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ハイスクールD×D【確率変動】

作者:戦人
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2話友達

 
前書き
仕事が忙しくなかなか更新できません
 

 
「ハア…ハア…」

体を鍛えようと誓ってから10ヶ月がたった、三日坊主にもならず毎日欠かさずランニングなどを行っている、しかし鍛えていて思うがこの体はハイスペックだと思うんだ

最初の10日間程度は少し走っただけで息切れしてたのに、1ヶ月もすれば1km走っても息切れしなくなった、それを10ヶ月も続ければ10kmも余裕で走れる様になる

「ハア…ハア…6歳のスペックじゃ無いよね」

いつか人間を辞めるんじゃ無いだろうかと思うこの頃

暫く遠回りをしながら走り目的地の隣町の公園に着き一息ついていると

「あ〜蓮夜くんだ!」

「こんにちはイリナちゃん」

声が聞こえた方に振り向くと、栗色の髪の女の子が僕に向かって走ってきた、彼女の名前は紫藤 イリナ、この世界で初めて出来た友達でいつも笑顔で元気一杯の女の子だ

出会ったのは大体5ヶ月位前で走る距離も伸びて隣町のこの公園に来た時、少し休んでいると女の子が僕に近づいて来て遊ぼうと僕を誘って来た、その女の子がイリナちゃんでその日に友達になった

「こんにちは蓮夜くん、ところで今日は何して遊ぶ?」

挨拶を返して来たが直ぐに遊びの話に切替わる

「う〜ん、鬼ごっことか?」

「え〜、鬼ごっこは昨日やったから別の遊びが良いよ」

どうやらお気に召さなかったらしい、なら女の子が好きそうな遊びをチョイスしよう

「なら、お飯事とか?」

「イヤ‼」

「全力で否定⁉」

「だって、お飯事つまんないよ」

「イリナちゃん女の子だよね?普通女の子だったらお飯事とか喜ぶよ」

「動く方が楽しいもん!」

イリナちゃんはどうやら男の子が好きそうな遊びが良いらしい

「お飯事とか言ってるから蓮夜くんは女の子みたいって言われるんだよ!」

「余計なお世話だよ‼と言うか僕が傷付くから言わないで」

そうなのである、イリナちゃんが言ってる通り僕は他の子達に女の子と間違われる事が多い、今でも女の子と疑わない子も居る、その子の名前は兵藤 一誠と言い今日は来て無いけどイリナちゃんの次に良く遊ぶ子だ

「じゃあ、かくれんぼする?」

僕は女の子発言に納得していないがこのままだとまた心の傷を抉られそうなので、早い所決めてしまおうとかくれんぼを提案した

「うん、かくれんぼに決定!」

「鬼決めよう」

「えールールは?」

かくれんぼに決まったらしく、他の子達が集まってきて楽しそうに鬼などを決めているを僕はニコニコしながら見ていた

(遊ぶ事に夢中になって微笑ましいな)

「じゃあルールの確認ね、1鬼は目と耳を塞いで100数える事」

(ん?目は分かるけど耳?)

「2隠れる場所は1km以内なら何処でも隠れても良し、友達の家も良し」

「え?範囲広くない?友達の家も良しってもう見つけさせる気0だよね?」

「3時間は飽きるまで、見つからなかったら各自現地解散」

「えっ、聞いてる?各自現地解散って皆鬼置いて帰るつもりだよねそれ?最早鬼が泣きながら皆を探す未来しか浮かばない!」

鬼だ!ここに鬼より鬼らしい子供達が居る!

「じゃあ、最初はグー…」

そう言い皆手をグーにして振り上げる、その時の皆の顔は真剣其の物だった、そして想いも一つになった

『鬼にはなりたく無い』と

「ジャンケン!ポイ‼」

…………………………
…………………
…………
……


かくれんぼも終わり今日は解散となった、えっ?かくれんぼの結果?聞かないで下さい思い出したくありません

解散となり僕は今イリナちゃんを家に送っている、かくれんぼをしていて気が付いたらもう夜だった為、さすがに女の子を1人帰すのは不味いと思ったからだ

「今日楽しかったね?」

「うん、楽しかったよ」

「……ねえ、イリナちゃん?1つ聞いて良い?」

「何?」

僕は前から聞きたかった事を聞いてみることにした

「どうしてあの日僕と友達になってくれたの?」

あの日、僕はイリナちゃん達が遊んでいるのを見てるだけだった、初めて来た公園だったから毎日見てた訳でもなく別に近付いた訳でも無い、なのに何故?

「だって蓮夜くん寂しそうな顔してたもん」

「えっ⁉」

その時僕はドキッ‼とした

「僕が寂しそう?」

「うん、友達になりたいのになれないって顔してたよ、今にも泣きそうな顔してた」

友達になりたいのになれない…前の世界で否定され友達も出来ず常に1人ぼっちだった僕、この世界で家族が出来た事で忘れていただけで若しかしたら心の何処かで否定される事をまだ恐れていたのかもしれない、そうだとしたらそれに気付いて友達になってくれたイリナちゃんにお礼を言わないと

「それに…」

「それに?」

「蓮夜くん友達が居なそうな顔してるもん」

「酷いよ‼……でも、まあ、その、友達になってくれてありがとう」

僕が少し恥ずかしそうにお礼を言うとイリナちゃんは微笑んでくれた、僕はそんな優しいイリナちゃんと友達で良かったなと思いながらイリナちゃんの家を目指した

「照れてる蓮夜くんってお姉ちゃんに似てるね、こう言うのを萌えって言うんだよね?」

「イリナちゃん、全て台無しだよ今の台詞で」









 
 

 
後書き
【主人公】双海 蓮夜:プロフィール更新

【幼馴染み】紫藤 イリナ:プロフィール更新 
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