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魔法少女リリカルなのはStrikerS-King Seong clone of another-

作者:炎狼
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プロローグ

 
前書き
まずは聖の六課入りの経緯をいきたいと思いますではどうぞ 

 
「異動命令ぃ!?」

時空管理局本局のクロノ・ハラオウン提督の私室で一人の青年が素っ頓狂な声を上げた。青年の名前は白雲聖(しらくもひじり)若干長めの黒髪と真紅の瞳が特徴の青年だ。

「ああ。そうだ。」

聖の驚いた声とは正反対の冷静な声音でクロノが言った。そしてクロノはこう続けた。

「聖、君に異動してもらうのは機動六課という部隊だ。」

「機動六課?聞いたことないッスね。新部隊ですか?」

「ああ、実は僕の友人の八神はやてがその部隊をつくってな。僕もそれに少しかんでいるんだよ。他は以前君も会ったことがことがあると思うが聖王教会のカリムも一枚かんでいてね。ところではやてについては知っていたかな?」

「ええ。まぁ、本人に会ったことはないッスけど。」

「そうか。でははやてのことは後々本人にでも聞いてくれ。」

「えー・・・。」

「とりあえず、今決まっている六課のデータを送るから見てくれ。」

クロノがそういうと聖の前にモニタが現れデータが表示される。それをしばらく無言で眺めていた聖が口を開いた。

「クロノさん?かなり言いにくいですけどこれ・・・。」

「・・・やはり君もそう思うか。」

クロノも椅子に座りながら苦笑いをしている。

「ずいぶんと突っ込みどころ満載の部隊ですねここ・・・。」

そうなのだこの部隊明らかに突っ込むべきところが多々ある。あげるとすれば本局でも有名な白い悪ryもとい「エース・オブ・エース」の称号を持つ高町なのは一等空尉とクロノ提督の義妹にあたるフェイト・T・ハラオウン執務官そして部隊長である八神はやての存在。他にも守護騎士やらなんやらいっぱいあるがそれはさておき。

「つーかこれでよく査察通りましたね・・・。」

「ああ、そこは隊長たちのランクをリミッターで制限しているからなそれで何とかなった。」

「なーる。」

聖もそれで納得した様子だ。そう機動六課はなのは達のような強力な魔導師の過剰保有(オーバーホールド)の状態であるため、隊長たちにはそれぞれ能力リミッターというものがかかっている。ちなみになのはとフェイトは2ランクダウンではやては4ランクダウンだ。

「そういうことで君もリミッターをかけさせてもらうぞ。いいな聖?」

「はぁ!?」

「当たり前だろう。今の時点でかなりギリギリの状態なんだ君も能力リミッターをかけるのは至極当然なことだ。ちなみに2ランクダウンだ。」

「えー・・・・。今明かされた衝撃の事実に僕びっくりー(棒)」

聖はクロノに初めて明かされた事実に魂が抜けかけている。それもそうだろうリミッターをかけられてしまうということは自分の能力が最大限発揮できないのと同じだ。

「まぁ、安心しろ。必要なときはちゃんとはずしてやるから。」

聖の驚愕とは裏腹にクロノはいたって冷静だった。さすが提督までいくとかなり度量も広くなるようだ。

「はぁ・・・。まぁいいですよ。それで?いつから配属なんですか?」

「ん?ああ、言ってなかったか六課が本格的に動かすのは二週間後だが君が配属されるのは明日の午後三時だ。」

「はや!!そして何より急!!なんでそんなことをもっと早く言ってくれないんですか!?」

さすがの聖もあまりに急なことなので座っていたからソファから思わず立ち上がってしまった。それもそうだ普通ならば3日くらい前に通知がくるものだろう。それなのにこないとはおそらく聖ではなくても驚くだろう。

「いやぁ・・・。最近忙しくてなすっかり忘れていてなすまんすまん。でも今から準備すれば明日の朝十時にはミッドに着くだろう?」

「それは・・・そうですけど。」

確かに今の時刻は午前十時今日の夜の便で行けば明日の朝には着くだろう。今から部屋の私物を整理したりしなければならないが・・・。

「というわけで君は現時刻を持って我が隊から除隊とする。急いで準備を整えておけよ。」

「へーい。・・・ったく誰のせいで急がなきゃならねーと思ってんだが・・・。」

「何か言ったか?」

「いーえ何も。それでは俺はこれで世話になりましたクロノ提督。」

「ああ、ではまたな聖。たまには連絡をしろよ。」

「へいへい。んじゃ」

そういうと聖はクロノの部屋を後にした。


クロノの私室を後にした聖は自分の部屋に急いでいた。聖の部屋は本局の居住区にあるためクロノの私室とは結構離れているのだ。

「はぁ~。まさかリミッターをかけられるとはな。」

歩きながら聖は一人ごちるがそれに答えるものがいた。

「いいではありませんか。修行だと思ってみて楽しめば。」
 
声の主は聖の腕に巻かれたブレスレットからだった。そうこのブレスレットこそ聖の持つインテリジェントデバイス「安綱」だ。

「そうはいうけど安綱よ~。」

「はいはい。弱音をはかない!さっさと自分の部屋にもどって夜の便のための準備をしなさい!」

「わーってるよ。オメーは俺の母さんかよ。」

「ええ。あなたのお母様によろしく頼むと言われておりますので。はいはいちゃっちゃと動く!」

「そう急かすなっての・・・ん?」

ふと聖が歩くのをやめた。その目線の先には二人の女の子がいた一人は青髪の短髪の女の子でもう一人はオレンジ髪をツインテールにした女の子だった。よく見ると二人とも陸士部隊の制服を着ている。友人同士なのだろうかしかし、どうにも様子がおかしく見えた聖は。

「声は遠くて聞こえないけどあの様子からして迷ってんじゃねぇかな?」

「助けてあげるんですか?」

「そりゃまぁ、目の前で困ってる人がいるんだから助けてやらんわけにはいかないだろ?」

「フフ。あなたのそういうところはとてもいいと思いますよ?」

聖は二人の下へと小走りに駆けていった。


近づいていくにつれて2人が言い合っている声が聞き取れるようになった。

「だからスバル!こっちだって言ってんでしょ!」

とオレンジ髪の子がスバルと呼ばれた子に対し声を荒げる。

「え~、だってそっちさっき行かなかった?ティア?」

二人の会話を聞く限りどうやら本当に迷ってしまっているようだった。

「ちょいちょい、そこのお二人さん。」

「「え?」」

聖が声をかけると二人とも振り返ったそして聖の制服が執務官のものだとわかるとあわてて敬礼をした。

「「は、はい!なんでしょうか!?」」

見事にハモった。二人は驚き半分不安半分といった顔をしている。それもそうだろういきなり本局で執務官に話しかけられれば誰でもビビる。それが女の子だったらなおさらだ。

「いや。敬礼は別にいいよ。なんか二人とも迷ってるみたいだったからさ。本局は初めて?」

聖が聞くとスバルと呼ばれた子の方が答えた。

「はい・・・。実は第一訓練場に行きたいんですけどどこにあるのかわからなくて。」

「第一訓練場ならすぐ近くだよ地図貸してみ。」

するとティアと呼ばれた子の方が持っていた地図を聖に渡した。

「えっと今此処だから、ここの角を右に曲がってまっすぐ行ってつきあたりを左に行けばすぐに着くよ。こんなことでいいかな?」

「はい。ありがとうございます。行ってみます。」

「ああ。がんばってな。バイバイお二人さん。」

そういうと聖は踵を返し自分の部屋への道を急いだ。すると後ろから声をかけられた。

「ありがとうございましたー!!」

どうやらスバルのようだしかし聖は振り返らず手を振った。


部屋に戻った聖は急いで部屋を整理し荷物を六課に送った。そして夜。

「さてとこれでこの部屋ともお別れか。」

「感慨深いですか?」

「ん~。どうだろうな。まぁでも俺が本局に入ってから世話んなった部屋だからな多少は寂しいかな。」

「そうですね。それはそうとそろそろ行かないとやばくないですか?」

「へ?」

時計を見ると結構ヤヴァイ時間になっていた。

「おいいいい!!なんでこんな時間になるまでなんもいわねーんだよ安綱ああああ!?」

「ちょっとしたお茶目ですよ。気にしない気にしない♪」

「んなお茶目いらねええええ!!!」

聖は叫びながらミッドチルダ行きのポートに急いだ。


さてはてこんなことで本当にやっていけるのかこれから先ちょっと不安ではあるものの白雲聖の物語始まります。


 
 

 
後書き
さてどうだったでしょうか?・・・セリフが多いですね。
あとプロローグがちょっと長めでしたかね?すいません。
聖の秘密はこれからじわじわと明かしていきます。感想、駄目だし、アドバイスお待ちしております。 
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