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チャンプマスターズ

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鬼畜ロマンVS科学力 前編

 
前書き
酷い運ゲです。

むしろ清々しいと言って頂けるように頑張ります。

ざっとキャラ説明。

盗浦 峰年 自らやられ役をかってでる暇人。多分作中じゃ分かんないけど、一応男。
節黒 仙翁 神経以外が色々と狂ってる常人。オプションを付ければ、物凄い強運を発揮する。
凌霄 葉蓮 峰年と仙翁の決闘を見てる客人。デュエルの腕は微妙。 

 
 「…それで、勉強はしてきたか?」
 「まぁ、少しは」
 盗浦(ヌスウラ) 峰年(ミネトセ)凌霄(ノウゼン) 葉蓮(ハレン)を見ると、葉蓮はいつも通りの不機嫌そうな表情で頷いた。
 峰年は2日前、葉蓮に対して、明後日に節黒(フシグロ) 仙翁(センノウ) とデュエルマスターズをやるから、ある程度知識を身につけておくようにという旨のことを言っていた。
 「よしっ、ならば、少しマニアックな質問をしても問題ないな?」
 「別に解答の義務が無いなら」
 「では第1問、相手のシールドフォース発動中の『不滅の精霊 パーフェクトギャラクシー』を墓地に送ることが出来るサイキックでないクリーチャーは?」
 「…置換効果で破壊するってことですよね?」
 「ほぉ、どうかな?」
 「キング・アルカディアスは駄目ですね」
 「そうだな。シールドフォースが発動する前に、墓地に送られてしまう」


 不滅の精霊 パーフェクトギャラクシー エンジェル・コマンド 光7 パワー8000

 Wブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする。)
 シールドフォース(このクリーチャーをバトルゾーンに出した時自分のシールドを1枚選ぶ。そのシールドが存在する限り、このクリーチャーは以下の効果を得る。)

 ●このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、バトルゾーンを離れる代わりにバトルゾーンに留まる。


 聖凱亜 キング・アルカディアス 光・闇7 ロスト・クルセイダー/エンジェル・コマンド  パワー9000

 マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
 進化-自分の多色クリーチャー1体の上に置く。
 相手の多色でないクリーチャーがバトルゾーンに出た時、バトルゾーンに出る代わりに墓地に送られる。
 Wブレイカー

 「…分かりません」
 「ヒントがいるかね?」
 「いえ、もう答えで」
 「そうか…、例えば、『神羅 スカル・ムーン』等だな」
 「あぁ、成る程」


 神羅 スカル・ムーン 闇8 ダーク・ロード/ルナティック・エンペラー パワー12000

 究極進化-自分の進化クリーチャー1体の上に置く。
 このクリーチャーが破壊される時、破壊される代わりに他のクリーチャー1体を破壊する。
 Tブレイカー


 「では第2問。2マナでカードをマナゾーンに置くことが出来る呪文を全て挙げよ」
 「マナゾーンに置く枚数、タップアンタップ、不確定確定は問いませんか?」
 「…あ、あぁ、気にしないことにしよう」
 「えーっとじゃあ、取り敢えず…『フェアリー・ライフ』『鼓動する石板』『時空の庭園』、あと、『ピクシー・コクーン』と『メンデルス・ゾーン』位ですかね」
 「…まぁ、そんなもんじゃないか?」
 「…」
 「では第3問。カードの効果で負けることが出来るカードを全て挙げよ」
 「…『無双竜機 ボルバルザーク』、あと、『光姫精霊 ガブリエラ』、位ですか?」
 「おぉ、優秀じゃないか。では第4問、1ターンで自分を負かす方法を述べよ。但し手札を増やしてはいけなくて、マナは2マナ以上存在してはいけない」
 「『ラッキー・ダーツ』で…」
 葉蓮は思案げな顔つきになった。
 「『ラッキー・ダーツ』で『ミラクルとミステリーの扉』発動、『ボルバルザーク・エクス』を出してマナアンタップ。もう1回『ラッキー・ダーツ』で…あぁ、殿堂入りしてましたね」
 「そうだな」
 「…あ、単純だ」
 葉蓮は思いついたようだ。
 「『ラッキー・ダーツ』で超次元呪文を唱えて、『ヴォルグ・サンダー』を出して自分のデッキを墓地に送ればいいですね」


 ラッキー・ダーツ 光1 呪文

 相手は自分のシールドを1枚選ぶ。
 自分はそれを確認し、それが呪文なら自分はコストを支払わずに唱えてよい。


 超次元 リバイヴ・ホール 闇5 呪文

 自分の墓地のクリーチャーを1枚選び、手札に加える。
 以下の2つの効果の内1つを選択する。
 ●コストの合計が5以下になるように、自分の超次元ゾーンからサイキッククリーチャーを好きな数選び、それらをバトルゾーンに出す。
 ●コスト7以下の闇のサイキッククリーチャーを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。


 ヴォルグ・サンダー 闇6 デーモン・コマンド/ハンター サイキッククリーチャー パワー7000

 このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、プレイヤーを1人選ぶ。
 選ばれたプレイヤーは山札の上から、クリーチャーが2枚出るまでカードをめくり、めくったカードを墓地に送る。
 Wブレイカー


 「正解。では最後の問題だ。今日現在プレミアムでない殿堂入りを果たしている2色レインボーカードを、友好色と敵対色で1つずつ挙げよ」
 「…『英知と追撃の宝剣』と、」
 葉蓮はそこで止まった。
 「…分かりません」
 「ヒントがいるかね?」
 「いえ、もう答えで」
 「…正解は『ミラクルとミステリーの扉』だ」
 「…あぁ、自然と水は敵対色でしたね」
 「…さて、ウォーミングアップも終わったところで、始めるとするか」
 峰年が体の向きを仙翁に向けると、仙翁は小型の机を持ってきた。
 「さて、と」
 仙翁は紐が通してある赤紫色の石を取り出した。そしてそれを首にかける。
 これは勝負運の強くなるお守りだそうで、峰年が使用を許可しておいてある。
 峰年と仙翁は互いのデッキを机に置いて、シールドを5枚並べた。
 そして、互いにカードを5枚引く。
 …
 「デュエル、スタンバイ!」
 「「…」」
 沈黙が余韻を引いた。


 「先攻は私から…あ、そうだ、そういえば凌霄には言ってないことがあったな。マナを貯めて終了」
 「言っていないこと?」
 「ドロー。マナを貯めて終了」
 「あぁ、今回のルールだ」
 峰年は先攻2ターン目のドローをした。
 「ルール…」
 「殿堂ゼロデュエルというのは、知っているな?」
 「…はい」
 ややあって葉蓮は頷いた。
 「この戦いにおいては、私と仙翁にそれぞれ殿堂ゼロデュエルを課すことにした」
 「それぞれ…」
 「うむ、そこに気づいてくれると話がしやすいな」
 峰年は首を縦に振った。
 「私には、殿堂ゼロを課す。つまり、殿堂入りによるカードの使用制限を無くす。当然、プレミアム殿堂も4枚入れることが出来る」
 「はぁ、」
 「それで、仙翁にも殿堂ゼロを課す。つまり、殿堂入りカードの使用可能枚数を無くす。つまり、使用禁止ということだ。当然、プレミアム殿堂も0枚だぞ?」
 「あぁ、成る程」
 「あと仙翁は、『ブラザー・リザード』のように複数を前提にしたカード以外はデッキに1枚しか入れられない。…さて、では私のターン、マナを貯めて『霞み妖精ジャスミン』を召喚。自爆してマナ足してターン終了」


 霞み妖精ジャスミン 自然2 スノー・フェアリー パワー1000

 このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、このクリーチャーを破壊してよい。破壊した場合、自分の山札の一番上のカードをマナゾーンに置く。


 「僕のターン、ドロー。マナを貯めて呪文『フェアリー・ギフト』。そして、それによってコストが1になった『狩猟のガイア・エッグ』を召喚。ターン終了」


 フェアリー・ギフト 自然1 呪文

 このターン中に、自分が召喚する次のクリーチャーのコストは3下がる。


 狩猟のガイア・エッグ 自然3 エッグ/ハンター パワー1000

 このクリーチャーは攻撃することが出来ない。
 自分のターンの始め、自分の山札の一番上のカードを墓地に送る。そのカードがハンターだった場合、このカードを破壊してそのクリーチャーをバトルゾーンに出す。


 「私のターン、ドロー。…どうやら、1手遅かったようだな。『青銅の鎧』を召喚。マナ+1でターン終了」


 青銅の鎧 自然3 ビースト・フォーク パワー1000

 このクリーチャーをバトルゾーンに出した時自分の山札の一番上のカードをマナゾーンに置く。


 「僕のターン。ガイア・エッグの効果でデッキの一番上を墓地に。ハンターの『蒼の潮流 スーパー・スペル・グレートブルー』だから、ガイア・エッグを破壊してバトルゾーンに。スーパー・スペル・グレートブルーの効果、デッキの一番上を見る。…呪文『インビンシブル・テクノロジー』だから発動」


 蒼の潮流 スーパー・スペル・グレートブルー 水8 ポセイディア・ドラゴン/ハンター パワー9000

 このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、またはこのクリーチャーで攻撃する時、自分の山札の一番上のカードを見る。そのカードが呪文だった場合、コストを支払わずに唱えてよい。
 Wブレイカー


 インビンシブル・テクノロジー 水13 呪文

 自分の山札から呪文を好きな数選び、相手に見せてから手札に加える。その後、自分の山札からクリーチャーを好きな数選び、相手に見せてから手札に加える。


 「見たということにして合計枚数だけ教えてくれ、これから初めて見る手品のネタばらしは好きではないのでね」
 「分かった。じゃあ、17枚手札に加えるね」
 これで仙翁の手札は、19枚になった。 
 

 
後書き
さて、後半書くか。

筋道は立っております大丈夫です。 
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