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魔法少女リリカルなのは~過去を捨て今を生きる者~

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無印編!
  一人ぼっちは寂しいもんな

 
前書き
最近はあまり言わなかったけど、コメントを切実に募集中です。
コメントが来ると作者のやる気が上がって、くるので、どしどし送ってください。
それではっ
 

 
翌日の教室。
俺たちは美愛のせいでバスに乗ることができずに走って学校に向かい、途中でバスを追い越してなのは立ち寄り先に教室にいた。

「美愛、まだ落ち込んでるのか?」

なぜかまた隣の席になった美愛に話しかける。

「べっつにー。落ち込んでなんかないのですよー」

はあ・・・。
昨日も今日も、美愛はずっとこの調子だった。
まったく、なのはにも困ったものだよ。

がらっ。

そんなことを思っていると、教室のドアが開く。

「おはよう陽龍、美愛」
「おはよー、陽龍くん、美愛ちゃん」
「お、おはよう、陽龍くん、美愛ちゃん・・・」

教室に入ってきたのは、問題のなのはたちだった。

「あ、おはよう。アリサ、すずか、なのは」

びくっ。

なのは、と言ったところで、美愛の肩が揺れる。

「おはよう、アリサ、すずか・・・高町さん・・・!」

めっちゃ拗ねてる・・・。

「おいなのは、昨日から美愛が拗ねてるんだが」
「うぅ・・・やっぱりなの・・・」

はあ・・・。

「今日のお昼休みまでに仲直りしとけよ?」
「了解なの・・・」

美愛side
あのあと担任の奈々ちゃんがきたから、私と高町さん!を含めた五人は席に戻った。
そして今は授業中。

『み、美愛ちゃん・・・?』

なのは・・・じゃなかった。高町さんから念話がきた。

『・・・なにかな、高町さん?ついでに聴いてるであろうフェレットもどきのユーノくん?』
『『う゛・・・』』
『美愛ちゃん、昨日はゴメンなの・・・』
『昨日はごめんなさい・・・』

はあ・・・。

『別にいいんだけどね?たださ?助けてあげた人を夜中の公園に置いてけぼりっていうのはさ?人としてどうかと思うんだ。私は!』

とりあえず気が収まらないから嫌味ったらしく攻める。

『『うぅ・・・』』
『あれは・・・』
『その・・・』
『へぇー?言い訳するんだ?どうぞどうぞ。できるものやらしてみてよ』
『返す言葉もありません・・・』
『誠に申し訳ありませんでした・・・』
『はあぁぁぁぁぁ。もういいよ。そんなことより、き、の、う、の!話をしようか』
『うぅ・・・美愛ちゃんが酷いの・・・』

はぁ?これが酷い?じゃあ夜の公園に置いてかれた私はなんだってんですよ?
おにぃが来てくれなかったら夜遅い時間に小学三年生の女の子が俯きながらわざわざ街灯のなさそうなところを歩くっていうちょっとした事件になっちゃうところだったよ。

『と、とりあえず、なのはの復習も兼ねてジュエルシードの事から話すね。まず、アレは僕の世界の古代遺産、通称ロストロギア。ひとつだけで世界を滅ぼす可能性も秘めている危険なモノなんだ。
そしてソレがこの町にばら撒かれてしまった理由。それは僕の・・・』
『だーかーら、ユーノくんのせいじゃないって、昨日も私、言ったでしょ?』

なのはは茶色いツインテールをピコピコ動かしながら言う。

『でも、ロストロギアを・・・ジュエルシードを発掘したのは僕なんだ。
僕が遺跡でジュエルシードを発掘してしまったから二十一個のジュエルシードはこの世界に散らばってしまった。
責任を取ろうとジュエルシードを集めてるけど、見つけられたのはまだたったの二つだけ・・・』
『あと十九個も・・・』

大変そうだなー。そして明らかにユーノは悪くないだろー。

『二人とも、昨日は巻き込んじゃって、助けてもらって、本当に申し訳なかったけど』

おいてってが抜けてる。

『このあと僕の魔力が戻るまでのあいだ、ホンの少しだけ休ませてほしいだけなんだ。一週間・・・いや、五日もあれば戻るから、それまで・・・』

あ、今度はなのはの髪が天井に向けてビーンっ!と張ってる。おにぃやアリサがビクッってしてる。ついでに奈々ちゃんが顔をイラッ♪ってさせてる。

『戻ったら、どうするの?』
『また一人でジュエルシードを探しに出るよ』
『それはだーめ♪』
『そうだよ、ユーノ。この件はユーノだけが関わってるんじゃない。私となのはも関わってるんだよ?一人で解決しようとしないの』
『ユーノくん、一人ぼっちで助けてくれる人、いないんでしょ?一人ぼっちは寂しいもん。だから・・・』

はっ!一人ぼっちは寂しいもん・・・?違う!ここは一人ぼっちは寂しいもんな、でしょ!
失礼、取り乱した。

『私に・・・私たちに手伝わせてくれないかな?』
『なのは、美愛さん・・・』
『ユーノ、美愛、だよ?』
『美愛・・・ありがとう。それじゃあ手伝ってもらってもいいかな?』
『『いいともー!』』

はっ!ついネタに走ってしまった!?

『そういえば美愛ちゃん、陽龍くんは魔法を使えるの?』
『陽龍くん・・・?』

あ、そういえばユーノはおにぃを知らないんだっけ?

『私の双子のおにーちゃん。あと、おにぃは知らないよ?』

ジュエルシードを発掘したりしたのがユーノだって事を。

『へぇ、美愛ってお兄さんがいたんだ?』
『うん。浅賀陽龍くん。女の子みたいに可愛くて、二年前に私があげた黒いリボンをつけてくれてるんだー♪』
『リボン、あげたの?』
『うん♪』
『・・・そっか』

こっそり仲良くなれそうな雰囲気を感じ取ったユーノだった。
そしてその後もちょっとした他愛もない話を続けたとさ。
 
 

 
後書き
陽「一人ぼっちは寂しいもんな=魔法○女まどか☆マギカ、さ○かが魔女化したときの○子のセリフです」
美「いいともー!=笑ってい○ともでーす!」
陽「今回ネタ多かったな」
美「そだねー。作者の限界が見えてくるねー」
陽「かわいそうだからそこまでにしような?」
美「はーい。あ、お気に入り登録がついに百件を突破したから、ちょっと遅くなるだろうけど、特別編を投稿する予定でーす!」
陽「こんな作者の可愛そうな頭が書いた小説を気に入ってくれる人が百人以上いることにちょっと涙腺が緩む俺」
美「そんな作者の扱いに涙する私。ヨヨヨ」
陽「さて、それでは頑張って作者が特別編を書くからこれで終了!」
美「特別編、期待しててね♪」
 
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