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ポケモンの世界にお気に入りのポケモン持って行こう!

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私の嫁ポケはキュウコンとロコン

 
前書き
今回はちょっとゴルザの心情を語ってみます 

 
「ゴルザ・・・大丈夫か?」
『ああ・・・大丈夫だジン・・・。もう体力は回復してるさ・・・ぐぅ・・・」
「無理するなゴルザ!幾らお前でもあのインファントを食らったんだ。酷いダメージが蓄積させているはずだ」

俺は今、キラさんとのバトルを終えて直ぐにゴルザをポケモンセンターへと連れて行った。キラさんとのバトルで授業が終了で助かった。出なければゴルザにもっと負担が掛かっていた筈だ。ゴルザはジョーイさんにしっかり治療して貰ったはずなのだが・・・。

『くっそう・・・。大丈夫だって、ほら・・・もうこんなに動け・・・ぐぁあ!』
「何処が大丈夫なんだよこの馬鹿やろう!フラフラのヨロヨロじゃねぇか!!良いからじっとしてろ!」

くっそ!なんで治療してもらってここまでダメージが残ってるんだ!?どれだけの威力なんだよあのインファイト!ユウヤのガブリアスは今もポケモンセンターだし、ゴルザはセンターにい続けるのを嫌がってたから家で養生する事になったが・・・

「くそう・・・」
『ジン・・・わりぃ・・・情けないぜ・・・』
「気にするなって・・・ん?」

ゴルザ?どうしてわき腹を腕で隠してるんだ?

「ゴルザ、その脇腹見せてみろ」
『え?大丈夫だ・・・ここはガブリアスがぶつかって所で・・・』
「良いから見せろ!!」
『お、っおい!!』

!!!!なんだこれ・・・凄い赤黒くなって熱を持ってる・・・。

「何で黙ってた!?ゴルザ!てめぇこんな傷があったのにどうして強がってた!?」
『そ、それは・・・』
「良いからお前はここでじっとしてろ!!ピカ、カイン!ゴルザを見張っててくれ!」
『うん解ったよ』
『ああ任せろ』
『お、おいジン!!』

くっそ!俺は大切なポケモンの状態さえ満足に把握できないのかよ!!情けなすぎるだろ!!はぁはぁ・・・何処だ・・・何処にいるんだ・・・。

「フーリ!何処にいる!?」
『よ、呼びましたかジン?』

いたぁ!グレイシアのフーリ!

「フーリ、今ゴルザの脇腹に酷い熱を持った傷を見つけたんだ。手を貸してくれ!」
『ゴ、ゴルザさんが!?わ、解りました、案内して下さい!』
「こっちだ!!」

待ってろゴルザ!



『おいゴルザ、お前はジンに心配掛けたい為に痣を隠してたのか?』
『んな訳あるか!!俺はただ、ジンに心配掛けたくなかっただけだ!!それにこんな傷、寝てれば直ぐに治る!!』

ジンは、俺がヒトカゲの頃から大切に育ててくれたトレーナーだ。幾ら相手が悪かろうと俺を信じて戦わせてくれた俺の親友だ・・・。

『はぁ・・・。ゴルザそれ本気で言ってるの?ジンは僕たちがソフトの中にいたときから凄い愛情を注いでくれた事は僕だって知ってるさ。もう異常って言えるほどに。でもさぁ、そんなジンの気持ちが理解出来ているはずなのにゴルザが取ってる行動って何?ジンを心配させたいだけなの?それともジンに構って欲しいの?それとも、ジンに負担でも掛けたいの?』
『そ、そういうつもりじゃねぇ!俺は・・・ジンに・・・』
『おいゴルザ、いい加減にしねぇとその傷にきあいパンチ打ち込むぞ』

はぁ!!?何言ってんだこのトカゲは!?

『おいおい!マジで俺を殺す気かてめぇ!!?』
『寧ろそっちの方が良いかもな。お前の行動は心配を掛けたくないだけの行動かもしれんが、ジンは自分を嘆いてたぞ。自分のポケモンの状態さえ満足に把握出来ない駄目なトレーナーなのかってな』

そ、そんな・・・俺は・・・俺はただ・・・ジンに心配掛けたくなくて・・・あいつに笑顔でいて欲しくて・・・。

『お、俺は・・・俺は・・・』
『いいか、本当の親友って言うのはな。心から相手を信頼してからこそ親友って言えるんだよ。てめぇ行為をジンを信用してねぇでジンに対して嘘を働いたのと同じだ!』
『そうだよゴルザ、君が強いのは知ってるさ。でもさぁ心は身体ほど強くないんだよ?ジンもそう。心は一番強い部分でもあって一番弱い部分なんだよ。もっとよく考えるんだね』

言いたいだけ言って何処か行きやがった・・・。俺は・・・俺は・・・

「ゴルザ!待たせたな!!」

ジン・・・俺は・・・


「フーリ、ここだ、此処を優しく冷やしてやってくれ」
『解りました。ではこごえるかぜを弱くして・・・はぁぁぁぁああ・・・』

よし、ゴルザは少し冷たそうにしてるけどこれでいいんだ・・・。

『・・・ジン・・・』
「何だゴルザ?」

なんか何時ものゴルザと違う・・・。声に覇気も気迫も無い・・・。

『俺は・・・本当に馬鹿な事をした・・・。お前に心配をかけたくなかっただけなのに・・・。余計に心配を掛けちまった。お前のポケモン失格だな・・・』
「おい何を言い出すんだよ。そりゃさっきは怒鳴って悪かったけど、隠し事せず言ってくれれば良かったのにさ。俺はそんなに情けないか?」

まあ確かに情けないかもな・・・。力も無いし知識もまだ浅い、ゴルザ達って言うこころづとい仲間がいなきゃ何も出来ないし

『そんな事は無い!あだだだだだ!!!??』
『ああもうゴルザさん、大人しくしてください。治療出来ません』
『ええい・・・。ジン、俺が負けたとき不安なったか・・・?』
「まあ・・・正直なったよ・・・俺の仲間の中でも主力なお前が手も足も出なかったんだからさ・・・」

あのキラさんのゴウカザルとメタグロスの強さは異常だった。特にあのゴウカザル。あのインファイト、かえんほうしゃ、どの技も俺の想像を遥かに超越した威力だった。でもその攻撃を上手く警戒、技の選択で回避出来た筈だ・・・。あの時、とんでもないかえんほうしゃに焦って相打ちを狙ったブラストバーンを指示したのは俺はミスだ。あの時、上空に退避すれば簡単に避けれた。ガブリアスだって回避可能だったはずだ・・・。

『だったら・・・俺は・・・俺はもう負けねぇ!必ず、またあのゴウカザルとメタグロスとバトルして勝って見せる!!それまで絶対俺は負けねぇ!!これが俺の誓いだ!文句あるかぁぁあ!!ジィィィイイン!!!!』

ゴルザ・・・

「ああ無い!絶対勝とう!!!でも取り合えず今は養生な」
『ああ!って冷たい冷たい冷たい!!フーリもう少し加減してくれ!!』
『煩いです!なんかイライラしたからお仕置きです!!』
『いや理不尽すぎるだろそれ!!?』







「全くジンめ、何時まで外にいる気なんだ・・・」

ジン、それだけゴルザが心配という事なのか?

「いやぁ・・・流石に60%本気のゴルラのインファイトは不味かったですかね?」
「いやキラくん、あれでいいんだ。あれでキラはどれだけ自分より強い物が居たのか理解出来た筈だ」
「そうですかねぇ・・・」

そうだ、ジンよ。男は自分より強い相手が居たと理解出来た時こそ大きく成長出来るんだ・・・。

「あれ?あれってジン君じゃないですか?」
「何?」

・・・ジン・・・。フッ・・・

「そっとしておこう」
「ですね」


ジンは横になっているゴルザに寄りかかりながら眠り、ゴルザはジンが寒くないように尻尾で身体を包むようにしてやり暖めている。その近くではフーリが眠っており、なんとも良い光景が広がっていた。

「ゴルザァ・・・もっと強く・・・なろうぜぇ・・・」
「リザァァァァ・・・(もっともっと強くなる・・・ジンと一緒にぃ・・・)」 
 

 
後書き
次回!スクール内バトルトーナメント開催! 
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