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森羅と創世のエターナル真祖

作者:メア
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京都最終決戦〜江戸時代一時間目〜









シオン










 揺すられて目覚めると、目の前に緑髪の青白い肌をした美少女が裸で俺の上に馬乗りしていた。

「とりあえず、どちら様でしょうか?」

思わず敬語になってしまった。

「……雫なの」

雫?
雫って蛟じゃなかったけ?

「その姿は?」

「人化なの……人間の男はこっちのほうがいいってきいたの」

だれだよそんなの教えたの!
いや、確かにこっちの方が良いけどな。というか、長い蛇のような舌で唇の周りを舐めている。

「それに、私は貴方の使い魔となるの……主人を喜ばせるの当然なの」

「いやいや……ん? 使い魔になるのか?」

「それしか、助かる道も無いなの。それにお礼っていったの」

ならいい……のか?

「ところで……そっちのちっこいのはなんなの?」

ん?
ちっこいの?

「お、おかまいなく……」

ああ、アテナか……紗代は……ぐっすり寝てるな。

「いいこと思いついたなの……お前も参加するなの」

雫はアテナの服も脱がしだした。

「やめぇててぇえぇ!!! たすけてぇぇぇ、しょじょしんのしょじょをうばうなんてダメなんだよっ!!」

「嫌、面白そうだし。ほら、据え膳食わぬわ男の恥って言うしな。後、女神を汚すのも面白い」

「まって……いろいろまずいはず……」

「登場人物は全て18歳以上なの。よってなにも問題ないなの」

きたな、魔法の言葉。

「まして、お前は数百万年以上生きているはずなの」

「なっ!?」

あっというまに脱がされたアテナ!
彼女の未来はどうなる!
まあ、美味しくいただいたのだがな。さすが女神。房中術でいろいろ美味しくいただきました。

「ぅぅ……せきにんとってくださいいいい……」

「はいはい。ちゃんととってやるから」

「そう、同じ使い魔としてなの」

「え! わたしめがみにゃんですよ……そっ、それが……使い魔……」

「うん、でも使い魔契約しちゃったしね。雫と一緒に……諦めろ」

雫は急いだ方が良いし纏めてやったからな。

「……ぅぅ……めがみにゃのに……あんまりでしゅ……」

「気にしたら負けなの」

「げいいんがいうにゃ〜〜」

「ま、これからよろしく」

「はぁ〜い」

「よろしくなの」

さて、これでゆっくりねれ━━━━

「じゃあ、次は私達の相手だな」

「ですね」

「「楽しみだね」」

「え?」

横を振り向くとエヴァと紗代に鵺も……寝れるかな?












 1年後、ようやく京都近郊へとやってこれた。ちなみに色々と頑張った後、アテナと雫を加えてそのまま次の町へと目指したのだが、邪魔者が多すぎだ。鬼にぬりかべ、一旦木綿、天狗などetc。駆逐したり仲間に入れたりしたけどな。ちなみにアテナには別荘内で月匣と同じ結界をつくってもらっている。

「やっと京都だな」

「ですね」

「だな」

「「そして、間に合わなかったみたいです」」

おや、絶賛襲われ中だな。妖怪が空一面にいるな。まあ、取りあえず狩るか。

「さて、とりあえず狩る訳だが……京都ごと消し飛ばしたらまずいよな?」

「あたりまえです」

「なら、空から消した後地上からか?」

「それが無難かな」

俺はエヴァの意見に賛成する。

「空は俺とエヴァでいくから、地上は紗代と鵺、雫でいっといで」

「「了解」」

「はい」

「わかったなの」

さて、どうするかな……紗代達の援護に派手にぶっ放すつもりなんだがな。

「派手に、千の雷と燃える天空でいいんじゃないか?」

「それもそうだな。どうせなら複合技いくか」

「わかった。お前達も準備しておけよ」

「「「はい!」」」

「わかったなの」

「リク・ラク ラ・ラック ライラック 契約に従い(ト・シュンボライオン) 我に従え(ディアーコネートー・モイ) 炎の覇王(ホ・テュラネ・フロゴス)来れ(エピゲネーテートー) 浄化の炎(フロクス・カタルセオース) 燃え盛る大剣(フロギネー・ロンファイア) ほとばしれよ(レウサントーン) ソドムを(ピュール・カイ) 焼きし(テイオン) 火と硫黄(ハ・エペフレゴン・ソドマ) 罪ありし者を(ハマルトートゥス) 死の塵に(エイス・クーン・タナトゥ) 燃える天空(ウーラニア・フロゴーシス)解放固定(エーミッサ・スタグネット)……」

「デオス・デア・サタナス・アポカリプス 契約により我に従え(ト・シュンポライオン・ディアコネートー) 高殿の王(モイ・バシレク・ウーラニオーノーン) 来れ巨神を滅ぼす(エピゲネーテートー・アイタルース) 燃ゆる立つ雷霆(ケラウネ・ホス・ティテーナス・フテイレイン) 全雷精(オムネース・スピリトゥス・フルグラノレース)百重千重と(ヘカトンタキス・カイ) 重なりて(キーリアキス) 走れよ(アストラ) 稲妻(プサトー)!! 千の雷(キーリプル・アストラペー)解放固定(エーミッサ・スタグネット)……」

同時に燃える天空と千の雷を唱え次の段階へと移す。それからエヴァと手を握り、お互いの手を前にだし唱える最強の魔法(嘘)!

「「術式統合! 範囲固定!開放! 断罪の雷炎!!!!」」

空を埋め尽くす敵に、数千℃の千の雷が着弾すると同時に膨れ上がり半径4m内を焼ききる。イメージとしてはテイルズのエクスプロードが複数放たれる感じだな。

「ふはは、すごい威力だな!!」

「一本一本が半径4mだからな……範囲重なってるところはすごい温度になっているだろう。しかも二人分の魔力だ」

「「「「………………」」」」

「ん? どうした?」

「早く行ってこい。こっちはのこった雑魚を殲滅するから」

残ってるかは知らないがな。それにしてもこれは核兵器だな。

“最上級呪文を掛け合わせて、魔力もかなりいれてますからそれぐらいですね……しかし、綺麗な黄昏ですね”

夜なのにな。

「行きます!」

「了解なの」

「「先行します」」

さて、紗代達が行ったけど……おお、生き残りがこっちにむかってきますよ、どうしようかな?

「どうする?」

「こっちも出せばいいんじゃないか?」

「それもそうだな。契約……いいや、暴れたい奴はゲートを開くから勝手に出て暴れて良いぞ。空限定だが」

空中に召喚陣を作り、ここと別荘を繋げる。

「あそぶ〜」

シルフを筆頭に大精霊達や蛟、天狗などの飛べる奴や遠距離攻撃ができるもの達がどんどんでてくる。

「結構集まってるな」

「何体いるんだろうか……しかし、もう百は超えただろうけど。東日本のほとんどの妖怪いるしね」

「確かにな」

「おまえら、死ぬような怪我するなよ。危なくなったら言えよ、助けるから」

返事をして皆は狩りに出かけた。別荘は魔力が満ちてるし成長も早いし強化されてるから平気だろけど。俺とエヴァは畳と傘、茶道具を出してお茶を飲みだす。

「ずず……にしても、これなんて妖怪大決戦?」

「ずず……さあな〜私達も一応妖怪になるんじゃないか?」

「なら、あれは間違ってないか。茶請けもあるぞ」

「いただこう。後は若い者に任せてのんびり茶でも飲んでるか」

「だねぇ〜」

「……わたしもまぜてください……」

「アテナか。いいよどうぞどうぞ」

こうして三人で妖怪大戦争を見ていた。












紗代












 しかし、さっきの魔法は驚きました。空がしばらく夕暮れのように綺麗でした。っと。

「邪魔です、月牙天衝!!」

襲ってくる妖怪を纏めて切り伏せて進むんですが……どんどんきます。

「水弾300なの!!」

「「魔星剣!!」」

雫さんは水の弾丸で駆逐し、鵺ちゃん達は大量のクナイを風を使い操り敵を殺していきます。

「鵺ちゃん先行って陰陽師の人達助けてきて」

「「了解、加速」」

暴風を纏い敵を吹き飛ばしながら突き進んで行っちゃった。

「じゃあ、いきますか……雷龍、掌握、龍兵装・雷神」

雷龍を纏い自身を雷に変換し一撃一撃が雷光剣となる。龍眼を発動し並列処理と情報収集同時に行います。更に電流を使って神経の伝達速度を上げて思考を加速させます。

「でたらめなの……」

「神鳴流奥義、百烈桜華斬!!!」

切ると同時に爆発させて回りの敵を一気に排除します。これを繰り返していけば良いだけです。

「これは、私もやるなの……紗代避けてなの! ダイダルウェイブ!!」

っ!
急いで飛び上がり津波を回避……間に合わないです!

「虚空瞬動・ニ連」

なんとか津波を越えました……これは勝機では? 水は電気を通しやすいですし……龍眼で調べたところ純水じゃないですし・・・・ならば。

「開放、雷神龍!!!」

切り下ろすと同時に巨大な雷龍が現れ津波に突入し、猛威を振るう。

「お〜すごいなの」

「あぶないですよ雫ちゃん。もうちょっとで巻き込まれるところでした……あ、失敗しました」

「どうしたなの?」

「町……壊しちゃいました……」

津波と龍装、雷神龍の衝撃でぼろぼろです。倒壊しまくりです。

「気にしたら負けなの。それに今更なの」

「復興支援はお願いしましょう」

「お金はある所に出させるのが基本なの。それより、みんなきたなの」

「確かにみなさんきてますね」

後の方からたくさんの妖怪が向かってきています。ただ知り合いですけど。

「雫さんはあちらの指揮をお願いします。くれぐれも壊さないように。私は鵺ちゃんを追います」

「了解なの」

「では、いってきます」

「いってらっしゃいなの。こっちはたっぷり暴れるなの」

ちょっと不安だけど大丈夫でしょう。














咲、加奈


















 私達は、陰陽師の結界を探り当てて、そこへ向かう。

「「敵対勢力を確認」」

進行方向……邪魔だね。

うん、邪魔だね。潰そう。

「「そうしよう」」

1mmの糸を複数使って排除する。

「「神鳴流、繰弦曲・魔弾」」

大量の敵に糸を巻きつけてあげる。

「「つづいて、神鳴流、繰弦曲・跳ね虫」」

そして、一気に引き上げながら締めて切断する。

やっぱり糸強いね。細切れだよ。

そうだね。細切れだね。

「進んだ先、突き当たりを右に行ったら敵と陰陽師が三人いる」

加奈は現在未来眼発動中です。

「任務は、陰陽師の保護」

「でもどっちが式紙か妖怪かわからないよ?」

「「なら、両方殺そう。そうしよう!!」」

突き当りを右に曲がり、陰陽師3人と鬼が2匹、髑髏剣士が5匹。

「「いくよ、加速」」

風を纏い速度を更に上げる。

「なっなんだ! また敵か!」

「そんな、これまでなの……?」

「くそっ!!」

「「神鳴流、斬魔剣・ニ連!!」」

瞬動で骸骨剣士に接近して小太刀二刀流斬魔剣で、髑髏剣士4匹を瞬時に消滅させる。

「「神鳴流秘剣、百花繚乱!!!」」

直線状に気を放って、残りの敵を吹っ飛ばした。周りには桜の花びらが舞っている。

「綺麗……」

「「風切り!!」」

吹っ飛ばした敵を空中にあげたまま追撃して殲滅を完了する。やはり鬼は式紙だったみたい。

「な……なんだ貴様らは!」

「こいつら……気をつけろ!! 人間の姿をしているが妖力をもってやがる……半妖か妖怪だっ!!」

「「どうしようか加奈(咲)?」」

彼らは戦闘態勢をとっている。

「殺す?」

「でも、任務は保護」

「なら、生かそう」

「なにをいっているんだ!」

「「?」」

さっき言ったのにね。

「「主の命にてお前達を保護する。拒否は認めない」」

「保護だと……信じられるか!」

「でも、俺達の力じゃ……」

「「そう、貴方達程度じゃ、私達に傷をつけることはできない……む、邪魔」」

加奈が追加で襲ってきた子鬼の眉間にクナイを当て殲滅する。先は空からこちらを狙っている者達にクナイを飛ばして殲滅する。

「わかったわ」

「「おい!」」

「従うしかないじゃない。力づくで押さえ込まれるわよ」

「そうだな」

「くそっ!!」

決まったみたい。

「「なら、陰陽師の本拠地に行くぞ。そら行くぞ」」

「「「わかった」」」

陰陽師の本拠地方面に強い反応があるね……これは楽しみ。








 陰陽師の本拠地に30分後に着いた。その間に陰陽師や剣士など系30名を保護。シルフ様から譲り受けた風を使かったけどそれだけかかった。

「「ここがそうだね。この結界邪魔だね、吹き飛ばそうか。そうしよう」」

螺旋丸で結界もろとも門を吹き飛ばし中に入る。

「なんだ!」

「出会え出会え!!」

「「お〜怪我人いっぱいだ」」

「おのれっ!! 妖怪が神聖な境内に入りおって成敗してくれる!!」

襲い掛かってきたら反撃しよう。そうしよう。殺しても正当防衛になるよね?

「保護したのを連れてきた」

「なっ、なに?」

出て来た陰陽師が慌てている間に30名を引き渡す。これで任務は一応完了。次の任務に移る。

「「これより結界構築及び戦闘準備開始」」

陰陽師どもを無視し、クナイを四方に二重に設置して準備完了。

「「神鳴流、二重・四天結界独鈷錬殻!!」」

四角錐の結界……神鳴流対魔戦術絶待防御を展開完了。

「貴様ら、一帯何をしている!!」

「「下がっていて、もうすぐ来る」」

「何が来るんだ!」

「「土蜘蛛」」

強大な気配の正体は土蜘蛛だった。

「なっ!」

「「来た、結界一部展開」」

「なんでだ!」

結界を空けたところから土蜘蛛だけを中にいれ閉じた。

「なんで、いれたんだぁ?」

3,4mくらいの大きさおっきいね。
でも、馬鹿なのかな?
答えはわかりきってるのにね。

「「貴方をここで狩るために!」」

「カカ、面白いじゃねえか、やってみろ!」

「……もう……終わりだ……」

土蜘蛛の攻撃を避けたら……地面にクレーターができた。

「「威力高いね……逆螺子・ニ連!!」」

刀身に絡めた気の二重螺旋で相手を貫き、内部で螺旋を解き放つ技なんでけど……。

「効かねえな!!!!」

「「化け物……」」

「ありがとうよ!」

「「神鳴流、千斬閃!!!」」

残像を作り大量に切りつける、単純な技。

「痒いぞ!!!」

「「っと……本当にに化け物……なら……」」

「なんだ? やってみろ!!」

「「これならどうだ! 神鳴流、風遁・螺旋手裏剣!!!!」」

周辺に振動と轟音が響き渡り、乱気流を起こして嵐と表現されるくらいの攻撃をおこなう。

「「これで無理なら私達に手出しはできないね」」

煙が晴れ、出てきた土蜘蛛は足の半分が無く、ところどころ煙が出ているし、沢山血も流している。いってしまえばそれだけだった。跡形も無く消すつもりだったのに。

「やるじゃねえか!」

「「さて、私達の手はなくなったね。どうしよっか」」

「なら沈んどけ!!!」

「「くっ……っ!」」

反動で動きが鈍ってた。肋骨などに損傷……戦闘続行不可。後は任せました紗代様。






 
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