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天才少年と電脳少女

作者:ザクロ
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新たな時代へ・・・・・

「そして今日、慎次は僕らを生き返らせた。慎次にはもう、すごいとしか言いようがない。そして僕のした許されざる行動が許されるなんて思ってもいない。だから、僕が死んだときに発動させたプログラムを解除する」
「それは、どんなプログラムだ?」
俺は龍次に聞いた
「世界を、一瞬で凍らせる、氷河期プログラム・・・・」
龍次はそう答えた
「それなら、俺も手伝おう。そのプロジェクト、そう簡単に解除できるものじゃないんだろう?」
俺は久しぶりに体を動かせる、そう思った。これは簡単なことじゃない。でも、俺と龍次の力が合わされば、不可能ではない、と思っている
「私もやるわ!」
すると奈菜は手を挙げた。その行動に、俺も龍次も驚いた
「危険だぞ?」
龍次はそういって奈菜を止めようとした。しかし、奈菜は止まらなかった。しかも
「俺もやる」
「私も」
「僕も」
6人全員が奈菜と一緒に、そのプログラムを解除しようと立ち上がった
「俺たちの場合は、一度死んで生き返った身だ。電脳世界だけでなく現実世界にまで生き返らせてくれた二人に恩返しをしなければならない」
ダブルフィンガーとほか3人はそういってうなづいた
「私たちの場合、失った時間は戻っては来ないが・・・・生き返らせてくれた慎次に恩返しがしたくて・・・・」
そういって、扇子で顔を仰ぎながら、いろは、いや、彩華はそういった
「まぁ、また遊べるってのはいいよな、hahahahahahaha!」
ヘキサゴン、いや夢人はずっとへらへらして緊張感がない
「じゃあ、みんなで行くぞ、プログラム解除!」
「「「「「「「「おーーーーーっ!!!!」」」」」」」」
俺の声に合わせ、みんなが声をそろえ、一致団結した
新たなステージへ、俺たちは足を踏み入れた  
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