつけてくる」
「いってらっしゃ~い」
「あんまりやり過ぎないようにね」

そう言葉を掛けられた一夏はそのままアリーナへと飛び出していった。

セシリア・オルコットは自らのIS『ブルー・ティアーズ』を展開し来るのを待っていた
一夏がいるピットを見下ろしながら・・・待つ事数分発進許可の青ランプに光が灯る

「漸く来ましたか・・・」

どうやって男を辱めてやろうとかセシリアは脳内で考えていた。そして途轍もない速度で何かがそばを通ったか思えば目の前に何かが舞い降りてきた、それはまるで執事のような姿をした一夏だった。アリーナの観客席に座っていた生徒達も驚愕した、まるで機械的な部分が一切無いIS。今までこんなISは存在していなかった、ただ単に着替えたようにも思えてしまうほどだ。

「な、何ですの!?ま、まさかそれがISというのですか!!!??」
「ぎゃあぎゃあ騒ぐな、気分が悪いんだ」

一夏は心底不愉快そうな顔をしている。一夏は今本当に体調と精神状態が不味い、ISを装着してからこの異変は起きていた、一夏はその原因に気付いていた。一夏の体内のグルメ細胞をISが勝手に解析しようとしているのだ、がそれを一夏のグルメ細胞が阻止しているから起きている事だった。つまり、一夏はISをつけている限りこの感覚と共にいなければならない。

『龍神 一夏対セシリア・オルコットの模擬戦を行います、始め!!』

山田先生の声がアリーナに響き模擬戦がスタートする、セシリアは主力武装である巨大な特殊レーザーライフル『スターライトmkIII』を構え放つ。一夏はそれを最初から見切っているかのように僅かに首を動かすだけで回避する。

「え!?」
「おい・・・遊びなら付き合う気はないぞ」

一夏の言葉に怒りを感じたセシリアはライフルを再び構え連続で放っていく、一夏はそれを腕や足を少しずらして身体を動かすだけで避けていく。

「どうして!?どうして当たりませんの!!?」

次第にセシリアは焦りをにじませ、更に連射するが冷静さが全く無く、射撃も単調な物になって行く。勿論一夏はそんな単調な攻撃にあってやるほど親切ではなく、全て避けていく。

「ああもうハエみたいな攻撃しやがって、ウザい!!」

一夏は一旦地面に下りて、引き絞られた矢のように姿勢を低く構え、一気に開放した。一気に跳躍した一夏は一瞬でセシリアと同じ高さに到達して背後を取った。そのまま足を使ってセシリアの首を絡み付いて、そのまま地面へと降下して、地面にたたきつけた。

「がはっっ!!!?」
「・・・ふうっ・・・」

地面にセシリアを沈めると、バク転でその場から離れてセシリアから距離を取る。

「ああもう、ウザいんだよ一々俺の動きを制約するんじゃねぇ糞ISが!!!」

一夏はセシリアが動けないうちに、ISのシステムに入り込んで設定を引っかく回す。

「ああもうウザイウザイウザイ!!必要最低限以外の全ての機能を全カット!!いらねぇんだよこんな機能!!!」

そう言って更新した設定、それはISに必要最低限のシステム以外の全てをOFFにした設定。そうすると一夏は幾分気分が楽になるのを感じた。

「ふぅ・・・これでマシになった・・・」
「ケッホケッホ・・・よくも私をここまでコケにしてくれましたわね・・・もう許しませんわ・・・」

漸く立ち上がったセシリアだったが、凄まじい勢いで地面に叩き付けれたせいかフラフラとしている。

「覚悟なさ・・・ひっ!!!」

セシリアは情けない怯えた声を上げた、そのまま腰が抜けてしまったのか地面につっふして後ずさりをする。何故か、一夏の背後に、魔王のような捕食者の影を見たからだ。黒き肌、覇王の如き覇気、恐怖を齎す邪悪な表情。自分を一秒でも早く食したいっという顔をした。

「言ったよなセシリア・オルコット・・・。貴様は調理するに値しない屑だと、食材が料理人に逆らうという事がどれだけ無様で無謀な行為か教えてやると」

一夏は一歩一歩セシリアへと近づいていく、セシリアは恐怖の余り身体が凍りついてしまい全く動けない。そして一夏はセシリアの頭を鷲掴みにしてそのまま持ち上げる。セシリアはもがこうとするが一夏の目を見たとたん動かなくなる。

「この一撃で勘弁してやる・・・存分に味わえよ、この一撃を・・・。ブレイズナックル!!!」

力は腕に力を込める、筋肉は膨張して1,5倍もの太さに膨れ上がる。そしてそのまま一夏はその腕を振り被ってセシリアに向かって振りぬいた。そのセシリアに向かう拳は途中で燃え上がり、炎の拳となってセシリアを襲った。

「かっはぁぁぁあああっっっ!!!!!!!!」

セシリアの苦しみに満ちた声が響く、その声を従えてセシリアは吹き飛び炎の帯を作りながらそのままアリーナの壁へと激突してピクリとも動かなくなる。一夏は相手が戦闘不能なのを確認すると、自分のピットへと戻っていった。

「やっぱりISで力が制限されたね、制限されてなかったら彼女もう死んでるよ」
「まあ最初から殺す気は無かったみたいだけどね」 
 

 
後書き
っと言うわけでフルボッコになったセシリアでした。一応言っておきますが、一夏は攻撃の際にISの武器などは一切使用せずに純粋な自分の力のみで攻撃してます。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧