| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ポケモンの世界にお気に入りのポケモン持って行こう!

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

一度で良いから、海でラプラスに乗って旅がしたい

『おいカインてめぇ!いまなんっつったもういっぺん言ってみやがれこのやろうぉ!!』
『ああ何度もいってやるさ、ヒダネトカゲ!!若白髪!!鯰モドキ!!』
『だぁぁあああ!!誰がヒダネだ!!俺は既にヒダネじゃねぇだろうが!!?何時までヒトカゲだった頃の話しを引き摺る気だてめぇは!!』
『ゴルザ、少しは落ち着いて下さい・・・。ですが、私は白髪ではありません!これはクリーム色です!!』
『俺だって鯰じゃねぇ!』
「ブルースって紳士系キャラだったんだ」
『ジン、気にするのってそこなの?」

俺の目の前では、ブルース、ゴルザ、ラージ、カインが取っ組み合いになりながら言い合いをしていた。正直見るに耐えない。だってカインの奴、3体で不利な状況な筈なのに普通に戦ってるんだもん。どれだけキチガイなんだ俺のジュカインは。

「おおいジン、ここにいたのか」

へ?誰倒れを呼ぶのは・・・。後ろか、そう言って振り返ると・・・

「探したぞ、全く私が帰ってきてから触れ合いが無かったから正直寂しかったぞ」

・・・。いやなんでさ、思わず出たこの言葉。うん、目の前にいる人が言うべき言葉だよな?だってさ、目の前に赤い弓兵こと、アーチャーさんがおるんやもん。どういう事?しかも探してた?俺を?すると俺の方にいるピカが

『これの人はこの世界でのお父さんだよ、他にもジンにはお姉さんと妹さん、お兄さんが数名いるよ』

マジですか・・・。っていうか父親がこの人ってやばくね?死亡フラグ的な意味で。っつう事はあれか、母さんは騎士王かうっかりする魔術師さんか。

「嫌ごめん父さん、ちょっとカイン達と話をしてたんだ。え~っと・・・そう、ちょと新しく戦力を思いついたからさ」

ってこんな口から出た出任せでいけるか?明らかに後付け感バリバリ何すけど、こんな嘘しか思いつかなったんだとこんちくしょう~!!

「そうか、まあそれならいいか。私も昔は良く作戦を考えては朝早くにその練習をしてた物だ。私に似たのかなお前も」

通じたよ!?って言うか適当に言った事が父さんと共通してて、なんか嬉しそうだよこの人。まあ誤魔化せたならそれで良い・・・。ふぅ・・・っとそういえば何で探されてたんだ俺?

「それで父さん、なんで俺を探したの?」
「そうだ忘れる所だった。もう朝食の時間だ、母さんからお前を連れてくるように言われたんだ。それでお前はどうせ庭にいるだろうと思って着たら案の定という訳だ」

なるほどなるほど、つまり父さんの尻に敷かれてるって事ですね解ります。まあ考えられるこの人の嫁で考えたら、絶対尻に敷かれるだろうし。

「そっかごめんね手間掛けさせて。それじゃピカ行こっか」
『うん、でもカイン達はあのままで良いの?』
「嫌止めても無駄だろあれ」
『確かに』

俺は父さんの後に続いて家の中へと戻っていった。その最中後ろでは未だに4匹の戦いが続いていたが無視だ無視。うんそうしよう、そんで父さんの後に続いてリビングに向かう俺。そういえば朝食って何だろ?和食だったら嬉しいな~。

「遅くなった、ジンを連れてきたぞ」

・・・。は?嫌々嫌々、待て待て待て待て、なんだこのカオスなリビングは

「もう、遅かったわねジン。少し待ち草臥れちゃったわ」
「そうですよジン、ユカリ母さんの朝食を早く頂きましょう」
「アル、お主何時もそればっかりだな」
「イスカよ、何時もの事だ。そう声に出す必要は無かろう」
「ギル兄さんはもう少し物事に対して関心という物を持った方が良いと思いますが・・・」
「ねぇねぇ!お兄様も来たし早く食べようよ!」
「ああ、ジン席に着こう」
「あ、ああ・・・」

・・・。予想外すぎるでしょうがぁぁぁぁああああああああああああああ!!!!!????どういう事だよ!?なんで父さんの嫁、母さんが紫様なんだよ!?そこはうっかりな赤い魔術師さんじゃないの!?どうなってるんだようちの家族は!?しかも何!?兄貴に征服王とAUOとか恐すぎるんですけど!?絶対逆らえないじゃん!!服従コース決定的かよ!?でも姉様方、これはいいんじゃね?騎士王様に超人化する僧侶、そして、妹は天使のような悪魔のフランちゃんだと!?最高じゃないか姉と妹!!でも・・・。これうちの家系どうなってるんだろうか。

そして食事をしながら色々と会話した結果、解った家族情報。

父さんの名はエミヤ。エリートベテラントレーナーで、カントー、ジョウト、ホウエンのポケモンリーグでベスト4に入るぐらいのトレーナーで、今はイッシュフロンティアブレーンの一人をやっているとか、でもそれは余り知られていないそうだ。主に使うポケモンはテッカニン、ライチュウ、カメックスとの事。

母さんの名はユカリ。現在は専業主婦だが、昔はトップコーディネーターで今でもファンが多いとの事。今の手持ちはアゲハント、スワンナ、ハハコモリとの事。飛行タイプ重複してね?

長男である兄貴はギルというらしい、マジでAUOです本当にry。今年で21のエリートトレーナーで各地のリーグで勝ちまくっているらしい。でも、殆どが準優勝らしい。今の手持ちはエンペルト、ニドキング、キングドラらしい。全部王とか皇帝関連だ。

次男の兄貴はイスカ。うん征服王だな。20らしいが大男だから20とは到底思えない。本当は35辺りだろうと疑いたくなる。手持ちはバッフロン、ギャロップ、ラプラスらしいっす。

次、長女のアル姉。騎士王ですね、なんで王が3人もいるんだようちは。16で今はイッシュに里帰りをしているらしい。現在進行形で旅をしているらしい。手持ちはメガニウム、エアームド、ブーバー、ギャラドスらしい。今回はジョウトを旅している途中で帰ってきたらしい。

次女のヒジリ姉さん、姉さんといってもアル姉とは数時間違いで生まれたらしいので次女になったらしい。主に格闘タイプのポケモンを携帯している。聞いた限りでは、バシャーモ、カポエラー、ルカリオが今の手持ちらしい。姉さんも旅をしている途中らしく、今はシンオウを巡っているらしい。

そして三女のフランは5歳の元気な女の子。ポケモンは持っていないがその笑顔は十分いやしのはどうとして機能すると思う。

っと言った所だ。どうもまだ完全に馴染めない、でも何故か記憶はある。これまで家族と一緒にすごした記憶が。これはなんなんだろうか?まあ気にしても仕方がないが、朝食を食べ終わって部屋に戻ると、机の上に置かれているパソコンを付ける。起動が完了するとテレビ電話が掛かってきた。マイクをパソコンに繋いで、通話ボタンを押した。画面に映ったのは黄色い髪に幼いのに艶のある・・・マジで?

「おっ、カミツレ何のようだい?」
『ジン、取り合えずおはよう。ちょっとね天気も良いし遊ばないかしら?』
「おっ良いね。解った支度して公園で待ってるよ」
『うん待っててね』

そういうとカミツレは通話を切った・・・。おいおい、カミツレっつったらライモンシティのジムリーダーのシャイニングビューティ-じゃないか。それが幼馴染とか・・・。若干頭痛くなってきた・・・・。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧